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4章:復讐編

宮廷へ侵入

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今、俺は、マシューさんと宮廷内にいる。 無事、侵入に成功した。
「マシューさん、ありがとうっす。」
「ルカス君、検討を祈るっす」って言ってマシューさんは去った。
いや、転移魔法陣で消えたといったほうがいいかもしれない。

さーてと、父さん、母さん、ゼバスにモーゼス。
「花火の時間だ!」って俺は、起爆装置のスイッチを押した。

ドーンて音で、宮廷の周り、宿舎などが爆発炎上だ。
「はははぁー 綺麗だ。 んじゃぁ、内部を制圧だ!」

俺は、魔銃を2丁取り出して逃げ惑う兵を次々に殺す。 隠し通路は全て破壊した。 
瓦礫の中、唯一生きられる場所は一か所。 礼拝堂だけだ。

俺が礼拝堂にのんびりと歩む。
扉の結界を魔道具で解除した。

「あははは、結構な人数がお揃いで。」って俺。

そして、礼拝堂の中にはいった時に、集まっている皆さんの方へ拘束魔道具投げて拘束した。 
拘束しないとお話できないしね。

「お前は誰だ!」って叫んだのはリンドバーグ現当主。 モータルのあと宰相になったとか。
「嫌だな。 お忘れで? ルカスだ」
「ルカスなど知らん」っていわれちゃった。
「モーゼスと一緒に行って、そのまま下働きでこき使ったくせに」って俺だ。
「まさか、あの時の村人か! 村人風情が何しにきた! 命令だ早くわしらを逃せ!」
「ははは、何いってぇーんだよ。 ここにいる奴1人も逃すわけねぇーだろ」

「僕は皇帝だ。 皇帝命令だ。 早く拘束を解いて、避難させろ」って他より豪華な服装をきた青年。
彼がエルビィンか。 一応、俺の双子の片割れなんだけど、全然容姿が似てない。

「うるせぇーな。 にがさねぇーよ。」って俺。
「何が目的なんだ。 避難させてくれれば、褒美をつかわす」ってエルビィン。
ふぅ。 褒美なんていらないってぇーの。

「目的ねぇ。 まぁ、簡単にいうとこの腐れ外道達に復讐かな。 俺、ゼスト村の生き残り。
 ああ、モータルにララの出生を秘密にするために、村人全員が殺された村って言えばわかるか?」

「僕は、知らない。 モータルは既に引退した。 僕たちには関係ない事だ。 モータルに聞け!」ってエルビィン。

「クソオッサンが言ってたけど、お前何も知らないんだな。 まぁ、モータルは一家ちゃんと始末したさ。」って俺だ。 モータルの奴だけは殺す前にいろいろ、宮廷内の内情を尋問して話させた。
その時の話だと、このエルビィンは、皇帝だけど、お飾りで、政務をしたり実権は、兄2人が代行しているらしい。

「だったらいいじゃないか。」ってエルビィン。

「はは、まだまだ目的は達成してねぇ。 
その後、行き場の無い俺が暮らしたのはモーゼスとゼバスだ。 モ
ーゼスと共同開発した品々の特許、そこのオッサンが勝手に名義変えてこの国に献上。 
開発者の1人、モーゼスを宮廷勤めにさせ、そこに居るオッサンの娘は、今や皇帝の側室の1人ってね。」って俺。

「僕は知らない! リンドバーグ本当なのか!」

「陛下、そやつが、言ってたいる事は嘘です。」ってリンドバーグ当主。
 へぇー、保身するのか。 銃で奴の足を何発か無言で打った。
「ぎゃーー、いたい、やめてくれ。」って呻きわめくリンドバーグ当主だ。
「だったら、早く本当の事を言え!」って少し殺気を放ったら、今度は、泣きながら悔しそうな顔する。
「こやつの言う事は、本当です。 ただわしは、皇国の事を思い、農業発展のためにと。」
「なに言ってんだよ。 てめぇーの至福を肥やしたあとだろーがよ。 
この国の農業の事業改革を全部モーゼスにやらせて、自分の手柄にしたよな。 ちゃんと証拠はあんだよ。」って紙の束を見せてやった。 青ざめてるリンドバーグ当主だ。

「きさまのせいか! 僕たちがこんな事になってるのは。 リンドバーグは処刑の上、お主にもモーゼスという奴にも然るべき褒美と地位を授ける。 だから今は僕たちを解放してくれ」っていうエルビィン。

本当、何をいってるんだこいつ。
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