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3章:帝都編

談話室にて

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食事後、俺は部屋に戻ろうとしたら、クロイドに談話室に呼ばれた。
断ろうとしたけど、親父に話すようにって言われた。 半ば、強制的だな。

「実はね、ここに来たのは、ハロイド君と話しをしてほしいって叔母から頼まれたんだ。」っていうクロイド。
「こういう時って、まぁ酒のみながらがいいよね。」ってエールをくれた。 闇収納か。
「え!ちょっとは驚いてよ!」って言われた。 
あ、そうか学園行く前じゃ、闇収納とか属性で事前に習ってないとしらないか。
「驚いた。」っていっておく。 やや棒読みだったかな。

「あはは、まぁそういう事にしておくよ。」っていいながら飲み始める。 俺も飲んでるけど。
「さっきの食事では言わなかったけど、僕が冒険者になったのは実は18歳。 理由は勘当されたからだ。」って苦笑いしてる。
「僕さ、ハロイド君とおんなじで小柄だったんだ。 
 今は、180cmあるけど、君の歳ぐらいの時は、ちょっぴっどだけ高いくらいかな。 
 属性は、火、水、闇だけど、槍は中の下だ。 槍の系図だから、結局いくら魔法が上達しても、槍がダメで家として恥ずかしいって言われてね、勘当。 一応、支度金もらって、そのお金でヤマト国にいった。」
「なんで、ヤマト国に?」
「ヤマト国は、刀術を学びにね。 この大陸じゃ、系図でみな武器が決まってるし、剣術、槍術、弓、斧、ほか短剣とかナイフとか幅広く教えているの冒険者育成学校ぐらいだ。 それも年齢制限で18歳まで。 
 なんで、他の武器を学べるとしたらヤマト国しかないってね。 
 ヤマト国は、昔は内乱があったけど、今は統一されていて刀術も様式が変わって活人剣が主流。 
 刀は、剣とは形が違うけど、それでも、ここの剣術とは似ている。 何がいいたいかっていうと、槍に固執する事はないって言いたかったんだ。」

この人に、前までのループで会ってれば良かったかもな。
≪だな。 でもヤマト国、気になるな。 俺の武器、刀だから≫
(言ってたな。1対多を得意とする剣術だって。 俺も似た訓練させてもらってるが。)
≪スタンビードや戦争を考えりゃ、どうしても1対多だしな≫
(そりゃそうだ。)

「あはは、クロイドさんに、もっと早く会ってれば良かったかも。 でも俺、自分の道は決めたんで平気だ。」
「それはどう言う意味?」

この人なら信用できるか。
≪ああ、いい魂の色してるな≫
そっか。 クロイドさんなら話してもいいかもな。
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