216 / 405
2章:俺の双子たちの話
中学卒業しました
しおりを挟む
無事、っていうか、試験ゼロ点でも、俺は四葉学園に行く事がきまっていて、やはり合格発表の時も一応、中学の行事としてみにいったら合格していた。
入学の手続きとかそういのはすべてカラスがやってくれるから、任せてある。
卒業式までの間は、授業らしき授業もなく学校事態は日々平穏。
ユキは、四葉学園を受けたけど落ちたらしい。
ちょっと宥めるのが大変だった。
卒業式までの間、俺のしてたことは、オヤジの昼と夜の仕事の補助だ。
時間あったから、カラスの講義もあり、結構昼と夜の仕事をおぼえてきたと思う。
今日が卒業式。
オヤジもきてる。 今日もスーツだ。 今、校門の所でまってる。
「野呂瀬、まじ名門私立にいくんだな」って沢井。
「なんか、受かっちゃったし、オヤジも学費は問題ないっていうからな」って俺。
「ほんと、野呂瀬君のお父さんって、結局なにしてるの?」って佐藤さん
「そうそう、もう卒業するんだから、教えてよ」って長井さん
「それは、そのだな。 普通の会社員だって」って俺。
「野呂瀬君、もう一緒に通学できないなんて」ってマジ泣きしてるユキ。
君、本家にいるよね。
「氷室さんって、また引っ越すんだよね」って時任さん。
そういや、ユキは高校いかないからそういう設定になたんだよな。
「はい、なので、皆さんとも今日でお別れです」ってまだ泣いてるよ。
「結局、みんなバラバラの高校だもんな。 小学生のときからずっと同じクラスってのが奇跡だったな。」って沢井。
俺もそう思う。
「おい、烈、そろそろ」ってオヤジだ。 この後、京都へ出発予定だ。
「俺、もう行かないと」
「あ! 私もです」ってユキ。
「だな。 じゃぁ、皆元気で!」って沢井。
「ああ」っていって別れた俺。
◇◇◇
Side:時任里奈
今日は中学の卒業式だった。 小学校からの友人の野呂瀬君は、今、お父さんと一緒に帰っていってしまった。
「里奈、よかったの?」って佐藤さん。
「うん、だって、何度かラブレターもだしたし、バレンタインのチョコもあげたけど、何の返事もないままだったもん。
きっと友人としか思われてなかったんだよ。
うん、長い初恋も今日で終わり」って私。
私は、ずっと野呂瀬君の事が好きだったけど、それに気づいたのは、お互いに名字読みにした時。 クラスでからかわれたのが原因で、私から提案したの。
「あの時のまま、名前でよびあってたら違ったかな」ってボソっていう私。
「ごめん、あれからかったの私だよね。」って佐藤さん。
「私もだ」って長井さん。
「ううん、もういいの。 さっきもいったみたいに、長い初恋終わり。
高校いって、すてきな人見つけるわ」って自分自身にいいきかせた。
「里奈、かわいいからすぐみつかるよ」って佐藤さん。
何度か、男子生徒に告白されたけど、全部断ったな。
「そうだよ」って長井さん。
「「高校ちがっても、ずっと友達だから」」って佐藤さんに長井さん
「うん、もちろん。 連絡とりあおうね」っていって皆で抱き合った。
「里奈、行くわよ!」ってお母さん。
直接告白できなかったけど、それでも、ラブレターで伝えてだめだったんだもん。
諦めなきゃ。
そういう気持ちで校門のくぐった。
◇◇◇
Side:ユキ
三代目の時もそうでしたが、若の時も、中学生になると、人間は色づきます。
そんな、人間から三代目、若をお守りするのが私護衛の役目です。
たくさんくるラブレターの回収に、バレンタインのチョコなど、三代目、若が気づかないうちに回収しました。
ラブレターは内容を確認して燃料に。
チョコはすべて、小間妖怪たちと食べました。
高校でも阻止せねばと思ったのに、私の学力では、三代目や若が選んだ高校に受かる事ができませんでした。
若の高校の護衛、いえ側近が誰になるかわかりませんが、女性が近づかない事を祈るばかりです。
それよりも、三代目の妾の座を狙ってるのに、まったく気づいてもらえないのが歯がゆいです。
「ユキ、まだ高校に落ちたの悔やんでるのか?」って三代目です。 今日は若の卒業式なので、スーツきていてかっこいいです。 ますます惚れます。
「いえ、もういいです。 いつものように本家で勤めます」って私です。
「そっか。 本家の事頼むな。」
「はい♪」
最近忙しい三代目。 こうやって三代目に話かけられるだけで元気になります。
入学の手続きとかそういのはすべてカラスがやってくれるから、任せてある。
卒業式までの間は、授業らしき授業もなく学校事態は日々平穏。
ユキは、四葉学園を受けたけど落ちたらしい。
ちょっと宥めるのが大変だった。
卒業式までの間、俺のしてたことは、オヤジの昼と夜の仕事の補助だ。
時間あったから、カラスの講義もあり、結構昼と夜の仕事をおぼえてきたと思う。
今日が卒業式。
オヤジもきてる。 今日もスーツだ。 今、校門の所でまってる。
「野呂瀬、まじ名門私立にいくんだな」って沢井。
「なんか、受かっちゃったし、オヤジも学費は問題ないっていうからな」って俺。
「ほんと、野呂瀬君のお父さんって、結局なにしてるの?」って佐藤さん
「そうそう、もう卒業するんだから、教えてよ」って長井さん
「それは、そのだな。 普通の会社員だって」って俺。
「野呂瀬君、もう一緒に通学できないなんて」ってマジ泣きしてるユキ。
君、本家にいるよね。
「氷室さんって、また引っ越すんだよね」って時任さん。
そういや、ユキは高校いかないからそういう設定になたんだよな。
「はい、なので、皆さんとも今日でお別れです」ってまだ泣いてるよ。
「結局、みんなバラバラの高校だもんな。 小学生のときからずっと同じクラスってのが奇跡だったな。」って沢井。
俺もそう思う。
「おい、烈、そろそろ」ってオヤジだ。 この後、京都へ出発予定だ。
「俺、もう行かないと」
「あ! 私もです」ってユキ。
「だな。 じゃぁ、皆元気で!」って沢井。
「ああ」っていって別れた俺。
◇◇◇
Side:時任里奈
今日は中学の卒業式だった。 小学校からの友人の野呂瀬君は、今、お父さんと一緒に帰っていってしまった。
「里奈、よかったの?」って佐藤さん。
「うん、だって、何度かラブレターもだしたし、バレンタインのチョコもあげたけど、何の返事もないままだったもん。
きっと友人としか思われてなかったんだよ。
うん、長い初恋も今日で終わり」って私。
私は、ずっと野呂瀬君の事が好きだったけど、それに気づいたのは、お互いに名字読みにした時。 クラスでからかわれたのが原因で、私から提案したの。
「あの時のまま、名前でよびあってたら違ったかな」ってボソっていう私。
「ごめん、あれからかったの私だよね。」って佐藤さん。
「私もだ」って長井さん。
「ううん、もういいの。 さっきもいったみたいに、長い初恋終わり。
高校いって、すてきな人見つけるわ」って自分自身にいいきかせた。
「里奈、かわいいからすぐみつかるよ」って佐藤さん。
何度か、男子生徒に告白されたけど、全部断ったな。
「そうだよ」って長井さん。
「「高校ちがっても、ずっと友達だから」」って佐藤さんに長井さん
「うん、もちろん。 連絡とりあおうね」っていって皆で抱き合った。
「里奈、行くわよ!」ってお母さん。
直接告白できなかったけど、それでも、ラブレターで伝えてだめだったんだもん。
諦めなきゃ。
そういう気持ちで校門のくぐった。
◇◇◇
Side:ユキ
三代目の時もそうでしたが、若の時も、中学生になると、人間は色づきます。
そんな、人間から三代目、若をお守りするのが私護衛の役目です。
たくさんくるラブレターの回収に、バレンタインのチョコなど、三代目、若が気づかないうちに回収しました。
ラブレターは内容を確認して燃料に。
チョコはすべて、小間妖怪たちと食べました。
高校でも阻止せねばと思ったのに、私の学力では、三代目や若が選んだ高校に受かる事ができませんでした。
若の高校の護衛、いえ側近が誰になるかわかりませんが、女性が近づかない事を祈るばかりです。
それよりも、三代目の妾の座を狙ってるのに、まったく気づいてもらえないのが歯がゆいです。
「ユキ、まだ高校に落ちたの悔やんでるのか?」って三代目です。 今日は若の卒業式なので、スーツきていてかっこいいです。 ますます惚れます。
「いえ、もういいです。 いつものように本家で勤めます」って私です。
「そっか。 本家の事頼むな。」
「はい♪」
最近忙しい三代目。 こうやって三代目に話かけられるだけで元気になります。
0
お気に入りに追加
44
あなたにおすすめの小説
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
女を肉便器にするのに飽きた男、若返って生意気な女達を落とす悦びを求める【R18】
m t
ファンタジー
どんなに良い女でも肉便器にするとオナホと変わらない。
その真実に気付いた俺は若返って、生意気な女達を食い散らす事にする
[完結済み]男女比1対99の貞操観念が逆転した世界での日常が狂いまくっている件
森 拓也
キャラ文芸
俺、緒方 悟(おがた さとる)は意識を取り戻したら男女比1対99の貞操観念が逆転した世界にいた。そこでは男が稀少であり、何よりも尊重されていて、俺も例外ではなかった。
学校の中も、男子生徒が数人しかいないからまるで雰囲気が違う。廊下を歩いてても、女子たちの声だけが聞こえてくる。まるで別の世界みたいに。
そんな中でも俺の周りには優しいな女子たちがたくさんいる。特に、幼馴染の美羽はずっと俺のことを気にかけてくれているみたいで……
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
名前を書くとお漏らしさせることが出来るノートを拾ったのでイジメてくる女子に復讐します。ついでにアイドルとかも漏らさせてやりたい放題します
カルラ アンジェリ
ファンタジー
平凡な高校生暁 大地は陰キャな性格も手伝って女子からイジメられていた。
そんな毎日に鬱憤が溜まっていたが相手が女子では暴力でやり返すことも出来ず苦しんでいた大地はある日一冊のノートを拾う。
それはお漏らしノートという物でこれに名前を書くと対象を自在にお漏らしさせることが出来るというのだ。
これを使い主人公はいじめっ子女子たちに復讐を開始する。
更にそれがきっかけで元からあったお漏らしフェチの素養は高まりアイドルも漏らさせていきやりたい放題することに。
ネット上ではこの怪事件が何らかの超常現象の力と話題になりそれを失禁王から略してシンと呼び一部から奉られることになる。
しかしその変態行為を許さない美少女名探偵が現れシンの正体を暴くことを誓い……
これはそんな一人の変態男と美少女名探偵の頭脳戦とお漏らしを楽しむ物語。
御庭番のくノ一ちゃん ~華のお江戸で花より団子~
裏耕記
歴史・時代
御庭番衆には有能なくノ一がいた。
彼女は気ままに江戸を探索。
なぜか甘味巡りをすると事件に巡り合う?
将軍を狙った陰謀を防ぎ、夫婦喧嘩を仲裁する。
忍術の無駄遣いで興味を満たすうちに事件が解決してしまう。
いつの間にやら江戸の闇を暴く捕物帳?が開幕する。
※※
将軍となった徳川吉宗と共に江戸へと出てきた御庭番衆の宮地家。
その長女 日向は女の子ながらに忍びの技術を修めていた。
日向は家事をそっちのけで江戸の街を探索する日々。
面白そうなことを見つけると本来の目的であるお団子屋さん巡りすら忘れて事件に首を突っ込んでしまう。
天真爛漫な彼女が首を突っ込むことで、事件はより複雑に?
周囲が思わず手を貸してしまいたくなる愛嬌を武器に事件を解決?
次第に吉宗の失脚を狙う陰謀に巻き込まれていく日向。
くノ一ちゃんは、恩人の吉宗を守る事が出来るのでしょうか。
そんなお話です。
一つ目のエピソード「風邪と豆腐」は12話で完結します。27,000字くらいです。
エピソードが終わるとネタバレ含む登場人物紹介を挟む予定です。
ミステリー成分は薄めにしております。
作品は、第9回歴史・時代小説大賞の参加作です。
投票やお気に入り追加をして頂けますと幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる