【不遇転生：3】悪役子息と魔神　～いい加減、ループから脱出したい～

八木恵

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5章：死亡フラグ回避

開戦前

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俺たちは今、イロヒ平原に集まる部隊と合流した。
もちろん合流する前に、頭領たちに鎧と兜をつけさせている。

俺は、親父のいるテントに到着の報告しに向かった。

「ハロイド、よく来た」って親父。
「フロイドが捕虜になってるの」っていう母親だ。

これも６回目のスチルだ。　フロイドが裏切っているのを信じてない。
デニスも報告したがダメだったと言ってた。　親バカだよな。

「ハロイド、オーランド家としては騎馬で最前線になる。」
うんそれも知ってる。
「だが、アサト王国は20万、こちらは倍だ。　きっと直ぐに決着がつく。」
うん、この会話も何度めだろうか。　まったく同じ言葉だ。
「父上、もしものため私兵には家族がいます。　彼らが戦死した場合の家族への弔慰金そして特別な補助金を出していただけないでしょうか？」
っていうと、
「ふむ、金額にもよるが出来る範囲でだ。」っていう親父。
「はい、その旨私兵には伝えてあります。　こちらの書類に署名を」
っといったら、500人連れてきてると思ってる親父は内容を深くよまずサインした。

これで全て整った。

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