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6章:悪役子息の俺のその後

新天地、ヤマト国へ

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帝国から空の旅して同日。
俺達は、フカク領のイズミ街にある屋敷についた。 俺は何度もきたが、デニスとジョンは初めてだ。

ヌトで着地して、小さくなったヌトは俺の肩の上にのってる。
「ヤマト国の屋敷って、全然帝国と違いますね」ってデニスがきょろきょろしながら言っている。
「ああ、しかも土足禁止だ。」
「へー、こりゃ厨房もちがいそうだな」ってジョン。
「土間になってるが、まぁそこは変わんないぞ」

屋敷から、着物きたクロイドさんが出てきた。 黒髪の綺麗な女性も一緒だ。
「ハロイド君、さすがヌトだと到着はやいね。」
「クロイドさん、ユミさん、お久しぶり。 こっちがデニスで、料理人のジョン。」って紹介した。
「ユミですわ。 さぁ、上がって」って言われて、俺達は靴脱いで屋敷にあがった。

前に来た時は、魔神とリンクがあったから、その時魔神が言っていたが純和風様式の作りだそうだ。
畳には座布団で、あぐらかきながら座った。 デニスとジョンも俺を真似した。
「それにしても、広い屋敷ですね。 ヤマト国の民はみんなこんな屋敷にすむのですか?」ってデニス。
「ハロイド、言ってないのか?」ってクロイドだ。
「ああ、驚かそうと思ってな。」って言っておく。
「ハロイド様、どういう意味で?」
「クロイドさん、ユミさんと結婚してイズミ・クロイドで小大名かつイズミ流刀術の師範になったんだ」っていう。
「えーと?」
「そうだな、伯爵位で、刀術をおしえる教官になったって感じかな。 弟子は今500人くらいいる。 
 道場とかの関係で、この屋敷は広いけど、普通の平民は長屋っていってね土間とふた部屋ある繋がった平家にすんでるよ。」というクロイド。
「そうなんですね。 なんか、いろいろ文化違いますが、これからお世話になります。」というデニス。
「ああ、クロイドさん、俺もよろしくお願いします。」っていうジョン。

「生活に慣れるまではね。 なんせ、いろいろ違うし。 ハロイド君は順応早かったけどね。」って言われた。

あの時は、魔神がいて、魔神ノアールが人間だった時、別世界で同じ様式で生活した事があった。 
それで、着物もきれるようになったし、箸も使えるようになった。 習字も習った。 
ノアール、まじ優秀だ。 話し言葉は同じでも文字が違う。 これもノアールのおかげだ。

「なんか、こっちのほうが楽だったしな。 階級制度あっても、帝国とかに比べて厳しくないしな。」ってそう貴族と平民が近い。 というより、能力が全てだ。 ジョンみたいな料理人も重宝されるし、デニスの能力だって重宝される。

「だね。 ジョンだって、どっかで料理屋してもいいし、デニスも商家で帳簿管理とかで自立することも可能だ。 もちろん、ハロイド君についてくのも可能だ。」っていうクロイド。

「俺は、ハロイド様についてくつもりだけど、そのさっきの慣れるまでっていうのは?」ってジョン。

「ハロイド君、それも話ししてないのですか?」ってクロイドさんの隣りに座る、ユミさん。

「うん、ちゃっちゃと帝国から出て来たしな」っていう。
「「ハロイド様??」」
「ついこの前、結婚した」
「「はぁあああああ、 誰と!!!」」っていうデニスとジョン。

そこまで驚くのかよ! 俺、一応、既婚者なんだな。
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