高校生の身体を乗っ取った事になった俺の話だけど、結局は俺の話

八木恵

文字の大きさ
上 下
103 / 405
1章:高校生の身体を乗っ取った事になった俺は高校に通う事になった

京都支部にて②

しおりを挟む
卓巳が自分が誘拐されてなんとかしたとか言ってる。
そこは自分でなんとかした感だすんだなって心の中で突っ込んでいおく俺。
「驚きが隠せないのですが、誰に拉致されたんでしょうか?」
「四条家の分家だよ。」って卓巳。
「四ノ原上一級エクソシストが、昨晩から行方不明ですが、関係あるのでしょうか?」って袈裟のおっさん。
「はぁ~、彼女、四条家の分家でしょ。 お察しの通り、彼女もゾルディストの幹部だったよ」って卓巳だ。
「エクソシストの中にスパイがいるという事ですか!」って驚きを隠せないようだ。
「四条家、そして分家はすべて排除したほうがよいのでは?」とかとか別の人たちが騒ぎだした。
「四条だからといって、ゾルディストの仲間とはかぎらないんだよ。 でも、エクソシストの中に紛れ込んでいるのは確かだよ。 東京のほうは、四条香織を尋問した結果、今は紛れこんでいないっていうのはわかってるんだけど、京都、そして本部であるバチカンにだっている可能性があるんだよ。」ってベリアル。
「どう、見分ければいいのか」って落胆してるよ。

それだけは俺もわからない。
うん、ちょっとまてよ、あいつら悪魔を憑依させてるから、いや面倒だな。
「おい、孫、見分けかたについてわかってるんだろ」って小声で聞いてきた卓巳。
「妖魔刀できりゃ一発でわかるけど、お前さ同じ刀うてないのかよ?」って俺。
「無理にきまってるだろ」って卓巳
『おひさー』って、平安装束きた霊体が現れたよ。 って、忠満だ。
俺の使ってる妖魔刀をうった張本人。
「おい、忠満、出てくる場所を考えろよ。」って俺。
『ねぇねぇ、久しぶり。 元気にしてた?』って俺にかまうな。
「みての通りだろ」って俺。
『だね。 妖魔刀の作り方でしょ。 鍛冶関連の技術をもった陰陽師がいれば作れるよ』って忠満。
へぇ~、そんな奴いるのか?
「忠満、今の分家でそれを得意とする奴いないだろ」って卓巳。
『一人いるじゃん』って忠満。
「あー、辰巳か」て俺ボソッと言った。
「はぁ~、先代が鍛冶やってたのか!」って卓巳。 ちょっと声でかい。
『いやね、実はね、数十年前の京妖怪との争いの時に、ぬらりひょんの孫がね、妖魔刀、ぽきっておっちゃったんだよね。
 それを修復したのが、先代の辰巳だよ。 
とは言え、一からうったわけじゃないし、鋼玉がねぇ、なかなか今入手できないんだよね』って軽く俺の黒歴史をいうなよな。

「鋼玉の入手が難しいってどういう事だ、忠満」って卓巳。
『恐山に行って、刀の墓場から、妖魔刀にあう刀を見つけて鋼にするんだよね』っていって俺をみるな。
「どういう意味だ?」って卓巳
「妖魔刀の使い手がいくと、刀が引き寄せられるわけだな。 これ不思議現象で、その中からこれっていうのを引き当てるわけだ。 けど、何万って数の刀が襲ってくるからよけるの大変なんだな。」って俺。
『そういう事』って忠満。
軽くいうけど、俺やったときまじそこら中傷だらけになったっていうの。
二度といきたくない。

『あれ、そういえばさ、小刀もあったよね』って忠満。
「あるな。 あれも妖魔刀だったけ」って俺。
俺の婆さんの護身用にもっていたやつだ。 あれ、どこにあったっけ。
「あ! ジジイがもってる」って俺思い出したよ。
『それが、誰でも抜ければ解決だね。 久しぶりに話せてよかったよ』って言って忠満のやつ消えた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

日本列島、時震により転移す!

黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

俺が死んでから始まる物語

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。 だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。 余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。 そこからこの話は始まる。 セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕

帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす

黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。 4年前に書いたものをリライトして載せてみます。

鍵の王~才能を奪うスキルを持って生まれた僕は才能を与える王族の王子だったので、裏から国を支配しようと思います~

真心糸
ファンタジー
【あらすじ】  ジュナリュシア・キーブレスは、キーブレス王国の第十七王子として生を受けた。  キーブレス王国は、スキル至上主義を掲げており、高ランクのスキルを持つ者が権力を持ち、低ランクの者はゴミのように虐げられる国だった。そして、ジュナの一族であるキーブレス王家は、魔法などのスキルを他人に授与することができる特殊能力者の一族で、ジュナも同様の能力が発現することが期待された。  しかし、スキル鑑定式の日、ジュナが鑑定士に言い渡された能力は《スキル無し》。これと同じ日に第五王女ピアーチェスに言い渡された能力は《Eランクのギフトキー》。  つまり、スキル至上主義のキーブレス王国では、死刑宣告にも等しい鑑定結果であった。他の王子たちは、Cランク以上のギフトキーを所持していることもあり、ジュナとピアーチェスはひどい差別を受けることになる。  お互いに近い境遇ということもあり、身を寄せ合うようになる2人。すぐに仲良くなった2人だったが、ある日、別の兄弟から命を狙われる事件が起き、窮地に立たされたジュナは、隠された能力《他人からスキルを奪う能力》が覚醒する。  この事件をきっかけに、ジュナは考えを改めた。この国で自分と姉が生きていくには、クズな王族たちからスキルを奪って裏から国を支配するしかない、と。  これは、スキル至上主義の王国で、自分たちが生き延びるために闇組織を結成し、裏から王国を支配していく物語。 【他サイトでの掲載状況】 本作は、カクヨム様、小説家になろう様、ノベルアップ+様でも掲載しています。

~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる

僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。 スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。 だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。 それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。 色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。 しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。 ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。 一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。 土曜日以外は毎日投稿してます。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!

仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。 しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。 そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。 一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった! これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

処理中です...