高校生の身体を乗っ取った事になった俺の話だけど、結局は俺の話

八木恵

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2章:俺の双子たちの話

中学卒業後、京都へ

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卒業式とかイベントの後は、だいたい本家の宴会があって、その後に京都へ行くのだけど、今回は卒業式の日にオヤジと向かう事になった。
いつもは、走っていくけど、今回は、高速舟を使う。
オヤジに聞いたけど、理由は教えてくれなかった。

「久しぶりの高速舟の景色はいいな」って俺、キセルに火をつけて一服。
「そういや、京都の道中はひさしぶりだな」ってオヤジも一服してる。

「あ、きた」っていって、俺は妖魔刀を鞘からぬいて、高速舟に襲ってくる悪魔を祓う。

高速舟は攻撃力はないから、こうやって乗っている間は、おきて見張りしておかなきゃいけない。 子供の時はオヤジがしてたみたいだけど、俺も成人してるし、見張りは俺の役目。

オヤジは、PCを開いて仕事してる。
俺の反応が遅いと、指摘されるけどな。

◇◇◇
高速舟が京都の上空へ到着。
そこから、飛び降りて、俺とオヤジはホテルのロビーからはいる。
高速舟がいない間どうしてるかって、それは、オヤジが結界はって待機してる。
移動中も、結界はっていれいいじゃないかって思うかもしれないが、オヤジの妖術の結界は停止してないと無理らしい。
結界をはれるだけでも珍しい能力だ。

そして、いつものように最上階にあるスイートルームに到着。
扉をノックすれば、水無の蹴りでのあいさつだ。 防御する俺。
「卒業おめでとう」って水無。
「水無は、昨日だっけ?」って俺。
まだ、攻防は続いている。
「そう、でも、ほらほとんどが高等部に進学するから、形式的な感じよ」って水無。
「だよな、小中高って一貫教育だもんな。」って俺。
「そういうそっちはどうだったのよ?」って水無
「意外とあさっり別れたかんじかな。 泣いてたのって少ないし、なぜかユキは号泣してたけどな」って俺。
「へぇ~、まぁ、今スマホで連絡するのからかもね」って水無
「そういう事か。 でも、俺、あいつらの連絡先とかしらないけど、まぁいいか」って俺。
「烈らしいね」って水無に言われた。

「おい、お前ら、その辺にしとけ」ってオヤジの声。
「「はーい」」って俺達がいって、攻防は終わり。

ダイニングにいけば、今回もフルコースだ。 シャンパンで始まって、ワインを飲む俺達にオヤジと母さん。
卒業のお祝いだって。
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