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5章:学園都市編
弟子たちの学園生活 後編
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とある日の夕食後、リオンとレイモンドが同意書をもてきた。
同意書は、行軍に参加するのに、保護者のサインが必要という内容だった。
「2泊3日の行軍ね。 テントとかいるのか? 無いなら、貸すぞ。」
「テントはいいっす。 しかも、行先は、森だし木の上か洞窟があれば洞窟の中に寝るしな、レイ」
「うん、テントと寝袋は、僕の次元ボックスにはいってるから、天候が悪い時はそれ使う予定なんで。」
俺は、タバコに火をつけてす一服。
「ただが2泊だ。 それでいいんじゃねぇ。 1か月とかなら考えるけどな。 んで、調味料いんのか?」
同意書にサインをしている俺。
「たれ系と塩が欲しいかも。 心もとないんで」というレイモンド。
サインした同意書を渡しながら、厨房へ行く俺は、タレの入った壺と塩をレイモンドに渡すのであった。
◇◇◇
それから数週間が経ち、リオンとレイモンドが行軍から戻ってきた。
ちょうど、金曜で食堂なため閉店後、夕食時、エールをのみながら行軍の話を聞く。
平民といっても裕福な家庭が多く、テントを張るのは初めてで、体力もあまりなく一応目的地まで到達出来たらしい。
「レイと食料確保でウサギ狩って、木の実とか採りいって、ウサギ捌いてたら、すんげー引かれたよな。」
「うん、クラスメイト達にはね。 逆に同行の冒険者のおっさん達に捌き方が上手だっていわれて、教えてくれって頼まれて教えてたよな」
「だな、で結局おっさん達と仲良くなっちゃったな。」という、リオンとレイモンド。
「きっと皆さん、初めての野外だったのでしょう。 命を奪う事になれてないって事ですね」ってカール。
「そーだよな、ワーウルフが出ただけで、騒いでたし」といってエールを飲み、
「うん、みんなで力を合わせてとかいってたな」といいながら、エールを飲む。
「その前にさっさて殺さねぇーとって思って、俺とレイで殺したら苦情だったよな」とイラっとしながらいい、
「魔物は、こっちの事情なんてしらない。 面倒になったから、僕とリオンのほうに来る魔物だけ討伐してたら、今度は助け合いとか言い始めるしさ。」といい
「「お花畑なやつらばっかー」」とエールを飲み干すリオンとレイモンドであった。
「でも、冒険者のおっさん達、迷宮都市にいくっていうからダンジョンの話でもりあがったな」というリオンとレイモンドだった。
俺は、いつの時代もかわんねぇーなと思い、彼らの話を聞いていた。
リオンとレイモンドも、『魔の森』生活していたし、魔物の討伐や狩りもつれていったり、俺の与える課題の中には数週間2人で森の中で自活生活させたりとかがあった。
そのため、ある程度のサバイバル能力がついている。
一方それは、学園の生徒からみると異質で浮いてしまうのであった。
育ての親も師匠もサバイバル能力に関しては異常に高いし、普通ではないので、こうなってしまうのはしょうがないのだが、誰も気づかないのである。
それから、一学年の前期は終わり、総合でリオンとレイモンドは15位だった。
学科は、精霊魔法が0点で、それ以外科目は満点。
実技は体術、剣術、それに免除となった実技魔法が満点だった。
精霊魔法は、学科が受けたくても受けさせてもらいないためこの結果だ。
本来なら、もっと高い順位だが、精霊魔法の比重が高くこの結果だったのと、貴族への配慮みたいものがあったようだ。
ダグラスが手紙を俺シュン宛に送り、彼らの順位に関しての説明が書いてあったのだ。
リオンが竜騎士になる時の条件の順位が、総合でみると下回っていたから、そのための手紙だ。
精霊魔法を抜きにすれば、リオンとレイモンドは、総合で1位だったそうだ。
本人達には言ってない俺だけど。
そして、リオンとレイモンドは長期休暇が始まったが、学園がないだけで、食堂の営業以外は、俺達と訓練、狩り、魔物討伐をして過ごす。
食堂の営業日の日は、ダンジョンに潜り、他の日は勉強や自主訓練をしている。
レイモンドは、より魔術書を読む時間に費やし、リオンは竜騎士になるべく訓練を重きにおきつつ結界魔術の勉強している。
リオンとレイモンドが長期休暇が2か月目に入った所で、俺とリンが魔界と神獣竜界にいくため、食堂はいつもの3週間の休業にはいるのだった。
同意書は、行軍に参加するのに、保護者のサインが必要という内容だった。
「2泊3日の行軍ね。 テントとかいるのか? 無いなら、貸すぞ。」
「テントはいいっす。 しかも、行先は、森だし木の上か洞窟があれば洞窟の中に寝るしな、レイ」
「うん、テントと寝袋は、僕の次元ボックスにはいってるから、天候が悪い時はそれ使う予定なんで。」
俺は、タバコに火をつけてす一服。
「ただが2泊だ。 それでいいんじゃねぇ。 1か月とかなら考えるけどな。 んで、調味料いんのか?」
同意書にサインをしている俺。
「たれ系と塩が欲しいかも。 心もとないんで」というレイモンド。
サインした同意書を渡しながら、厨房へ行く俺は、タレの入った壺と塩をレイモンドに渡すのであった。
◇◇◇
それから数週間が経ち、リオンとレイモンドが行軍から戻ってきた。
ちょうど、金曜で食堂なため閉店後、夕食時、エールをのみながら行軍の話を聞く。
平民といっても裕福な家庭が多く、テントを張るのは初めてで、体力もあまりなく一応目的地まで到達出来たらしい。
「レイと食料確保でウサギ狩って、木の実とか採りいって、ウサギ捌いてたら、すんげー引かれたよな。」
「うん、クラスメイト達にはね。 逆に同行の冒険者のおっさん達に捌き方が上手だっていわれて、教えてくれって頼まれて教えてたよな」
「だな、で結局おっさん達と仲良くなっちゃったな。」という、リオンとレイモンド。
「きっと皆さん、初めての野外だったのでしょう。 命を奪う事になれてないって事ですね」ってカール。
「そーだよな、ワーウルフが出ただけで、騒いでたし」といってエールを飲み、
「うん、みんなで力を合わせてとかいってたな」といいながら、エールを飲む。
「その前にさっさて殺さねぇーとって思って、俺とレイで殺したら苦情だったよな」とイラっとしながらいい、
「魔物は、こっちの事情なんてしらない。 面倒になったから、僕とリオンのほうに来る魔物だけ討伐してたら、今度は助け合いとか言い始めるしさ。」といい
「「お花畑なやつらばっかー」」とエールを飲み干すリオンとレイモンドであった。
「でも、冒険者のおっさん達、迷宮都市にいくっていうからダンジョンの話でもりあがったな」というリオンとレイモンドだった。
俺は、いつの時代もかわんねぇーなと思い、彼らの話を聞いていた。
リオンとレイモンドも、『魔の森』生活していたし、魔物の討伐や狩りもつれていったり、俺の与える課題の中には数週間2人で森の中で自活生活させたりとかがあった。
そのため、ある程度のサバイバル能力がついている。
一方それは、学園の生徒からみると異質で浮いてしまうのであった。
育ての親も師匠もサバイバル能力に関しては異常に高いし、普通ではないので、こうなってしまうのはしょうがないのだが、誰も気づかないのである。
それから、一学年の前期は終わり、総合でリオンとレイモンドは15位だった。
学科は、精霊魔法が0点で、それ以外科目は満点。
実技は体術、剣術、それに免除となった実技魔法が満点だった。
精霊魔法は、学科が受けたくても受けさせてもらいないためこの結果だ。
本来なら、もっと高い順位だが、精霊魔法の比重が高くこの結果だったのと、貴族への配慮みたいものがあったようだ。
ダグラスが手紙を俺シュン宛に送り、彼らの順位に関しての説明が書いてあったのだ。
リオンが竜騎士になる時の条件の順位が、総合でみると下回っていたから、そのための手紙だ。
精霊魔法を抜きにすれば、リオンとレイモンドは、総合で1位だったそうだ。
本人達には言ってない俺だけど。
そして、リオンとレイモンドは長期休暇が始まったが、学園がないだけで、食堂の営業以外は、俺達と訓練、狩り、魔物討伐をして過ごす。
食堂の営業日の日は、ダンジョンに潜り、他の日は勉強や自主訓練をしている。
レイモンドは、より魔術書を読む時間に費やし、リオンは竜騎士になるべく訓練を重きにおきつつ結界魔術の勉強している。
リオンとレイモンドが長期休暇が2か月目に入った所で、俺とリンが魔界と神獣竜界にいくため、食堂はいつもの3週間の休業にはいるのだった。
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