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2章:ギルド編

王都騎士団が魔の森に来たみたい 後編

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騎士団たちの魔の森の魔物討伐をみていたシュン達。

俺が念話で「吹き出しそうだからよ、いったん戻るぞ」といい、魔の森のログハウスに戻ると皆が一斉に大爆笑。
俺がタバコに火をつけながら一服だよ。
「落とし穴ってなんだよ」
「わ、われもはじめてみたぞ」と爆笑するリン。
経緯の知らないアークにも説明すると、アークも爆笑しながら「シュンの生まれ変わりって、コメディアンか!」といいながら爆笑するのであった。

それから落ち着いたころ、シリルとイアス達が模擬戦を始める。
俺はウッドデッキでみながらエールを片手に一服中。
リンは部屋で洋裁をしており、アークが俺の所にきた。
「んで、結局魔術だったのか?」
「俺らの使う魔術じゃねぇ事は確かだ。」
「って事は、己の魔力以外も使うってことか?」
「そういう事。 結界も解析できねぇーのも、ロジック組んで最終形態が魔法陣じゃねぇんだろうな」
「なるほどな。 じゃぁ、無演唱魔法に近いってことか?」
「そんな感じだな。 てか、あれだ。 地脈のマナを使う魔術ってのあっただろ、あれに近いんじゃねぇかな。」って俺はタバコの火を消し、エールをのんだ。
「なるほどね。 でもよ、この大陸に地殻があんのか?」
「俺の想像だがんよ、この魔の森がこの大陸の根源となる地殻じゃねぇーか。 じゃなきゃ、あいつがあん時ここのコピー作んねーだろ」って俺の想像だ。
「だよな」といって2人でエールの瓶を当てて乾杯しとく。 
俺もあんまりこの世界の地殻やら地脈には詳しくないしな。 あくまでまだ想像の範囲だ。

◇◇◇
一方、その日の夜、サディアス達幹部含めた5名が魔の森の出口に再びきている。
サディアスが結界に触れながら「ここの世界の結界は、我々がいた世界より遥かに高度だ。 折角、地殻の根源をみつけたと思ったのにな。」と苛立ちながらいう。
「計画の変更ですか? サディアス様」というエタン。
「あー、地脈の各支点から根源へだな。 それには。」
「王都と結界関連の書庫制圧ですね」という幹部たち。 その言葉を残してその場からさるのであった。

◇◇◇
一方ログハウスのウッドデッキでは、シュン、リン、シリル、アークが水鏡でその様子を眺めている。 
俺がエールを飲みながらタバコの火をつけて一服。
「うーん、聞かなかってことにしねー。 まったく面白くねぇー」って俺。
「あー、面倒くさいぞ。 傍観しとくのだぞ」ってシリル。
「「関係ないからな」」ってアークとリンだ。
「オルクに神獣達だけ警告しとくか。」
「うん、わかったぞ。 でも、なんでだ?」
「あいつの事だ、きっと残している神獣の住処が地脈の支点じゃねぇー」というと、白髪の青年が現れ意気揚々と姿を現しやががった。
「正解じゃ! さすがワシ、守護獣を整備してるって偉いじゃろ」と胸を張りながら登場しやがった。
「ったく、分かりやすいってんだ。 ちなみに、地脈は魔大陸もまきこむのか?」って俺は嫌そうに言ってやった。
「少なからず影響はでるな」って青年がいいやがった。
俺がシリルにハリセン渡して、ハリセンで青年の頭からを叩くシリル。
「早く言えだぞ。」といい、俺も同じく青年をハリセンで叩いておく。 ハリセンの予備はあるからな。
「オルクに魔大陸の神獣と魔皇帝への警告だな」
「もうやめてほうしいのじゃ。 でも、そういうことじゃ。 今は傍観でよいが、もしもの時は頼むぞ」って頭さすりながら帰っていきやがったよ。

「今回、俺らまたじみぃーな役割じゃねぇ。」って俺がぼやくと、アーク、リン、シリルがうなずく。

傍観って言ってもな、秩序乱れてもまた地味な感じにしか考えられねぇ。
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