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1章:高校生の身体を乗っ取った事になった俺は高校に通う事になった

だからなんでこうなる

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俺と星は、陸井一家との話し合いの翌日、学園の理事長室にいる。
ベリアルに呼ばれたのもあるし、俺も用事があったからだ。

「という事で、良哉の事は解決したから、俺はもう学園に通わなくていいよな」って俺、タバコに火をつけて一服。
「あはは、陸君、約束は約束だよ。 塾には通わなくていいとは言ったけど、学園には通ってもらうよ」ってベリアル。
「良哉としては、もう通えないだろ」って俺。
「ええ、だから、野呂瀬陸としてだよ」ってベリアル。
「えーと、どういう設定にするんだよ!」って突っ込んでやった。
「記憶が戻って、病院のほうで、人違いをしていて実は、野呂瀬陸だったと。 
 そして、鳳来グループの遠縁の親戚とも判明。 だから、星君と気があったっていう設定ではどうかな?」ってベリアルだよ。

「もうさ、記憶喪失設定って、なんでもかんでもありだよな」って俺。
「あはは、だね。」って言ってるベリアル。

「それで、俺がいなきゃいけない理由は、例の対抗組織だろ?」
「さすが陸君、理解が早くて助かるよ。」ってベリアル。
「今回、かなりの幹部たちを捕まえる事ができたんだけどね、ルシファーにサタンなんてものを復活させられたら困るんだよね。」ってベリアル。
「普段なら、悪魔の事は、悪魔かエクソシストだけでやれよって思うけどな、サタンだけは勘弁だな」って俺。
「ルシファーが、サタンが耐えられる身体を用意できるかどうかだけどね。」ってベリアル。
「あー、だから、あの時、悪魔が妖怪に摂り付く事ができるかって聞いてきたわけか?」って俺。
「そういう事だよ。」ってベリアル。
「あー、可能性があるのって、俺か」って俺の愚痴。
「総大将、どういう事で?」って星。
「俺、半妖だし、特異体質だから、可能性がゼロじゃない。 
 だから、ベリアルが俺が人間にのりうつった時に、急いで元の身体に戻したわけだ」って、なんかベリアルの手のひらで踊らされた感がでてきた。
「あの時は、まさかそこまでは考えてなかったけど、可能性の問題だよ。 だから初代も急いだんだよね。」ってベリアル。
「ルシファーって奴に目を付けられない事だけ祈っておくわ」て俺。
「僕もそう思ってるよ」ってちょっと真面目な顔してるベリアル。

こうして、結局、俺は学生生活をするはめになったわけだ。
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