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3章:従軍編

ラブドル砦にいるドラゴン・スレイヤーズ

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ラブドル砦の鎮圧に向かったドラゴン・スレイヤーズは、砦から数キロ離れた場所に陣営拠点を設けて、最初の武装した兵との交戦から既に3ヶ月経過。

陣営拠点の会議テント内。
「卑怯だ!」って叫ぶのはマックベイン。
「マック、落ち着いてくれ。 こちらは負傷者、死者が出てる。 女性、子供を殺さないで鎮圧するのは、難しい。」ってマルコ。
「しかし、女性、子供を殺すのは、出来ないよ。」というセオドリックだ。
「そうよ、無抵抗な女性と子供なんて殺せないわ。」というフローレア。

「しかし、兵の入れ替えのタイミングを狙っても、常に女性と子供を盾にする。 このままでは、拉致があかない」というマルコだ。

鎮圧に向かったドラゴン・スレイヤーズ含む騎士団は500名だ。 すでに補填もしていおり、600名だ。 
ラブドル砦にいる常駐兵は約300名で、砦内には約1000名以上がいる。
ラブドル砦は、ラブナ国との国境にもっとも近く王国管轄の中で重要拠点だ。 
そこでおきた暴動で、ラブドル砦では籠城した状態が続いている。

王太子の命で、ラブドル砦の鎮圧に来たが、砦の門は閉門されており、こちらが仕掛けると開門と同時に兵が女と子供を盾にして攻撃するため、こちらはまったく手をだせない。

マルコもいろいろ戦略を立てたが、全て効果なしだ。
ドラゴン・スレイヤーズとして、無慈悲には女性・子供にいくら武器をもっていようが、手を出してしまえば評判を落とすし、マックベインも許可を出す事ができないでいる。

皆、策につまって沈黙だ。 マックベインは苛立ちを隠せない。

「すいません。 ここに1番お偉いさんいるって聞いたんですけど。」って男性の声だ。

「ロイス! 貴様何しに!」ってマックベイン。

はい、俺ロイスだ。 いやぁーなんかイベントが早まったと思ったらまったく解決しない。 アルパーノに言われて、状況確認で送られた。

「何しにって、物質供給に来ただけ。 あと、軍事会議の議事録を取れって。 まぁいいや、リストにサインして」って俺はマックベインにリスト渡した。

なんか驚いてるのか、サインって意味がわからない?
「サイン、署名ってわかるか?」
「知ってる」ってなんか乱暴に受け取ってサインした。

内容も確認しないとは。 大丈夫か?
「どうも」って受け取って、一緒に来ている王都に戻る担当の所に、この署名済みの書類を渡さないとな。 
ユキも待ってるし。
アルパーノは、俺1人でとか抜かしす前にユキ成分不足になるからユキも一緒に行くって言っておいた。 
ってわけでユキも一緒。 

一度テント出ようとしたら、
「ロイス君、なにか打開策はあるか?」ってメガネ君。
「マルコ! こんな奴に聞いたって!」ってマックベイン。
「しかし、」ってメガネ君はマルコか。。

「お偉いさんの言う通りで、俺はただの文官だ。 だけど、このリストの内容見ないでサインするのはいかがかかと。 どんだけ税金つかってんだか。 長引く戦火は、国を疲弊する。」って言っておこう。

「あの砦には、約1,000人の住人がいんだ!」って叫ばれた。

「あっそう。 アスタ王国の人口の0.001%未満の人口だろ。そいつらのために、他は増税に苦しむだけだ。」って言っておこう。

君達、贅沢だね。 3ヶ月で1億ってありえん。
なんか俺が出て行った後、静かだけど、まぁいいか。
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