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2章:ギルド編

遊撃隊

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シュン達が撤退して、4年の月日が経過。

イアス達3人は、どこの番隊にも所属せず遊撃隊として、他番隊の支援や、討伐任務をこなしていた。 
今は、迷宮都市より異動し魔道国家の学園都市が本部となりそれと同時にイアス達も異動している。 
ちょうど、魔道国家の中央に位置しており、移動が楽だからという理由である。

現在、イアス達は、9番隊の支援で5,000の魔物の討伐をしている。 イアス達が到着して、20分で討伐が完了し、イアスが「隊長がいたら、絶対あと5分短くしろっていわれそうだな」というと、ルイもイルも「だな。」といい、イアスが「ギルドもどって訓練しようぜ」といい、浄化は他の部隊に任せて単独転移でギルトに帰還するのであった。

9番隊のメンバー達。
「イアスさん達、すげーよな。 あっという間に討伐完了だもんな」
「ああ、やっぱ格がちげーよな。 月1回の地獄のしごきのおかげで、俺らも強くなったと思うけどな」という9番隊隊長。
「そうなんすけどね、にしても最近魔物の氾濫多いっすよね」というメンバーに、9番隊隊長が「王国が300万の軍隊引き連れて、北東の神獣玄武をおいはらったってな」っていうのだった。
「でも、帰還できたの半数以下って噂もありますよね」というメンバーの1人。
「ああ、黒帝様が王になってから、増税やら徴兵制度やらで、軍事国家になってるよな」という9番隊隊長だ。
「本当に生まれ変わりなんですかね。。 なんだが、マスターが言っていた事が今なら信じられますけど」というメンバーは、今の王国の体制に不信感がある者だ。
「いまだに黒帝様を尊敬している者もいるから、あまりいうなよ」と注意する隊長。
「終わったから帰るか」といって9番隊も帰路につくのであった。

ギルド本部を魔道国家に異動した関係で、実際うわさ程度の情報しかはいらないギルドは、王国で何が起きているか知らぬままである。
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