高校生の身体を乗っ取った事になった俺の話だけど、結局は俺の話

八木恵

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2章:俺の双子たちの話

水無の友達作り②

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Side:水無
烈と過ごす時間って思って四葉学園にきた私。 烈、剛、海斗といるのは楽しいし。
 放課後の鍛錬はいいとして、夕食後のヤエさんの講義は大変。
烈ってば、子供の時から、こんなに勉強させられてたなんて。 それでも、私は、怪良組じゃないから組のことは学んでないんだけどね。

話はそれたわ。学園のクラスで私の前後に座ている女子は呪力持ちなのよ。
前後は、塾っていうのに通っていて、仲がいいみたい。
ここにきて、烈、剛、海斗と一緒にいるから、誰とつきあってるのかとか聞かれる。
親戚だっていってるのに、ちょっとうざい。
GW中に京都に帰ってる時、翠ちゃんの家にいったら、何時ものように、にこにこほんわかな翠ちゃん。
癒されるわ。
ちょっと、東京にもどってきて、翠ちゃんが恋しくなって、烈、剛、海斗にいったら、根岸さんが候補にあがった。 翠ちゃんみたいだといいな。
海斗が紹介してくれるって。
「根岸さん」って海斗。
「あ、鳳来様。 どうしたんですか?」って根岸さん。
「西尾さんが、根岸さんと話してみたいっていってね」って海斗。
「え! 私なんかとですか?」って根岸さん
あ、この反応、翠ちゃんと話した時と同じ。
「うん。 あんまり女子とはなす機会なくて、それに私の前後で仲いいみたいで。。」ってやっぱり、最初に人間と話すとき困る。
「あはは、私も二宮さんちょっと」っていう根岸さん。
「根岸さんの下の名前ってなんていうの?」
「美樹です。 趣味は読書で、地味ですよね。」っていう美樹ちゃん。
翠ちゃんも趣味読書だよ。
「全然地味じゃないよ。 私の京都にいる友達も趣味が読書だよ。」
「読書っていい趣味だよね。 自身の知識をひろげられるし」って海斗
「私の読んでるのって、なんていうか恋愛小説とかが多くて」って俯く美樹ちゃん。
海斗、余計な事を。
「恋愛小説でもいいじゃない。 京都にいる友達の翠ちゃんっていうんだけど、翠ちゃんも読んでいて、たまに君恋をかしてもらってる」
「え! わたしも読んでます」って美樹ちゃん。
そのあと、美樹ちゃんと恋愛小説の話でもりあがった。 うん、友達になれたかも。
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