【白銀の黒帝:4】精霊と無能者

八木恵

文字の大きさ
上 下
59 / 88
5章:学園都市編

弟子たち2年生、ギルドの日 前編

しおりを挟む
そして金曜日、昼食の食堂営業中にリオンとレイモンドが他4人の学生連れてやってきたのだ。 

「あー、そう言えば今日の午後はギルドへっていってましたね。」ってカール。
「うん。こいつら、クラスメイトなんだけど、一緒にギルド行くって言って、
 ランチもここでって事でついて来た。」というリオン。
バードが「そうなんだけどよ。 言い方ひどくねー」という。

クスクス笑うカール。 
「店の奥で、リンさんが6人席つくってるんで、そこに案内して、リオン、レイ」
「「はーい」」といって案内するリオンとレイモンドであった。

リンが人数分の水を持ってきて、「いらっしゃいませ。」といいながら水を置いていく。
 バードは静かだし、アルフレッドも静かだ。 
「初めてくる女性のお客様へのの注意事項ですが、絶対に厨房へは近づかないでくださいね。 
  メニューはこちらです。 お決まりになる頃お伺いします。」といって去っていった。 

「リオン、レイ、どういうこと? 厨房に近づくなって」ってハンナ。
「おい、なんだあの美男美女。 お前らあんな美男と美女と暮らしてるのか? 
 てか、美女、俺らと年齢かわんなくねー 羨ましいな、アルフ」というバードに、頷くが、隣に座っているリンジーに軽く拗ねを蹴られ、痛そうにしてるアルフ。

「美女ってリンさんね。 リンさん、たしか22歳だよ。 既婚者ね。 
 で、旦那が僕らの師匠で、厨房で料理つくってる。 
 だけど、リンさん以外の極度の女嫌いだから、厨房に近づくなってこと。 
 絶対ダメだからね。 話しかけても。 殺されるよ。 まじで」ってリオンが説明しておく。
「そーいうこと、さっさと何たべるかきめよう」ってレイモンド。
その言葉を聞いて、皆は、メニューを見始めて、何を食べるか悩みだす。
結局、女性陣は、オムライス、男性陣は、生姜焼き定食となった。

ちなみに、ベルゼとノトスは事務所で肉の塊を食べている。

10分後には、全員に料理が運ばれる。 
一口食べた4人が「「美味しい」」「うめぇー」「うまい」と絶賛するのである。 
「この値段で、この美味さってなんだここ」というバード。
「うちのシェフより美味しい」というアルフ。
「初めて食べたけど、卵がふわふわとろとろ」というハンナに、
リンジーも「ええ、本当に美味しいです」という。 
「師匠の料理は旨いからな。」といいリオンに、
レイモンドも「ああ、他で滅多に食べないもんな」というのだった。

そして食べ終わったころ、「デザートのプリンです」といってもってくるのだった。 
また「「美味しい」」「ウメェー」「うまい」と絶賛する。 
「デザートはリンさんが作ってるんだ」というと「「「「へー」」」」といい、
「もしかして、カフェの甘味は全部リンさんが作ってんの?」と聞くハンナに、頷くリオンとレイモンドだ。

カフェも学生の中で有名らしい。
 
「着替えてくるから、10分ぐらいまっていて。」といって部屋へいくリオンとレイモンドだ。
「サービスです。」といってカールがジュースを持ってくるのである。 
「すごく美味しかったんですが、この値段で商売成り立つんですか?」とアルフきくと、カールが苦笑い。
「よく聞かれますが、趣味でやっているので、あまり利益考えてないんですようちは」といって他の接客へいくのだった。

支度して頭の上にはみえないがベルゼとノトスを乗せたリオンとレイモンドがきて「お待たせ、いこーぜ」といい、彼ら4人は会計へいく。

リオンとレイモンドが厨房のほうへ行き、タバコを加えた超イケメン美男とはなしている。 
そして、リオンとレイモンドが頷くと、超イケメンは厨房の奥へいくのだった。 
その光景をみていたバード達だった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】  最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。  戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。  目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。  ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!  彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!! ※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中

ずっとヤモリだと思ってた俺の相棒は実は最強の竜らしい

空色蜻蛉
ファンタジー
選ばれし竜の痣(竜紋)を持つ竜騎士が国の威信を掛けて戦う世界。 孤児の少年アサヒは、同じ孤児の仲間を集めて窃盗を繰り返して貧しい生活をしていた。 竜騎士なんて貧民の自分には関係の無いことだと思っていたアサヒに、ある日、転機が訪れる。 火傷の跡だと思っていたものが竜紋で、壁に住んでたヤモリが俺の竜? いやいや、ないでしょ……。 【お知らせ】2018/2/27 完結しました。 ◇空色蜻蛉の作品一覧はhttps://kakuyomu.jp/users/25tonbo/news/1177354054882823862をご覧ください。

大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる

遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」 「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」 S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。 村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。 しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。 とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します

ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!! カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

処理中です...