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3章:魔道国家編

皇帝印の行方

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ここは、皇国の宮廷エルヴィンの部屋。
姉と絡みあい、寝間着は一応きておくエルヴィンは姉は同じベットの中で共に寝ている。

そんな日の夜半、皇帝陛下の崩御の知らせがくるのだった。

知らせを聞いたエルビィンは、飛び起きるが左胸を押さ苦しみ冷汗とともに倒れるのだった。

エルビィンの元に駆け込んだ医師。
エルビィンの左胸にはうっすらと皇帝印が刻まれていた。
「やはりエルビィン様です。 皇帝印です。」と宣言する医師により、歴代最年少の16歳の若き皇帝が皇国で誕生するのだった。

◇◇◇
同時刻。
ルカスにも異変がおこる。 急に胸が苦しくてなり独り寝室のベットでもがいていた。 
俺、死ぬのか?と思いつつ、そのまま意識をなくした。

俺が目を開けると、見知った天井だ。
「あ~、俺、生きてる」と独り言をいった。

「あー、ルカス、気づきましたね。 もう心配しましたよ。」と心配した顔のゼバスが顔を覗かせた。
ゼバスいわく、俺は、あのあと高熱だして、3日3晩寝てたらしい。

「そういや、腹減ったな」って俺。
「さっそく食事の用意をしますね」って言って部屋を出て行った。

汗もかいたし、シャワーあびるかと思い起き上がった。 うん? 身体が軽い?
確かに、ここ2週間、俺は毎日学園都市のギルドに行って、ヘトヘトになるまで訓練してたせいもあって疲れがどっとでて、高熱をだしたのかもしれない。
それで、休息したおかげで、身体も軽いのかな。
それよりもだ、いやー、ギルドの訓練つらいの何のって。 
魔力の少ない俺でも魔力制御つけられて、クタクタになるまでダッシュだ。 
そこで、ちょっと休憩したら、ローテ模擬戦たるもので、動けなくなるまでだ。 
また、体力が回復したら、四方八方から弾でる射撃場の個室に入れられて、よけつつ俺の場合は魔銃で弾を追撃。
この発射される弾が当たると超イタイ。 
これらを全て身体強化の部分ができないとクリア出来ないらしい。 
俺は、全くもってダメダメで、他に一緒に訓練に参加している人達と比較しても、一番最初にへばってる。
魔法の練習は、魔法書を読んでる。 すごいよこの国。 
演唱の概念が纏まってるし、魔力コントロールの概念もきちっとしてる。 
理論だてされてるから、生活魔法しか使えない俺でも、ふむふむって感じでグルグル魔力が身体を巡るのがわかった。

魔力を乗せて演唱するんだよ。 皇国じゃ演唱してみて出来るか出来ないかで終わってた。 
そのおかげで2週間だけで、初級のファイヤボールとウィンドカッター使えるようになった。 
隊員の人いわく、感覚派と理論派に分かれるらしい。 演唱してすぐ使える奴は感覚派でほとんどがそうらしい。 
魔法書を読んで理解する理論派は少数で、ドミーク様から渡された魔法書を理解できるのは少ないらしく、なんか褒められた。

って考えながらシャワー浴びて、私服に着替えてたら、左胸になんかアザできてるー。 
なんじゃこりゃって、え?魔力もすげー増えてる。。

「ルカス、何騒いでるんですか?」ってゼバスの声。
おおー、声に出てた。
「ゼバス、俺 呪われた!」って叫んだ!


「ルカス、落ち着いてください。 まずは食事を」って言われて、ぐーってお腹なったので髪も乾かさず、勢いのまま食べた。
何回かお代わりした俺。 
ゼバスは、俺が、そこまで空腹だって知らなかったみたいで、ここの料理長に何度もお願いしてくれたっぽい。 
すまぬ、ゼバス。

落ち着いた俺を見て、ジト目のゼバス。
「ルカス、呪われたったって言ってましたが、どうしたんですか?」
「ゼバス、俺な、魔力量が異常に増えてるんだよ。 それでもって、左胸にわけわからないアザが出来てるんだ。 これ、呪われたとしか考えられなくねぇー」って左胸のアザを見せた。

ゼバスは無言だけど、目が見開いている。。 やっぱり、何かの呪いの類だよな。 
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