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3章:学園都市編

学園の手続き 後編

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学園長のラドフが退室していった。 って事で、さっそくシリルとデニスの魔力制御だな。

「シリル、これ3つな」といって魔力制御の腕輪を渡し、デニスには「これ一個な」と別のを渡しておいた。
「最上級1発ぐらいだぞ」ってシリルだ。
「ああ、学園であんま魔力つかうなよ。 俺程じゃねぇがお前も増えやすいからな」
「うん、わかってるぞ。 人間社会ではきをつけるぞ」ってシリル。

「まさか、ラドフが来ると思ってなくてな。 いろいろすまなかった。」ってジムだ。
「だろうな。 イアスの証言も必要だし、魔力量でイアス達も呼んだんだろ?」って俺はタバコの煙をはいておく。
「イアス、シリルとデニスは、魔力量Aか?」
「はい、大丈夫っす。 でも、さすがに学園長の前でシリルさんの魔力量を今の1/5にしてくれは言えないっすよ」
「さすがです。」苦笑いするデニスだ。
「シュンさんの魔力量のほうが異常だぞ。 俺、まだ少ないほうだぞ」ってシリルだ。 確かに俺のは異常だ。
「シリル、シュンと比べるな。 シリルの魔力量はわれより多いだろ」
「うん? いつの間にだ?」というと、俺がシリルをハリセンで叩きながら、「結構前からだし、魔力爆発起こしたときにはさらに増えてるんだ。 それに、それから、また増え出してんだ」
「あー、あの時か。 だから、ちょくちょくシュンさんに腕輪もらうのかだぞ。」
「相変わらず、お前抜けてんだよなー」といいながらタバコをすう俺。 常に制御してるってのもあるけど、シリルのやつ自分の魔力量、全て把握してないからな。

「話しついていけないっすけど、まぁ学園の話しに戻ったほうが」ってイアスだ。 確かにな。
「ああ、そうじゃな。」といって、授業の学科、実技、選択科目、他演習を説明する。 
「やたらと実践が多くないかだぞ」
「ああ、毎週木曜がダンジョンで、金曜が冒険科はギルド任務じゃ。 しかも、2年は上級生とのペアで組む。 月に1度は行軍がある。この5年でかわったのじゃ。」
「それで授業科目がへって、実践の成績が優先されてるのかだぞ」
「シリルさん、詳しいっすね」ってイアスが突っ込んでる。
「シリル殿はあの学園の卒業生じゃ。 シュン殿もリン殿もな。」
「まじっすか。 隊長達すげー。 俺ら、王都の学園卒っすわ」っていうルイ。 
「任務だったんだって。 っていってもほとんど通ってねぇーな。」って俺。
「うん、俺もだぞ。 ちなみに今回で俺6度目だぞ 学生すんの」ってシリル。 確かにな。
「まじっすか!」と大爆笑しているイアス達。 
「5度のうち、4度は1年以内に退学だけどな」って俺が突っ込んでおいた。
「任務終われば退学でいいんだぞ」ってシリル。 確かに、その通りだしな。
「シュンとわれは王都の学園もいったぞ。 1年半で退学したぞ」ってリン。
「大先輩っすね」といって爆笑する。
「そうだな」と苦笑いするジムだ。

その後、ジムから教材やら制服、運動着などうけとり、武器や装備品のリストをもらう。 
学生ギルドカード、生徒手帳、そしてデニスには本カードも渡される。

「これで以上か?」って俺。
「ああ。」といいながら、討伐任務の紙を10枚程を渡してくれるジムだ。 気が利いてる。
「お、助かる」といい、イアス達に「食堂で昼飯くってからいこうぜ」というと、イアス達も「久々の隊長の料理っすね。」っていってなんか嬉しそうにしてる。

「あ、ジム」といってアークのワインの子樽を渡しておいた。
「忘れられたのかとおもったぞ」と言って嬉しそうに受け取るジムだ。 アークのワインを待ちわびてたみたいだな。

シュン達も立ち上がり食堂へ転移するのだった。

食堂につくと、「迷宮都市じゃないんすか?」ってイアスだ。
「ああ、学園都市にも食堂がある。」ってリン。
「迷宮都市と作り同じじゃないっすか!」ってルイに突っこまれた。 必ず誰かに突っ込まれるな。
「愛着があるからな」っていっておこう。
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