高校生の身体を乗っ取った事になった俺の話だけど、結局は俺の話

八木恵

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1章:高校生の身体を乗っ取った事になった俺は高校に通う事になった

学園祭

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そうこうしているうちに学園祭が開催だ。

「外部もはいってるのに、なんで今年も焼きそばとたこ焼きなんだよ!」って俺は愚痴りながら、焼きそば作ってる。

「しょうがないだろ、アーサーが去年完売だったから今年もって張り切ってたんだよ」って藤堂。 
藤堂は、たこ焼き作ってる。 今回は去年のようにならないように、星が事前に指導したみたいだ。 
センスの問題で、作れるのは数名だけどな。

「それで、またアーサーは剣術大会かよ!」って俺。
あいつは、言うだけいって出店を手伝わない。

「陸、その通りです。」って星も焼きそば作ってる。
「陸様!」って聞いたことある声だよ。
「ユキ、どうした?」って俺。
「忘れたんですか? 外部の出店の取り仕切りは私の管轄ですよ」って小声でいうユキ。 そう言えばそうだった。
「ユキさん、お久しぶりです」って六条さん
「あーあの時の。 お久しぶりです」ってユキ。
「焼きそば2つください」ってユキだよ。 外部の出店でやきそばあるだろ。って心の中で突っ込んでおいた。
「ほほほ、儂もやきそば4つじゃ」って今度も聞いた事ある声。
「辰巳じゃねぇーかよ。 去年は卓巳で今年は辰巳かよ」って突っ込んでやった。
「ほほほ、そうじゃ。 今年は一条学園の学園祭と重なてな、講演会をどっちがやるかでじゃんけんしたんじゃ。  
 今年で最後じゃろ、孫の料理食べれるのなんてな」って辰巳のやつが言ってきた。
そりゃ、滅多に、ほとんど作らんけどな、それでもな。
「先代当主様!」って西園寺さんだよ。
「ほほほ、周りが騒ぐので静かにな」って辰巳。
「はい」っていてるよ。
しょうがないから、器にいれて、ユキの分と辰巳の分を用意してやった。

「支払いはあっちな」って指すと、境さんが会計してる。

「野呂瀬君って、先代当主と何を会話してたの?」って西園寺さん。
去年もにた会話したような気がする。
「たいした事は話してないよ」って俺。
「それよりも、美女とも仲良く話してたわよね。 久美さんいて二股?」って西園寺さん。
星が苦笑してるし。
「ユキさんは、俺の親戚で、陸の親戚でもあるんだよ。 九州から遊びにきてるんだ」って星。
「へぇ~、なんか親戚多いわね」って言われてしまった。
傘下の奴らをみんな親戚っていってたら、これ大変な事になるななんて考えながら、せせことタバコくわえて、焼きそば作ってる。

その後は、疲労困憊になった藤堂に代わってたこ焼きづくり。
去年の完売をみこしたのか材料多め。 結局、夜まで作り続けたわ。
外部いれたのにおかしすぎる。
たこ焼き作りだせば、ユキ、出店の奴らとか、ベリアルに辰巳も買いにきたし。 なんだんだぁ~。

「まじ、今回は作り続けて疲れた」って俺、屋上でタバコふかして酒のんでいる。
「そりゃ、総大将が、料理作るなんてめったにないですからね。 これ見逃しに、みんな買いにきますって」って星だ。
「まじ、そういう事かよ」って今更気づく俺だよ。
「ユキ姉さんたちはまだ出店してますよ」って星。
「そう言えば、花火の間も出店はやるんだったな。 外部は」って俺。

そしたら、打ち上げ花火があがった。
「今年は何もなく、花火が見れるな」って俺、酒のみつつ、花火鑑賞を楽しんでる。
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