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4章:アスタ王国編

汚された私

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翌朝、目覚めたらマックはいなかった。 でも、自分があんな下品な物を入れられたって思ったらもう何も考えたくない。 汚された。。。

侍女には、体調が悪いっていって、それから何日かな、マックとも会ってない。 ドロシーが来てくれたけど、言えない。

そうしたらお母様が来てくれた。
「レア、どうしたの? 陛下も困ったるわ」
「あのね、私、マックにあんな下品なのが付いてるなんて知らなくって、しかもそれ入れられて、痛くて。。 汚れたの。」ってあの光景が目に焼き付いて涙が止まらない。
「はぁー、初夜で見てしまったのね。」ってお母様が優しく抱きしめてくれた。
「うん」
「いいレア、あなたは汚れてないわ。 婚姻の儀の後の初夜での性交よ。 婚姻時に男性は性交を学ぶの。 男性は皆、あれを持ってるのよ。 私も、痛く無くなって慣れてから旦那様に見せてもらった時は、衝撃で2週間は塞ぎこんだわ。 その時、母に教えてもらったの。 婚姻した男性のであれば下品ではなく、将来2人の間に出来る子供の為。 見慣れないと衝撃だけど、慣れるわ。」
「そうなの? 凄く痛くて涙がでたし叫んだわ」
「ええ、私も最初叫んだわよ。」
「お母様も?」
「ええ、私の母、レアのお婆様もよ。 でも、それと同時に、今まで感じたことのない感覚もあったはず。」
「うん、なんかおかしくなりそうだったわ。 それも怖かった」
「レア、それが愛なのよ。 婚姻したもの同士じゃないとわからない感覚ね。」
そう言われて、心がすとんと納得した。
「お母様、ありがとう。 話せる人いなくて、困ってたの。。 でも、またするのは今は怖いの。」
「私もそうだったけど、まずは旦那様に添い寝してもらって徐々に慣れていくしかないの。 陛下だってこのままじゃ困るでしょ。 レアが、寝所でお願いすれば大丈夫よ。 レアが、陛下と一緒に歩むって決めたんでしょ。」
そうだ、私は私自分で決めたんだ。

それから母にお礼して、その日の夜にマックと久しぶりに会った。 少しやつれていた。
「レア、あのごめん。 見せるべきじゃなかった」って言われたわ。
「マック、私こそごめんなさい。 衝撃で驚いちゃったの。」
「でも、レア、俺の事嫌いになったんじゃ?」
「嫌いになんてなってないわ。 ただいろいろびっくりして、驚きすぎて整理に時間がかかるの。 」
物すごく安心した顔をするマック。
「良かった。 レアに嫌われたとばかり思って、ここ1ヶ月以上何もかんがえられなかったよ。」
「1ヶ月も私塞ぎ込んでたの?」
「ああ、そうだよ。 で、お願いってなんだい?」
「そのマックに慣れるまで、性交は控えて、まずは添い寝からお願いしたいの」って自然に目に涙がたまった。
「ああ、もちろんだよ」って優しくいってくれたの。

同じベットで少し距離置いて寝る事になったわ。 お母様のいう通りだった。
私は汚されてなかった。 よかった。
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