【白銀の黒帝:4】精霊と無能者

八木恵

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5章:学園都市編

弟子たち 学年2年 後期初日 ②

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一方、教室では始業前というのもあり殆どの生徒が登校している。

バード達4人も久しぶりの登校というあって、4人は集まり会話していた。

「リオンは見つかったのかしら」と心配な顔つきでいうハンナ。
「わかんねーよ。 あいつら来るの遅いな。 そういやアルフは契約できたか?」

アルフが嬉しいそうな笑顔になり「ああ、小型の赤竜とな」と答えるのだった。
「やったわね、アルフ」と友人の結果に誇らしいのか笑顔で答えるハンナ。 リンジーも嬉しそうにしている。
「すげーじゃん。 他は?」
「ああ、マクレーンも赤竜で、他3人が地竜だ。 全員無事、契約できたよ」
「だからか。 マクレーン、朝から更に偉そうな態度なんだな」というと、頷くアルフだ。

すると始業開始ギリギリにリオンとレイモンドが教室に入ってきた。 
いつもと変わらぬ2人だったが、始業開始のベルが鳴ったため誰も話しかけれなかった。
リオンもレイモンドも面倒なので始業ギリギリに教室に入ったのだった。

◇◇◇
始業ベルが鳴り、少しするとクリスが教室に入ってきた。

「おはよう。 2年目後期だ、そして専攻科目がメインになる。 
 一般教科は月曜~水曜の午前だ、それ以外の曜日は、専攻科目と選択科目だ。 
 竜騎士専攻以外は、今日の放課後までに俺の所へ選択科目とスケジュールを持ってこいよ。 
 冊子は、すでに机の中にあるからな。 竜騎士専攻は、午後竜舎に集合後、各選択科目をその時に提出してくれ。
 あと、カーティスとトラヴァースは、昼休み悪いが俺と学園長室に来てくれ。 後期の授業についてだ。
 あ、それから、カーティスは、竜と契約したんで、正式に竜騎士専攻だ。 
 さっき見せてもらったが立派な竜だった。 では以上だ」といって教室を出ていくクリスだった。

マクレーンは苦虫を噛んだ顔でリオンを見ているがリオンは無視したままだ。

バード達4人は、リオンとレイモンドたちの席に興奮しながら集まっている。
「まじ見つけたのか。 どんな竜だ?」
「どこで見つけたのよ」
「よかったな。 俺も契約できたんだ。 で、何種?」
「本当よかったです」とバード、ハンナ、アフルにリンジーが興奮しながらそれぞれ同時話しかけてくるのだった。

「あのさ、同時に話されても、煩いだけなんだけど」と少しイラっとしたリオン。
「見つかった。 それでよくねー。 竜は今は見せる事できないし」と冷ややかにいうのだった。
 興奮してた4人は、落ち着き、「「「「ごめん」」」と謝り、
「授業はじまるよ」というレイモンドの言葉で、席へ各々もどっていった。
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