高校生の身体を乗っ取った事になった俺の話だけど、結局は俺の話

2章：俺の双子たちの話

学園祭の前だったらしい

俺達は、いつも通り、誰も来ない屋上で弁当をたべて、空き時間はタバコすいながら花札を興じている。

「やっぱりここにいるんだな」ってオヤジの声。
「オヤジ！」って俺。
「「総大将！！」」って剛と海斗。
「父さん！」て水無。

なぜ学園にオヤジがいる。
「なぜここに？」って俺だ。

「仕事だ仕事。　ベリアルの奴に呼び出されてな。　というか、毎年学園祭の外部の出店って、うちなんだよ。　毎年な、ベリアルがいろいろリクエストしてくるからよ、俺が相手してんだ」ってオヤジ。

「そう言えば、もうそんな時期ですね」って海斗。
そう言えば、クラスでも出店なにするのとか言ってたかも。

「そういう事だ」ってオヤジタバコに火をつけて一服してる。
「懐かしいな、よく星とここで花札やってた」ってオヤジだ。

「そう言えば、星叔父さんに前会った時にいってました。」って海斗。
「そうそう、昼休みはたいていここにいて、ユキの弁当の解凍まちしつつ、花札やってたよ。　
星のやつ弱くて、たいてい俺が勝ってたけどな。　じゃぁ、俺いくな」ってオヤジ。

嵐のようにきて嵐のようにさっていったよ。

学園祭か、俺達のクラスってなに出店するんだろ。