75 / 88
5章:学園都市編
弟子たち 最終学年の日々①
しおりを挟む
リオンとレイモンドにとっては最終学年の始業日だ。
といってもクラスは同じでスケジュールも後期と同じ時間割りで内容の難易度が上がっていくだけだった。
その日は午前中で終わり、時間割りをシュン達に見せながら当面の訓練内容を考えていく。
基本、日曜は隔週で島とダンジョン攻略となり、変更点は水曜の放課後だ。
シュンと模擬戦としていたが、シュンと一緒に討伐依頼をこなすことになったのである。
シュンが武器を持って戦うのを見た事もない2人、それによって実践の中でシュンの戦略を学ばせる意図もあった。
カールの調査により、魔物達がやや活発化してきているというのもあったためでもある。
依頼は、学園長がドニ用意させ、リオンとレイモンドが放課後ギルドに受注しに行く手はずにしてある。
そしてこの日、リオンとレイモンドは、初めてシュンとの討伐だ。
依頼内容はワイバーン700である。 準備をして中庭にいくとシュンは黒の戦闘服に黒ローブでフードを被っている。 タバコを吹かしながら、シュンが「準備はいいな、んじゃぁいくぞ」といった瞬間に転移する。
目の前には、ワイバーンの群だ。
「おめら、ボサッとしねー。 左300はおめらがやれ、右は俺がやる。 血ぃあびんぞ。 行け!」という掛け声とおもに、右へいくシュンは既に双剣が握られている。
我に返ったガキ共も各々の武器や魔術でワイバーンを殺していく。
1時間後、討伐が終わったガキ共が俺のほうを見ると、とっくに終わっている。
タバコを吹かし、エールを飲んでいるのだ。 そんなガキ共が俺の方に向かってくる。
「戦いながら武器の選定はまぁ悪くねぇーな。 が、まだちっと視野が狭いな。
リオン、雷のコントロールがまだ甘いぞ。 常に周りを見ろ。 索敵をはり続けろ。
レイ、お前は身長はあるが力がねぇ。正面から戦うのを避けろ。
それに、レイお前もだ、周り、敵、仲間の位置を常に把握しろ。」
「「はい」」といい、レイモンドが「師匠は、いつの間に終わったんすか」と言われ、俺がレイモンドの頭をはたきながら「周りが把握できるようになりゃわかる」といっておく。
「リオン、お前らが殺った分は浄化しろ。 」
俺は、山となった400死骸を白炎で浄化した。
リオンはシュンと自分達の違いをみて気付く、自分たちはのほうは、広範囲にわたって死骸があり、纏まっていないのである。 リオンは風で死骸を集めてから浄化した。
浄化が終わったあと、
「師匠、さっきのが白炎っすか?」ってリオン。
「ああ、そうだが。」って俺。
「初めてみたっす! かっこいいっすね」とちょっと目を輝かしているリオン。 レイモンドも同じだ。
「そういやそうだな。 白炎は、特殊魔法で俺しか使えねぇ。 燃やすこともできるし、浄化もできんだ。 だから、浄化の時に、俺は白炎をつかってんだ」
「師匠、なんで浄化魔術は使わないっすか?」と聞かれてしまった。
そこ、聞いちゃうよな。 俺はすんごく嫌な顔をしていう。
「俺の浄化っていうか光系な、なんかしんねぇーが、すんげーキラキラすんだ。 それがイヤで使わねんだよ。」
「キラキラって、師匠に似合わないっすね。 っぷ」といって笑っている。
まぁスルーだ。 スルー。
「血塗れだ。きれいにすんぞ」と俺が洗浄魔術を使おうとすると、「僕も洗浄魔術覚えたいんすけど」というレイモンドだ。
「魔方陣だしてやんから覚えろ」といって俺は魔方陣をゆっくり展開してだし、ついてに自分達に魔術をかけた。
「お湯にして、やや温めの風で乾燥させて、 うん師匠ほどじゃないけど似たのはできる」とぶつぶついっているレイモンド。
「レイ、帰りはお前の転移な」と、我に返りさせて、食堂に戻った。
その後、ガキ共は着替えてギルドに報告へいき、俺は自分の部屋に戻るのだった。
こうして、リオンとレイモンドは、シュンと依頼をこなすことで戦闘に幅ができ更に飛躍的に成長していくことになる。
◇◇
それから数ヶ月が経過して食堂の閉店時間となり、みんなで食事をしている時のことだ。
「僕、師匠が前にいってたマナが薄くなる原因って、精霊なんじゃないかと思う。
2年の後期から精霊魔法や、クラスメイトとギルドの依頼で奴らの精霊魔法を見る度に違和感あるんだ。
奴ら魔力量はそんなにないし、魔力コントロールもできてないのに、魔法の威力はまぁまぁなんだ。
やつらが精霊魔法使うとき、周りのマナが少なくなったままなんだよな。
僕もじっくり観察したわけじゃなくて、上級精霊付きが周りに多いから、なんとなくそう思った。」ってレイモンド。
「竜達もいっていたな。 クラスメイトの奴らが精霊魔法使うと、竜魔術が使いづらいって」ってリオン。
「師匠、精霊ってなんだ? 女神の使徒っていわれてるけど。。」というレイモンドの言葉に、リオンが何かに気付いたのか勢いよく立ち上がる。
「なぁ、創成記には、女神の話はない! 500年前に皇国が教会作ったとき辺りから女神っていう話が。。。 えーと、女神ってなんすっすか?」といって俺達をみるのだった。
カールもリンも微笑みながらリオンとレイモンドを見て、そして俺のほうをみた。
やっと気づいたのかと思い、俺はエールをリオンとレイモンドに渡して、タバコに火を付けて一服する。
「話しが長くなるから、飲みながら聞け」といって俺は語り始める事にした。
それは、女神の存在のこと、この世界に対して時々厄介事を作り出していた事。
勇者召喚をしようとした事、500年前にステータスを作り、加護と称して精霊を生み出した事。
女神は常に人間贔屓でとうとう神獣を悪としてしまい、創造神により神獣達を非難させた事。
「俺も精霊魔法みるまでは、マナを精霊が溜め込んでいるのは気づかなかったよ。
今、この世界の図式は、今も1部残る神獣と魔物、人間、精霊となっている。
共に共存していくのであれば、マナは少なくとも時間とともに循環していく。
だが、どれか一つが覇権を争えば、あっという間にこの世界は乱れる可能性が高い。
精霊が人間を支配しねぇ事を祈るんだな」
「俺たちは、何もできないな。 精霊に嫌われてるしな。」
「うん、そうだね」という。
「ああ、そうなるな。 俺たちは動向をみているしかねぇ。 が、お前達はこの世界の人間だ。
巻き込まれるかもしんねぇー。 そん時、俺らは動かないだろう。
なんせ、俺らはこの世界がどうなろうが知ったこっちゃねぇーしな。 自分で見極め、自分の身は自分で守れ。」と俺は口元を吊り上げいう。
そして、ガキ共はお互いを見てから俺たち見て力強い目で無言のまま頷くのだった。
といってもクラスは同じでスケジュールも後期と同じ時間割りで内容の難易度が上がっていくだけだった。
その日は午前中で終わり、時間割りをシュン達に見せながら当面の訓練内容を考えていく。
基本、日曜は隔週で島とダンジョン攻略となり、変更点は水曜の放課後だ。
シュンと模擬戦としていたが、シュンと一緒に討伐依頼をこなすことになったのである。
シュンが武器を持って戦うのを見た事もない2人、それによって実践の中でシュンの戦略を学ばせる意図もあった。
カールの調査により、魔物達がやや活発化してきているというのもあったためでもある。
依頼は、学園長がドニ用意させ、リオンとレイモンドが放課後ギルドに受注しに行く手はずにしてある。
そしてこの日、リオンとレイモンドは、初めてシュンとの討伐だ。
依頼内容はワイバーン700である。 準備をして中庭にいくとシュンは黒の戦闘服に黒ローブでフードを被っている。 タバコを吹かしながら、シュンが「準備はいいな、んじゃぁいくぞ」といった瞬間に転移する。
目の前には、ワイバーンの群だ。
「おめら、ボサッとしねー。 左300はおめらがやれ、右は俺がやる。 血ぃあびんぞ。 行け!」という掛け声とおもに、右へいくシュンは既に双剣が握られている。
我に返ったガキ共も各々の武器や魔術でワイバーンを殺していく。
1時間後、討伐が終わったガキ共が俺のほうを見ると、とっくに終わっている。
タバコを吹かし、エールを飲んでいるのだ。 そんなガキ共が俺の方に向かってくる。
「戦いながら武器の選定はまぁ悪くねぇーな。 が、まだちっと視野が狭いな。
リオン、雷のコントロールがまだ甘いぞ。 常に周りを見ろ。 索敵をはり続けろ。
レイ、お前は身長はあるが力がねぇ。正面から戦うのを避けろ。
それに、レイお前もだ、周り、敵、仲間の位置を常に把握しろ。」
「「はい」」といい、レイモンドが「師匠は、いつの間に終わったんすか」と言われ、俺がレイモンドの頭をはたきながら「周りが把握できるようになりゃわかる」といっておく。
「リオン、お前らが殺った分は浄化しろ。 」
俺は、山となった400死骸を白炎で浄化した。
リオンはシュンと自分達の違いをみて気付く、自分たちはのほうは、広範囲にわたって死骸があり、纏まっていないのである。 リオンは風で死骸を集めてから浄化した。
浄化が終わったあと、
「師匠、さっきのが白炎っすか?」ってリオン。
「ああ、そうだが。」って俺。
「初めてみたっす! かっこいいっすね」とちょっと目を輝かしているリオン。 レイモンドも同じだ。
「そういやそうだな。 白炎は、特殊魔法で俺しか使えねぇ。 燃やすこともできるし、浄化もできんだ。 だから、浄化の時に、俺は白炎をつかってんだ」
「師匠、なんで浄化魔術は使わないっすか?」と聞かれてしまった。
そこ、聞いちゃうよな。 俺はすんごく嫌な顔をしていう。
「俺の浄化っていうか光系な、なんかしんねぇーが、すんげーキラキラすんだ。 それがイヤで使わねんだよ。」
「キラキラって、師匠に似合わないっすね。 っぷ」といって笑っている。
まぁスルーだ。 スルー。
「血塗れだ。きれいにすんぞ」と俺が洗浄魔術を使おうとすると、「僕も洗浄魔術覚えたいんすけど」というレイモンドだ。
「魔方陣だしてやんから覚えろ」といって俺は魔方陣をゆっくり展開してだし、ついてに自分達に魔術をかけた。
「お湯にして、やや温めの風で乾燥させて、 うん師匠ほどじゃないけど似たのはできる」とぶつぶついっているレイモンド。
「レイ、帰りはお前の転移な」と、我に返りさせて、食堂に戻った。
その後、ガキ共は着替えてギルドに報告へいき、俺は自分の部屋に戻るのだった。
こうして、リオンとレイモンドは、シュンと依頼をこなすことで戦闘に幅ができ更に飛躍的に成長していくことになる。
◇◇
それから数ヶ月が経過して食堂の閉店時間となり、みんなで食事をしている時のことだ。
「僕、師匠が前にいってたマナが薄くなる原因って、精霊なんじゃないかと思う。
2年の後期から精霊魔法や、クラスメイトとギルドの依頼で奴らの精霊魔法を見る度に違和感あるんだ。
奴ら魔力量はそんなにないし、魔力コントロールもできてないのに、魔法の威力はまぁまぁなんだ。
やつらが精霊魔法使うとき、周りのマナが少なくなったままなんだよな。
僕もじっくり観察したわけじゃなくて、上級精霊付きが周りに多いから、なんとなくそう思った。」ってレイモンド。
「竜達もいっていたな。 クラスメイトの奴らが精霊魔法使うと、竜魔術が使いづらいって」ってリオン。
「師匠、精霊ってなんだ? 女神の使徒っていわれてるけど。。」というレイモンドの言葉に、リオンが何かに気付いたのか勢いよく立ち上がる。
「なぁ、創成記には、女神の話はない! 500年前に皇国が教会作ったとき辺りから女神っていう話が。。。 えーと、女神ってなんすっすか?」といって俺達をみるのだった。
カールもリンも微笑みながらリオンとレイモンドを見て、そして俺のほうをみた。
やっと気づいたのかと思い、俺はエールをリオンとレイモンドに渡して、タバコに火を付けて一服する。
「話しが長くなるから、飲みながら聞け」といって俺は語り始める事にした。
それは、女神の存在のこと、この世界に対して時々厄介事を作り出していた事。
勇者召喚をしようとした事、500年前にステータスを作り、加護と称して精霊を生み出した事。
女神は常に人間贔屓でとうとう神獣を悪としてしまい、創造神により神獣達を非難させた事。
「俺も精霊魔法みるまでは、マナを精霊が溜め込んでいるのは気づかなかったよ。
今、この世界の図式は、今も1部残る神獣と魔物、人間、精霊となっている。
共に共存していくのであれば、マナは少なくとも時間とともに循環していく。
だが、どれか一つが覇権を争えば、あっという間にこの世界は乱れる可能性が高い。
精霊が人間を支配しねぇ事を祈るんだな」
「俺たちは、何もできないな。 精霊に嫌われてるしな。」
「うん、そうだね」という。
「ああ、そうなるな。 俺たちは動向をみているしかねぇ。 が、お前達はこの世界の人間だ。
巻き込まれるかもしんねぇー。 そん時、俺らは動かないだろう。
なんせ、俺らはこの世界がどうなろうが知ったこっちゃねぇーしな。 自分で見極め、自分の身は自分で守れ。」と俺は口元を吊り上げいう。
そして、ガキ共はお互いを見てから俺たち見て力強い目で無言のまま頷くのだった。
0
お気に入りに追加
31
あなたにおすすめの小説
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
アレク・プランタン
かえるまる
ファンタジー
長く辛い闘病が終わった
と‥‥転生となった
剣と魔法が織りなす世界へ
チートも特典も何もないまま
ただ前世の記憶だけを頼りに
俺は精一杯やってみる
毎日更新中!
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。
異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。
せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。
そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。
これは天啓か。
俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。
レベルが上がらずパーティから捨てられましたが、実は成長曲線が「勇者」でした
桐山じゃろ
ファンタジー
同い年の幼馴染で作ったパーティの中で、ラウトだけがレベル10から上がらなくなってしまった。パーティリーダーのセルパンはラウトに頼り切っている現状に気づかないまま、レベルが低いという理由だけでラウトをパーティから追放する。しかしその後、仲間のひとりはラウトについてきてくれたし、弱い魔物を倒しただけでレベルが上がり始めた。やがてラウトは精霊に寵愛されし最強の勇者となる。一方でラウトを捨てた元仲間たちは自業自得によるざまぁに遭ったりします。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる