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2章:学園編

ダンスパーティーなのに

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生徒達が楽しんでいる間、俺、ずっと伴奏だよ。
会場を見渡せるからいいけどな。 酒飲んで、タバコを吸いつつだ。

平民の曲になるとほとんどの貴族は踊らない。 マックベインも踊ってないけど、ユキがラウロとパウロの所に令嬢連れて行った。 あー、ユキ踊れるけど他令嬢は知らないからか。 ユキも混じって踊り出した。 学園モードで無表情だけど、楽しんでるみたいだ。 ユキのために弾きますかね。

って、なんかマックベインも男子生徒に促されて踊り始めた。
フローレアとエリオットにも教えててる。 一応、見栄え的には貴族、平民が踊ってますていだな。

それでしばらくして、ようやく終了だよ。
生徒達が居なくなるまで演奏。。  おわって、控え室だ。

「ロイス君だっけ、君との演奏楽しかったよ」って指揮者だ。
「途中、アレンジやら、曲目にないのまで入れやがって」って俺の文句だ。
「だってさ、これ行けるっていうし。」
「「ああ、凄く楽しかったよ」」って楽団の人達。
「また機会があったらよろしくね。」って言われた。
「2度とごめんだな。 俺、人前で演奏するの嫌いなんでな。」
「「「えー、勿体無い」」」ってハモっていうな。

苦笑いしつつ、楽団の人達も別れた。

んで、月明かりしかない会場だ。
ポン、ポンってピアノの音。
「ユキ、リクエストは?」ってピアノの所に1人いるユキ。
「あの曲」って言われて、ユキの隣に座って弾く俺。
「前世じゃ、ユキが弾いてたけどな」ってヤマト国でユキが琴で演奏してた曲をピアノにアレンジした。
「今世はロイね」って笑顔のユキだ。
マジ、俺の嫁、可愛い綺麗。 ついつい、唇重ねた。 さすがにその先は場所が場所。

ちゃんと、転移でユキの屋敷に送った。
イレギュラーな重労働だったけど、ユキが楽しんだならそれでいい。
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