105 / 133
3章:従軍編
マッキンリーの様子でも見に行くか
しおりを挟む
その日の夜遅く、貼り付けにされてるマッキンリーの様子を見に空き地近くにきた。
石とか、鎖のついた槍で刺されている。 まだ生きてるな。
ラウロの報告じゃ、市民達がやったらしい。
「あら、男の子と女の子。 兄妹かしら。」
って、たしかに、6歳と8歳ぐらいの少女と少年だ。 少年は槍を両手にもって震えてる。
「躊躇してるみたいだな」って言いつつ、ユキと少年と少女の所へ行った。
「坊主、親は?」って聞いたら、少年は槍を落として少女の方へいく。
「僕達には、親はいないんだ。 1年前に、こいつに、父親は公開処刑されて、母は」って言って少女の耳塞いで「こいつと、こいつらの部下達に犯されて死んだ。」っていう。
「お前見てたのか?」
「うん、妹と隠れろって家の床下にいた。 でもその後、犯罪者の子供だって僕達いく所もなくって、辛うじて近所の叔母さんがこっそり隠れて路上で生活してる僕らに1日一回食料持ってきてくれたけど、叔母さんも今回ので死んだんだ。 だから全部、こいつのせいで、僕達は不幸になったんだ」って泣きながらいう。
「災難だったな。」って同じ目線に立ってしゃがんだ。
夜中に子供って思ったら、こいつら行き場がないのか。 服も汚いし、ガリガリに痩せてる。
「災難じゃない。 僕もクララも、悪い事してないのに、僕達ほど不幸なのはいないんだ。」
「不幸レベルは、みんな違うからな。 不幸でいうと、ある少年は、生まれて時から全ての5感が無くて魔獣がいっぱいいる森に捨てられた。 それでも、必死に独りで生き抜いて、力をつけたけど、ある国に命狙われて、足掻いて生き残った。 それに比べれば、お前にはまだ妹がいるだろ。」 ってノアールの過去は悲惨だな。
「うん。 でも、僕どうしたら?」
妹のほうは、ユキがお菓子あげてる。
「そりゃ、妹を守れるぐらい強くなれ。 坊主、名前は?」
「僕は、ガスト。 僕は強くない。」
「んじゃぁ、このオッサン刺して恨み晴らして、あとは自力で頑張れ。 まずはそこからだろ。」
って言ったら頷いた。
「ユキ、」
「クララちゃんはこっちね」って抱き抱えて見えない場所へ移動だ。
「クララは?」って心配してる。
「妹に、お前の復讐みせれないだろ。 さっき躊躇したのもそれだろ?」
「うん。 見てたの?」
「ああ、見てたから声かけた」
「うん、僕達はこいつのせいで」って言って、しっかり両手で槍もって足や腹を刺した。 愚痛した声がマッキンリーから漏れた。
「はぁはぁ、もういい」って少年ガストだ。
「んじゃぁ行くか」って肩車してあげた。
前世で、ユキとの子供や、ジョン、デバスの子供にもしたなぁ。
「お兄ちゃん、どこいくの?」
って、ガスト。
「お前と妹が、ご飯食べれて、眠れる所だ」ってユキはクララを抱っこして俺達は合流して、歩きながら仮説住宅の長屋に向かった。
「お兄ちゃん、ここ騎士団の施設で、いくなって大人達が言ってたの聞いたよ。」
ふむ、蟠りがあって住人がなかなか移動してくれないってエマが愚痴ってた。
「今日一晩だけ泊まれ。 そうすれば、この施設がどういう場所かわかる。」
「うん。」
そう言って、俺とユキは、ガストとクララを待機させたエマに預けた。
ちなみに、マッキンリーは2日目に死亡した。
石とか、鎖のついた槍で刺されている。 まだ生きてるな。
ラウロの報告じゃ、市民達がやったらしい。
「あら、男の子と女の子。 兄妹かしら。」
って、たしかに、6歳と8歳ぐらいの少女と少年だ。 少年は槍を両手にもって震えてる。
「躊躇してるみたいだな」って言いつつ、ユキと少年と少女の所へ行った。
「坊主、親は?」って聞いたら、少年は槍を落として少女の方へいく。
「僕達には、親はいないんだ。 1年前に、こいつに、父親は公開処刑されて、母は」って言って少女の耳塞いで「こいつと、こいつらの部下達に犯されて死んだ。」っていう。
「お前見てたのか?」
「うん、妹と隠れろって家の床下にいた。 でもその後、犯罪者の子供だって僕達いく所もなくって、辛うじて近所の叔母さんがこっそり隠れて路上で生活してる僕らに1日一回食料持ってきてくれたけど、叔母さんも今回ので死んだんだ。 だから全部、こいつのせいで、僕達は不幸になったんだ」って泣きながらいう。
「災難だったな。」って同じ目線に立ってしゃがんだ。
夜中に子供って思ったら、こいつら行き場がないのか。 服も汚いし、ガリガリに痩せてる。
「災難じゃない。 僕もクララも、悪い事してないのに、僕達ほど不幸なのはいないんだ。」
「不幸レベルは、みんな違うからな。 不幸でいうと、ある少年は、生まれて時から全ての5感が無くて魔獣がいっぱいいる森に捨てられた。 それでも、必死に独りで生き抜いて、力をつけたけど、ある国に命狙われて、足掻いて生き残った。 それに比べれば、お前にはまだ妹がいるだろ。」 ってノアールの過去は悲惨だな。
「うん。 でも、僕どうしたら?」
妹のほうは、ユキがお菓子あげてる。
「そりゃ、妹を守れるぐらい強くなれ。 坊主、名前は?」
「僕は、ガスト。 僕は強くない。」
「んじゃぁ、このオッサン刺して恨み晴らして、あとは自力で頑張れ。 まずはそこからだろ。」
って言ったら頷いた。
「ユキ、」
「クララちゃんはこっちね」って抱き抱えて見えない場所へ移動だ。
「クララは?」って心配してる。
「妹に、お前の復讐みせれないだろ。 さっき躊躇したのもそれだろ?」
「うん。 見てたの?」
「ああ、見てたから声かけた」
「うん、僕達はこいつのせいで」って言って、しっかり両手で槍もって足や腹を刺した。 愚痛した声がマッキンリーから漏れた。
「はぁはぁ、もういい」って少年ガストだ。
「んじゃぁ行くか」って肩車してあげた。
前世で、ユキとの子供や、ジョン、デバスの子供にもしたなぁ。
「お兄ちゃん、どこいくの?」
って、ガスト。
「お前と妹が、ご飯食べれて、眠れる所だ」ってユキはクララを抱っこして俺達は合流して、歩きながら仮説住宅の長屋に向かった。
「お兄ちゃん、ここ騎士団の施設で、いくなって大人達が言ってたの聞いたよ。」
ふむ、蟠りがあって住人がなかなか移動してくれないってエマが愚痴ってた。
「今日一晩だけ泊まれ。 そうすれば、この施設がどういう場所かわかる。」
「うん。」
そう言って、俺とユキは、ガストとクララを待機させたエマに預けた。
ちなみに、マッキンリーは2日目に死亡した。
10
お気に入りに追加
174
あなたにおすすめの小説

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。


異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。
婚約破棄してたった今処刑した悪役令嬢が前世の幼馴染兼恋人だと気づいてしまった。
風和ふわ
恋愛
タイトル通り。連載の気分転換に執筆しました。
※なろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、pixivに投稿しています。

前世を思い出しました。恥ずかしすぎて、死んでしまいそうです。
棚から現ナマ
恋愛
前世を思い出したフィオナは、今までの自分の所業に、恥ずかしすぎて身もだえてしまう。自分は痛い女だったのだ。いままでの黒歴史から目を背けたい。黒歴史を思い出したくない。黒歴史関係の人々と接触したくない。
これからは、まっとうに地味に生きていきたいの。
それなのに、王子様や公爵令嬢、王子の側近と今まで迷惑をかけてきた人たちが向こうからやって来る。何でぇ?ほっといて下さい。お願いします。恥ずかしすぎて、死んでしまいそうです。

【完結】貴方たちはお呼びではありませんわ。攻略いたしません!
宇水涼麻
ファンタジー
アンナリセルはあわてんぼうで死にそうになった。その時、前世を思い出した。
前世でプレーしたゲームに酷似した世界であると感じたアンナリセルは自分自身と推しキャラを守るため、攻略対象者と距離を置くことを願う。
そんな彼女の願いは叶うのか?
毎日朝方更新予定です。
2回目の人生は異世界で
黒ハット
ファンタジー
増田信也は初めてのデートの待ち合わせ場所に行く途中ペットの子犬を抱いて横断歩道を信号が青で渡っていた時に大型トラックが暴走して来てトラックに跳ね飛ばされて内臓が破裂して即死したはずだが、気が付くとそこは見知らぬ異世界の遺跡の中で、何故かペットの柴犬と異世界に生き返った。2日目の人生は異世界で生きる事になった

乙女ゲームの断罪イベントが終わった世界で転生したモブは何を思う
ひなクラゲ
ファンタジー
ここは乙女ゲームの世界
悪役令嬢の断罪イベントも終わり、無事にエンディングを迎えたのだろう…
主人公と王子の幸せそうな笑顔で…
でも転生者であるモブは思う
きっとこのまま幸福なまま終わる筈がないと…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる