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4章:迷宮都市編
迷宮都市へお引越し
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シュン達5人の姿は、今、迷宮都市の検問のため、検問所に来ている。
カール以外は、黒の外装にフードを被っている。
検問でのやり取りは基本カールが対応する。 理由は、俺が面倒だからだ。
「身分証と来訪目的をいってください。 フード被っている君達、フードを外して。」
フードを外しながら各自ギルドカードを見せる。
カール、シュン、リンのギルドカードを確認しながら、うんうんと頷き関心している兵。
「3人がランクAって、それに揃いもそろって美男美女って。。。」とブツブツいっている。
今度は子供達のカードを確認しながら「子供も仮カードって珍しいね。 この年齢だと身分証は、普通はステータスカードなんだけどね。 てか、このガキみてんとイラっとすんぞ」っと最後のほうは悪態をつく兵である。
その言葉を聞いて、リンが子供達にフードを被せるのであった。
「目的は、この子達とダンジョンに挑戦しようかと思いましてね。 田舎で修行したので、ちょっとした力試しです」
すると、悪態をついていた兵は元に戻り、定型な対応になった。
「へぇーそうなのか。 頑張れよ坊主たち」と子供達にいい、
「ようこそ迷宮都市へ」といって、カードを返却され、通行許可がおりるのだった。
検問後、俺とリンは、フードを被り、俺はタバコに火をつけて一服。
「家、いくぞ」という合図ともに歩きだす。
リオンとレイモンドを俺とリンの後にし、カールが最後尾を歩き始める。
「あいつら、阻害の魔道具つけさせねぇーとな。 あいつらの魔力だけじゃ、精霊を威圧できねーみたいだ」
「うん、それがいい。 だが、とりあえず外装にしこんでおいたのは正解だった」と会話する俺とリン。
想像はしていたが、あそこまでとはちょっと予想外だった。
そんな俺たちの会話をよそに、迷宮都市の町の様子をキョロキョロみながら、
仲良く手をつなぎながら歩いているリオンとレイモンド。
「王都とちがう」
「副都ともちがう」
「いろんな店があって、なんかいいな、レイ」
「うん、そうだね。」と感想を言っている。
裏通りに入り、俺たちがある一軒のレトロな建物『ボブの食堂』の前に立つ。
タバコをふかした俺が「久しぶりだな。 ここに来るのも。」というと、リンが「だな」と返事をする。
「ここが今日から俺らが住む家だ」と俺はいいながら、タバコの火を消して食堂のドアを開けた。
「『ボブの食堂』って?」
「食堂に住むってこと?」とリオンとレイモンド首を傾げている。
俺はニタリと笑みをこぼして、
「その通りだ、俺らが食堂やんだよ。 んで、ここは住宅もあんだ。
入ればわかっけど、ここは俺の住宅兼食堂だ」といっておいた。
食堂に入った俺たち5人。
「変わりませんね」と懐かしむカールの言葉に、「カール先生も来た事あるんですか?」と尋ねるレイモンド。
「ええ、私、ここで数年間従業員として、シュンさんとリンさんと働いていたんですよ。」と当時を思い出しながら、笑みをこぼすカールだった。
そんな会話はスルーしつつ、居住の案内をするため、食堂の奥へ進む俺とリン。
「カール、住居のほうは少し改装してあんぞ。 お前の部屋は前の応接室だ」といって、部屋を指す。
「ガキどもはこっちだ」といって、2階建ての居住の1階の部屋を指す。
1階には、大きさはどうあれ4部屋ある。
「間取りは一緒だ、好きなほうを選べ。 1人1部屋だ」といって両方のドアを開けた。
なんとなくで、リオンが端で、真ん中をレイモンドが選ぶ。
「お前らの部屋と部屋の間のドアは、お前らの勉強部屋っていうか書庫だ。
いろいろ置いてあんから、そこから学べ」というと、項垂れる子供達であった。
そんな子供達は無視して、俺は奥にある扉をさした。
「1階のあの扉を開くと訓練場と射撃場だ。 訓練する時はそこを使う。 入れるのは俺ら5人だけだ」といっておく。 まぁ、奥の扉はどうみても狭い場所であった。
既に1年、シュンと生活しているリオンとレイモンドは、シュンが生活でつかう魔術をみているため、余計な事は突っ込みはしないようにしている。
いちいち気にしていたら切りががないからだ。
「2階は、リンと俺の部屋だから、勝手にはいんなよ! っていっても、はいれねぇーけどな。」といってタバコに火をつけて一服する俺だ。
その後は、各自部屋に行き、各自片付けの後、食堂へ集合となった。
カール以外は、黒の外装にフードを被っている。
検問でのやり取りは基本カールが対応する。 理由は、俺が面倒だからだ。
「身分証と来訪目的をいってください。 フード被っている君達、フードを外して。」
フードを外しながら各自ギルドカードを見せる。
カール、シュン、リンのギルドカードを確認しながら、うんうんと頷き関心している兵。
「3人がランクAって、それに揃いもそろって美男美女って。。。」とブツブツいっている。
今度は子供達のカードを確認しながら「子供も仮カードって珍しいね。 この年齢だと身分証は、普通はステータスカードなんだけどね。 てか、このガキみてんとイラっとすんぞ」っと最後のほうは悪態をつく兵である。
その言葉を聞いて、リンが子供達にフードを被せるのであった。
「目的は、この子達とダンジョンに挑戦しようかと思いましてね。 田舎で修行したので、ちょっとした力試しです」
すると、悪態をついていた兵は元に戻り、定型な対応になった。
「へぇーそうなのか。 頑張れよ坊主たち」と子供達にいい、
「ようこそ迷宮都市へ」といって、カードを返却され、通行許可がおりるのだった。
検問後、俺とリンは、フードを被り、俺はタバコに火をつけて一服。
「家、いくぞ」という合図ともに歩きだす。
リオンとレイモンドを俺とリンの後にし、カールが最後尾を歩き始める。
「あいつら、阻害の魔道具つけさせねぇーとな。 あいつらの魔力だけじゃ、精霊を威圧できねーみたいだ」
「うん、それがいい。 だが、とりあえず外装にしこんでおいたのは正解だった」と会話する俺とリン。
想像はしていたが、あそこまでとはちょっと予想外だった。
そんな俺たちの会話をよそに、迷宮都市の町の様子をキョロキョロみながら、
仲良く手をつなぎながら歩いているリオンとレイモンド。
「王都とちがう」
「副都ともちがう」
「いろんな店があって、なんかいいな、レイ」
「うん、そうだね。」と感想を言っている。
裏通りに入り、俺たちがある一軒のレトロな建物『ボブの食堂』の前に立つ。
タバコをふかした俺が「久しぶりだな。 ここに来るのも。」というと、リンが「だな」と返事をする。
「ここが今日から俺らが住む家だ」と俺はいいながら、タバコの火を消して食堂のドアを開けた。
「『ボブの食堂』って?」
「食堂に住むってこと?」とリオンとレイモンド首を傾げている。
俺はニタリと笑みをこぼして、
「その通りだ、俺らが食堂やんだよ。 んで、ここは住宅もあんだ。
入ればわかっけど、ここは俺の住宅兼食堂だ」といっておいた。
食堂に入った俺たち5人。
「変わりませんね」と懐かしむカールの言葉に、「カール先生も来た事あるんですか?」と尋ねるレイモンド。
「ええ、私、ここで数年間従業員として、シュンさんとリンさんと働いていたんですよ。」と当時を思い出しながら、笑みをこぼすカールだった。
そんな会話はスルーしつつ、居住の案内をするため、食堂の奥へ進む俺とリン。
「カール、住居のほうは少し改装してあんぞ。 お前の部屋は前の応接室だ」といって、部屋を指す。
「ガキどもはこっちだ」といって、2階建ての居住の1階の部屋を指す。
1階には、大きさはどうあれ4部屋ある。
「間取りは一緒だ、好きなほうを選べ。 1人1部屋だ」といって両方のドアを開けた。
なんとなくで、リオンが端で、真ん中をレイモンドが選ぶ。
「お前らの部屋と部屋の間のドアは、お前らの勉強部屋っていうか書庫だ。
いろいろ置いてあんから、そこから学べ」というと、項垂れる子供達であった。
そんな子供達は無視して、俺は奥にある扉をさした。
「1階のあの扉を開くと訓練場と射撃場だ。 訓練する時はそこを使う。 入れるのは俺ら5人だけだ」といっておく。 まぁ、奥の扉はどうみても狭い場所であった。
既に1年、シュンと生活しているリオンとレイモンドは、シュンが生活でつかう魔術をみているため、余計な事は突っ込みはしないようにしている。
いちいち気にしていたら切りががないからだ。
「2階は、リンと俺の部屋だから、勝手にはいんなよ! っていっても、はいれねぇーけどな。」といってタバコに火をつけて一服する俺だ。
その後は、各自部屋に行き、各自片付けの後、食堂へ集合となった。
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