【不遇転生:4】悪役子息と婚約者 ~俺はまた悪役子息に転生した~

八木恵

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3章:従軍編

殲滅したけどまだまだ仕事はある

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とりあえず、殲滅おわって、陣営に戻ってちょっとした会議部屋。
「あいつら、使えねぇーの」ってパウロ。
俺もタバコに火をつけて一服中。 もちろん、エールのんでる。

「僕も驚いたよ。 遺体燃やすの手伝わないんだ。」ってエマ。
「綺麗事しか知らないから、疫病の危険性が分からないのよ。」って俺の膝の上に座ってるユキ。

「その通り。 手伝わなんのなら文句言うなだ。」って俺、ちゃんとドッグタグとか、遺品とか、防具、武器外して遺体処理した。

なのに、マックベイン陣営から、残酷だの、埋葬しろだのいろいろ言われた。 俺、上官だってーの。 無視、無視だ。

それなのに、現在進行形で会議室の外じゃぁマックベインと女性が口論してる。
「マック、さっきから出来ると思うだけで、私は住人の命の保証がほしいの。」って女性。
「マリー、落ち着いて。 俺がなんとかするって。」ってマックベイン。

勝手にドア開いて、入ってきた。
「ここの最高責任者はどなた?」って、なんだこいつ、上から目線の女だな。
「俺だけど、何の用だ。 勝手に入ってきて失礼な奴だな」って言っておいた。

俺らの周りみんな頷いてる。 
「ロイス! それにユキアナ様!」って驚いてる女。
「なぁ、お前だれだよ。 失礼な奴だな。」2回目だ。

「ラブドルの砦の領主の娘、マリーだ」ってマックベインがモゴモゴいいながらいう。

「ふーん、んで、勝手にお前は、敵陣をここまで連れてきたと。」って突っ込んでおいた。 
「ち、ちがう。 マリーは、交渉に来たんだ。」ってマックベイン。

「ふーん、交渉ね。 交渉しに来る奴が上から目線か?」
つって表情してるよ女。

「それは、悪かったわ。 ただ、住民は安全が保証されないと武装解除しないって言ってるの。 だから、」
「馬鹿か? 明日、10時までに武装解除、開門しなければ砦内に攻める。 敗北宣言しておいて、交渉の余地なんてねぇーんだよ。 以上だ」
「そ、そんな」ってマリーって女。
「お前には慈悲っていう心がないのか」ってマックベイン。

「慈悲あんじゃん。 執行時間設けてやった。 その女が説得すべきは砦内の住人だ。 エマ、ガリオ、丁重にその女を騎馬で連れてけ」

「「了解」」ってエマ、ガリオ。

「わ、私もいくわ」ってフローレアだ。 いたの知ってたけど無視。
「勝手にどうぞ」とだけ言っておく。

「レア、危険だ」ってマックベイン。
本人が言い出した事だろ。
「私も住人の説得にいくわ。」ってフローレア。

「おい、護衛をつけろ」ってマックベインだ。
「お前の部下、まぁいい、んじゃぁ、エマそのままついていけな。」
「え、あー了解」って俺の意図がわかったらしい。

なんか、マックベインには舌うちされた。
「元婚約者なのに」とかいってるし。 関係なくねぇ。 俺、既婚者っす。 
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