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1章:高校生の身体を乗っ取った事になった俺は高校に通う事になった

冬休み開けのエクソシスト試験 後編

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ほうほう、そういう事ですか。 彼らの目的はサタンの復活ね。
「フェネクス、こいつが言っていたナベリウスか?」って軍服の男。
「ああ、だがなかなか説得に応じない。」って四条家の女。
いや、あんた、興奮していて特に説得とかしてないだろ。
「おい!」ってそいつがいうと、意識がないのか星を抱えた、おなじ軍服姿、いやさっきまで星の同行者の四条家の分家の奴がきた。
「こいつはお前の親友だよな?」ってその男。
「そうだが? それで?」って俺。
「こいつを殺されたくなかったら、俺達の言う事を聞け!」って男。
「それは困るな。 って、とりあえず、その前に、俺に何をした?」って俺。
「なに、簡単な事だよ。呪力を上げるには、禁忌となっている薬を飲むか、あとは、悪魔を憑依させるんだよ。 
 君は、いい実験体でね、私のエリクサーで適合しないと、まぁ、生きるゾンビになってしまうんだが、君の場合はそれに耐えて、悪魔の適合率がなんと80%だったんだよ。 
 何も知らない君は、呪力が増えると信じて、あの日ここにきて儀式を受けた。 
 悪魔を召喚した時に、ナベリウスの軍団まで召喚してしまったんだよ、私の叔父がね。 
そのため、混乱したんだが、突如儀式途中で軍団は全滅したんだよ。」って四条家の女が語ってくれてるよ。

「ナベリウスを宿したはずの君は重症。 叔父は、召喚の跳ね返りで死亡。 
 それを隠すために、私が、君を自殺未遂にみせかけて、学園の寮の庭につれていったんだ。」
ほうほう、そういう事ですか。
すべて辻妻があったよ。

「さぁ、もういいだろ、記憶喪失であったとしても、君の人格はナベリウスになっているんだから。 
 さぁ、いこうじゃないかルシファー様の元へ」って四条家の女。
「黙ってついてくるなら、この親友は殺さないでいてやる」って男。

「俺さ、もう全てがわかってすっきりしたわ」ってついつい言ってしまった。
「それで、ルシファーって奴は今どこにいるんだ?」って俺。
「様をつけろ様を、北欧の拠点だ。」って男。
北欧って、無理じゃん。

「星、狸寝入りはもういいぞ」って言ってやった。
「総大将、了解です。」っておきて、軍服の男をさくっとのしたよ。

「貴様! なぜ、眠らせたはずなのに起きてる!」って男。
「塾生しといてよかったです。 眠りの演唱に気づかなきゃ、俺、狸寝入りできなかったですから」って苦笑している星。
そりゃそうだ。 演唱いわれても、俺たちのような高位妖怪には効かないしな。
「力づくでもつれていく! ケガさせてもいいわよ!」って四条家の女。

ぞろぞろって10名ぐらいいたやつらが襲ってきた。
「さてっと、やりますかね」って俺。
「はい、総大将」って星。

って事で、俺は肩にかけてた妖魔刀を抜いて、ざくっとそいつらのしてっていうか斬っていった。
「その蒼い炎は」って四条家の女。 すでに斬った後だけどな。

刀を鞘に納めた俺。
「ベリアル、聞いてたんだろ? 半分は生き残ったがどうする?」って俺。
四条家の女も含めて5人は死ななかった。
つまり、人間の部分が残っていたってわけだな。 意識はないけど。
他は灰になった。

「便利な刀だよね。 それ」ってベリアルの第一声。
「まぁーな」って、タバコに火をつけて一服。
「この方たちは尋問にかけるんだけど、またギアス付きか」ってベリアル。
「解除してやろうか?」って俺。
「できるの? 僕の能力でも無理なのに」って言ってる。
刀抜いて、炎だして、奴らの首元に刻まれた模様を切ってやった。 そしたら模様が消えた。
「ほらな。 星じゃないけどよ、塾生している時に仕組を習ってな、それでこれなら直接刀が触れれば解除できるんじゃねぇーかなって思ってな。 まぁ、サービスだ」って俺。

「陸君が珍しいね。」ってベリアルに言われたよ。
「お前に、頼み事があんだよ」って俺。
「それもまた珍しいね。」ってベリアル。
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