上 下
256 / 405
2章:俺の双子たちの話

花火みたかったけど

しおりを挟む
Side:陸

「やっぱり、きたな」って俺は、本家でソロモン王の72柱の1人の高位悪魔と軍勢と戦ってる。
「花火あきらめて正解だったかもな」って俺は愚痴をいいながら、悪魔の軍勢を討伐中。

「我は、サブノック。 お前を捕縛にきた」っていってるよ。
「だれが、つかまるかよ」っていいながら、討伐してる。
今日は小間妖怪以外はみんな学園にいかせた。 小間妖怪たちは今震えて屋根裏にでも隠れてる頃だ。 悪いな。

「ほう、これがお前のいってた、悪魔か」ってジジイの声。
「ジジイ、本家にいたのかよ!」って俺だ。 
「陸、あなどるなよ。 お前の行動など儂にはみえみえじゃ、儂もたまには加勢するかのう」って、ジジイが小太刀をぬいた。

「珍しな、ジジイ」って俺だ。
「儂をだれだと思っておる」ってジジイの妖力が膨れ上がって、若かれしジジイの姿になった。
「ジジイ?」って俺だ。 まじ、驚いた。
「雑魚など、儂にまかせとけ!」ってジジイが小太刀で軍勢の悪魔に切りかかれば赤い炎で瞬く間に灰になっていく。 これほどの援軍はいないかってぐらいだ。
「ジジイ、いつでも現役にもどれるな!」って俺は叫びながら、サブノックだかなのる高位悪魔と対峙する。

「小癪な!」ってサブノック。
「甘いわ!」って俺は、やつの攻撃を認識ずらしてかわして、妖力ねりあげて奴の胴体をきりさき蒼い炎でもやした。
「まだまだくるぞ」って捨て台詞をはいて、サブノックは灰になって崩れていった。

ジジイのほうも終わったみたいだ。
「はぁはぁ、どうじゃ、儂もまだまだやるだろ」って、肩で息してるジジイだ。
「おい、ジジイ、大丈夫かよ」って俺も肩でいきしつつ、ジジイを支えた。 もう元に戻ってる。
「だ、大丈夫じゃ。 ちょっと、張り切りすぎただけじゃ」ってジジイ。
「儂は寝る」っていって、フラフラの足取りで部屋へいくジジイ。

「ベリアル、もういいぞ」って俺。
「了解」っていって結界を解除だ。
「まさか、ぬらちゃんまで戦うなんてね。 いいもの見せてもらったよ」っていって消えたベリアルだ。

「陸、だいじょうぶ?」って小間妖怪の一匹が飛んできた。
「ああ、大丈夫だ。 今夜の事は秘密だぞ」って俺。
「「「「うん、秘密、秘密」」」って騒いでる小間妖怪たち。 

疲れたけど、小間妖怪たちと戯れながら、酒のみつつ、キセルに火をつけて一服する俺。
「秘密にするからお酒」って小間妖怪たち。
「しょうがないな」っていいながら、酒をわければ群がってくるよ。

花火みれなかったけど、小間妖怪たちと本家の奴らがもどってくるまでちょっとした宴会。
その後、烈の優勝を祝って、朝まで宴会になったけどな。
ジジイは翌日には元気に、無銭飲食してた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?

みずがめ
恋愛
目が覚めたら読んだことのあるエロ漫画の最低寝取り野郎になっていた。 なんでよりによってこんな悪役に転生してしまったんだ。最初はそう落ち込んだが、よく考えれば若いチートボディを手に入れて学生時代をやり直せる。 身体の持ち主が悪人なら意識を乗っ取ったことに心を痛める必要はない。俺がヒロインを寝取りさえしなければ、主人公は精神崩壊することなくハッピーエンドを迎えるだろう。 一時の快楽に身を委ねて他人の人生を狂わせるだなんて、そんな責任を負いたくはない。ここが現実である以上、NTRする気にはなれなかった。メインヒロインとは適切な距離を保っていこう。俺自身がお天道様の下で青春を送るために、そう固く決意した。 ……なのになぜ、俺はヒロインに誘惑されているんだ? ※他サイトでも掲載しています。 ※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

勝負に勝ったので委員長におっぱいを見せてもらった

矢木羽研
青春
優等生の委員長と「勝ったほうが言うことを聞く」という賭けをしたので、「おっぱい見せて」と頼んでみたら……青春寸止めストーリー。

[完結済み]男女比1対99の貞操観念が逆転した世界での日常が狂いまくっている件

森 拓也
キャラ文芸
俺、緒方 悟(おがた さとる)は意識を取り戻したら男女比1対99の貞操観念が逆転した世界にいた。そこでは男が稀少であり、何よりも尊重されていて、俺も例外ではなかった。 学校の中も、男子生徒が数人しかいないからまるで雰囲気が違う。廊下を歩いてても、女子たちの声だけが聞こえてくる。まるで別の世界みたいに。 そんな中でも俺の周りには優しいな女子たちがたくさんいる。特に、幼馴染の美羽はずっと俺のことを気にかけてくれているみたいで……

性奴隷を飼ったのに

お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。 異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。 異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。 自分の領地では奴隷は禁止していた。 奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。 そして1人の奴隷少女と出会った。 彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。 彼女は幼いエルフだった。 それに魔力が使えないように処理されていた。 そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。 でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。 俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。 孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。 エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。 ※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。 ※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。

処理中です...