56 / 88
5章:学園都市編
弟子たち 進級初日 前編
しおりを挟む
翌日、学園へ行くリオンとレイモンドは、ベルゼとノトスをカールに預けて向かう。
学園長室に呼ばれているため、学園長室にきた2人であった。
部屋の中にはいると男性教師がいた。
ダグラスに促され席につく、リオンとレイモンド。
「君たちの保護者から家庭の事情により、1週間程度遅れると連絡はもらっています。
こちらが、今年の君たちの担任になるSクラスのクリス・アークライト先生です。 主に実技担当です。」ってダグラス。
「アークライト先生、 銀髪の彼が、 リオン・カーティス君 で、茶髪の子がレイモンド・トラヴァース君です。
ご存知の通り、精霊とは契約してませんが、それを置いて優秀な生徒です。」と説明するダグラス。
「クリスだ、 カーティスにトラヴァース。 」とクリスが握手を求めてくる。
「リオン・カーティスです。」
「レイモンド・トラヴァースです」とそれぞれ握手して挨拶をするのだった。
「学園長、Sクラスというのは?
俺達は、契約精霊がいないから、学校の規定上、上位クラスにはいれないはずでは?」というリオンに、レイモンドも同じだと頷いて合図している。
ダグラスが、優しい目で微笑みながらいう。
「正直申し上げますと、君たちをGクラスのままにしておけないのですよ。
成績に差がありすぎなのですよ。 あと、精霊魔法を除いてしまえば、2人とも首席なんですよ。
私も教師陣も含めて、これ以上君たちを精霊の有無だけで判断できなくなってしまったわけです。
ねぇ、アークライト先生」
「はい。 はっきり言って、実技担当の先生は君たちに教えることがないと言ってしまってるんだ。 」
「そういうわけで、精霊云々は捨て、成績順でクラス分けを行った結果と考えてください。
ただ、Sクラスは、貴族が多くやっかみが増えるかもしれません。
何かあれば、アークライト先生に相談してください。 そろそろ始業ですね。
あとは、アークライト先生にお願いします。」
というダグラスの言葉で、クリスが立ち上がり、退室していく。
そして同じく、リオンとレイモンドが学園長室をクリスの後を追って出ようとする。
「リオン君、相棒は見つかりましたか?」ってダグラスだ。
リオンが頷くとダグラスは笑みをこぼすのだった。
◇◇◇
クリスに連れられて、リオンとレイモンドは、Sクラスの教室に向かっている。
「さっき学園長がいったみたいに、Sクラスは今までと違って貴族が多い。
しかも生徒のほとんどが上流または特級精霊持ちだ。
変にプライド高い奴が多いから、まぁ気をつけてくれ。
去年と同様、精霊関連の授業はお前らは受けれないが、これら冊子な。
前期は、選択科目があるから、後期の専攻に必要な科目は選ぶように。
もう選択科目も始まってんだ。 今日の昼、飯をもって俺の部屋来てくれ。 そん時に決めてしまおう。」といいながら冊子をわたすクリス。
「「了解です。」」といって受け取るリオンとレイモンドであった。
Sクラスに到着。
「紹介するから、呼ぶまでここで待ってくれ」といってクリスは教室に入っていった。
クリスが入った瞬間、少し騒がしかった教室内が静かになる。
「おはよう。 いきなりだが、このクラスに生徒が増える。
家庭の事情で1週間休んでたんだ。 お前ら入れ」と言われ、リオンとレイモンドがはいる。
「え、あいつらGクラスじゃ?」
「精霊魔法使えないのに、なんでSクラスなのよ!!」
「無能者だろ!」
など生徒達がヤジが飛ぶのだった。
すると、「お前ら煩い」とクリスが一括すると生徒達は黙る。
「簡単な自己紹介しろ。」とリオンとレイモンドにいうクリス。
「リオン・カーティスです。 ギルドランクはBです。」
「レイモンド・トラヴァースです。同じくギルドランクはBです。」
すると、クリスが苦笑いして、
「本当に簡単だな。 が、まぁいいか。
こいつらのいったギルドランクは、学生ギルドランクじゃないからな。
お前らの席は、窓側の最後尾だ。」と言われ席へ移動するリオンとレイモンドである。
「先生、去年Gクラスの生徒がSクラスになるんですか?」といって女生徒が立ち上がり言う。
他の生徒も「そうだ」「そうだ」といいだす始末。
「ノーム嬢か、去年の彼らの成績とトーナメントでの実績を見て精霊魔法なしでも相応の実力ありと判断したからだ。
というか、カーティスもトラヴァースもだが、精霊魔法以外の成績満点だぞこいつら。
逆にGクラスにいたのがおかしいと俺は思うがね。 なにか他にあるか?」
「なっ、満点って。。 。。ありません。。。」といって座るノーム嬢。
だが、 男子生徒が手を上げている。
クリスは呆れながらも、「なんだ、マクレーン。」というと、金髪碧眼の190cmはありガタイがよい男子生徒が席を立ちあがるのだった。
「そのトーナメントで、彼らは魔道具を使って魔法を使った噂ありますが、その辺はどうなんでしょうか?」
「まぁ精霊魔法しかしらんお前らじゃそう思うか。
彼らの使ったのはもう今や誰も使い手がいないとされてる魔術だよ。
俺も初めて見た時は、感動して興奮しちまったよ。
魔法学で少し触れただろ、テストにも出ないから忘れてるだろうがな。」ってクリス。
「わかりました」というが、あまり納得せず怪訝な顔をしたまま席に座る。
そして、親の敵のような敵意をリオン、レイモンドにむけるが、リオンもレイモンドも無視だ。
リオンはマクレーンと聞いて少し驚いたが、憎しみも恨みも感じないく、ただ興味もなかったのである。
学園長室に呼ばれているため、学園長室にきた2人であった。
部屋の中にはいると男性教師がいた。
ダグラスに促され席につく、リオンとレイモンド。
「君たちの保護者から家庭の事情により、1週間程度遅れると連絡はもらっています。
こちらが、今年の君たちの担任になるSクラスのクリス・アークライト先生です。 主に実技担当です。」ってダグラス。
「アークライト先生、 銀髪の彼が、 リオン・カーティス君 で、茶髪の子がレイモンド・トラヴァース君です。
ご存知の通り、精霊とは契約してませんが、それを置いて優秀な生徒です。」と説明するダグラス。
「クリスだ、 カーティスにトラヴァース。 」とクリスが握手を求めてくる。
「リオン・カーティスです。」
「レイモンド・トラヴァースです」とそれぞれ握手して挨拶をするのだった。
「学園長、Sクラスというのは?
俺達は、契約精霊がいないから、学校の規定上、上位クラスにはいれないはずでは?」というリオンに、レイモンドも同じだと頷いて合図している。
ダグラスが、優しい目で微笑みながらいう。
「正直申し上げますと、君たちをGクラスのままにしておけないのですよ。
成績に差がありすぎなのですよ。 あと、精霊魔法を除いてしまえば、2人とも首席なんですよ。
私も教師陣も含めて、これ以上君たちを精霊の有無だけで判断できなくなってしまったわけです。
ねぇ、アークライト先生」
「はい。 はっきり言って、実技担当の先生は君たちに教えることがないと言ってしまってるんだ。 」
「そういうわけで、精霊云々は捨て、成績順でクラス分けを行った結果と考えてください。
ただ、Sクラスは、貴族が多くやっかみが増えるかもしれません。
何かあれば、アークライト先生に相談してください。 そろそろ始業ですね。
あとは、アークライト先生にお願いします。」
というダグラスの言葉で、クリスが立ち上がり、退室していく。
そして同じく、リオンとレイモンドが学園長室をクリスの後を追って出ようとする。
「リオン君、相棒は見つかりましたか?」ってダグラスだ。
リオンが頷くとダグラスは笑みをこぼすのだった。
◇◇◇
クリスに連れられて、リオンとレイモンドは、Sクラスの教室に向かっている。
「さっき学園長がいったみたいに、Sクラスは今までと違って貴族が多い。
しかも生徒のほとんどが上流または特級精霊持ちだ。
変にプライド高い奴が多いから、まぁ気をつけてくれ。
去年と同様、精霊関連の授業はお前らは受けれないが、これら冊子な。
前期は、選択科目があるから、後期の専攻に必要な科目は選ぶように。
もう選択科目も始まってんだ。 今日の昼、飯をもって俺の部屋来てくれ。 そん時に決めてしまおう。」といいながら冊子をわたすクリス。
「「了解です。」」といって受け取るリオンとレイモンドであった。
Sクラスに到着。
「紹介するから、呼ぶまでここで待ってくれ」といってクリスは教室に入っていった。
クリスが入った瞬間、少し騒がしかった教室内が静かになる。
「おはよう。 いきなりだが、このクラスに生徒が増える。
家庭の事情で1週間休んでたんだ。 お前ら入れ」と言われ、リオンとレイモンドがはいる。
「え、あいつらGクラスじゃ?」
「精霊魔法使えないのに、なんでSクラスなのよ!!」
「無能者だろ!」
など生徒達がヤジが飛ぶのだった。
すると、「お前ら煩い」とクリスが一括すると生徒達は黙る。
「簡単な自己紹介しろ。」とリオンとレイモンドにいうクリス。
「リオン・カーティスです。 ギルドランクはBです。」
「レイモンド・トラヴァースです。同じくギルドランクはBです。」
すると、クリスが苦笑いして、
「本当に簡単だな。 が、まぁいいか。
こいつらのいったギルドランクは、学生ギルドランクじゃないからな。
お前らの席は、窓側の最後尾だ。」と言われ席へ移動するリオンとレイモンドである。
「先生、去年Gクラスの生徒がSクラスになるんですか?」といって女生徒が立ち上がり言う。
他の生徒も「そうだ」「そうだ」といいだす始末。
「ノーム嬢か、去年の彼らの成績とトーナメントでの実績を見て精霊魔法なしでも相応の実力ありと判断したからだ。
というか、カーティスもトラヴァースもだが、精霊魔法以外の成績満点だぞこいつら。
逆にGクラスにいたのがおかしいと俺は思うがね。 なにか他にあるか?」
「なっ、満点って。。 。。ありません。。。」といって座るノーム嬢。
だが、 男子生徒が手を上げている。
クリスは呆れながらも、「なんだ、マクレーン。」というと、金髪碧眼の190cmはありガタイがよい男子生徒が席を立ちあがるのだった。
「そのトーナメントで、彼らは魔道具を使って魔法を使った噂ありますが、その辺はどうなんでしょうか?」
「まぁ精霊魔法しかしらんお前らじゃそう思うか。
彼らの使ったのはもう今や誰も使い手がいないとされてる魔術だよ。
俺も初めて見た時は、感動して興奮しちまったよ。
魔法学で少し触れただろ、テストにも出ないから忘れてるだろうがな。」ってクリス。
「わかりました」というが、あまり納得せず怪訝な顔をしたまま席に座る。
そして、親の敵のような敵意をリオン、レイモンドにむけるが、リオンもレイモンドも無視だ。
リオンはマクレーンと聞いて少し驚いたが、憎しみも恨みも感じないく、ただ興味もなかったのである。
10
お気に入りに追加
32
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・

異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。
異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。
せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。
そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。
これは天啓か。
俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる