高校生の身体を乗っ取った事になった俺の話だけど、結局は俺の話

1章：高校生の身体を乗っ取った事になった俺は高校に通う事になった

ハクヤとハクリ

Side：ハクヤ
境内に火の手があがり、雪崩もおきてる。
このままでは村ごと雪崩に飲み込まれる。
僕は、本性である白蛇になって、雪崩の道筋を変えるべく、山腹で横たわっている。　なんとかこれで、村はのみこまれずに済む。

境内のほうは、陸君と育君の子分たちが消火してくれるみたいだ。
大惨事にならないといいんだけど。

「やっと、みつけましたよ」って、姿は人間なのに羽があって空を飛んでいて軍服きている奴らが10人ほどいる。

「この地に永遠に生きる生命体がいると聞いて、おびきだすのにちょっと荒い事をしましたけどね」ってそいつがいう。

「フォカロル、早くこいつを仕留めるぞ」と別の奴だ。
「クロセル、そんなの無用だ」ってフォカロルとかってやつだ。

3人が女性を拘束してる。　あれは、あれは
「おい、この女がどうなってもいいっていうなら、暴れればいいが、違うなら大人しくつかまれ」ってクロセルだ。
「白蛇様、私のことはよいですから、お逃げください」ってハクリだ。
ハクリとの付き合いは長い、君を見捨てるなんてできないよ。
この大白蛇の姿だと話す事ができない。
僕は、その場で人化した。

「人型にもなれるとはな」ってクロセルだ。
「僕には戦う力はないよ。　大人しくするから彼女を離してくれ！」って嘆願した。
「ほれ、この女には用がないからな」って言って、彼女を剣でさした。
「話が違うじゃないか！」って空中で崩れおちる彼女を救うべく走る僕。
「お前は、俺達とくるんだよ」っていって囲まれてしまった。

ハクリが、ハクリが地面に落下する。　あの傷だ、もたない。