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3章:総大将の帰還

どうして、こうなるのかな

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屋敷の門の前。
「なぁ、カラス。 幹部会はしないっていったよな」って俺の愚痴。
玄関まで続く道には、幹部たちが集結してる。
「総大将の帰還をしらせた書状をだしたところ、挨拶に集まった次第です」ってカラス。
「書状とかだすなよ」って俺の突っ込み。

門の中に、足をふみこめば。
「「「おかえりなさいませ」」」って一斉に頭さげてるし。
「ただいま」っていっておく。

そして、屋敷の広間。
ずらっと並ぶ幹部と幹部がつれてきた者たち。 知っている者、知らない者だ。
「総大将、みな帰還をおまちしておりました」って、大幹部でお目付け役のだるま。
「それなんだけど、カラスにもいってあるんだが、復帰するかどうか決めてなんだよね」って俺。
「はぁー、何を言ってるんですか! 戻ってくるってみな信じて、まっていたんです」って海。 あいかららずのイケオジ。
「ほら、200年も寝てたわけで、昨日戻ってきたばかりだから、なんていうかね」
「それが、なんだっていうんですか」って海。 頷く、大幹部たち。
「ちょっと休みがほしいって感じ」
「「はぁあああああ」」って大幹部たち。
駄目かな。
「休みがほしいってどういう事ですの?」って久美。 なんか、ユキ、ヤユリ、ユイが荷物かかえてる。
「久美、何その荷物?」って俺。
「陸様の私服用に洋服を買いにいってきたんですの。」って久美。
「それは、どうも」って俺。
「それで、帰ってきたと思えば、皆さまおそろいで、陸様はわけのわからない事をおしゃっているではないですか。」って久美。
「ほら、久美いれば、表も裏も、大丈夫なのかなぁ~って、だったらさ、ちょっと休んでもいいのかな」って俺。
「休んで、どうするのですか!」って久美。
「ちょっと一人旅に」って俺。
「「「はぁああああ」」」って久美と大幹部。
「そんなに驚く事でもないだろ。」って俺。
「あのですね、ようやく帰ってきたとおもったら、一人旅にでたいとは何をおしゃっておられる!」ってだるま。
「三代目、久美さんの苦労も考えたらどうですか!」ってヤユリ。
「あのな、明日から出かかるとかじゃないんだし」って俺。
「いつからいこうとお考えでしたの?」って久美に突っこまれた。
「明後日ぐらいから?」って俺。 まじ、明日からいこうとした。
「どのくらい?」って久美。
「2年くらい?」って俺。

そしたら、大幹部たちに幹部、久美、ヤユリ、ユキ、ユイに囲まれた。
もの凄い剣幕。
「駄目?」って聞いてみる俺。
「「「「駄目にきまってる(でしょ)」」」って一斉にいわれた。

「わかった、わかった。」ってとりあえず、言っておこう。
「本当ですの?」って久美。
「うん」って言っておいた。

まじ、ここまで反対されるとは思ってもみなかった。
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