上 下
50 / 133
2章:学園編

謹慎明け

しおりを挟む
俺がヌトと旅している間に、お花畑君達の勘違いによる噂があったらしい。
俺の成果は、火山地帯は、魔獣すらいなく休火山で、天然温泉があった。 今度、ユキ連れて行こう。

渓谷の谷、ここはなかなか魔獣の巣窟だった。 万単位でいる。 なかなか強くて、魔物ランクでいうとS~SSだな。 ヌトとはしゃいで、数百狩っておいた。 魔石も魔導ランチャーに耐えられる。

深い森も、まぁまぁ数千単位でレベルでいうとB~Sだな。 スタンビードが起きないのが不自然。 数百ここも狩っておいた。

渓谷の谷ではしゃぎすぎ、結局、山脈地帯は後日に変更。

謹慎明けて、登校だ。 学科の先生にいっぱい課題を渡されたよ。
でも平気だ。 魔神ノアールに感謝だ。 前世で勉強しまくったし、今世だってキンバリー子爵家の書庫は読破済み、そしてここの図書館も主要な本は読破した。

速読感謝だ。
休憩時間やら、授業中とかに、課題こなしつつ、食堂で、数学って言ったって四則演算、一次関数レベルだ。 
「ロイス、貴様アン嬢に謝ったのか!」ってマックベインとエリオット、セオドリックの護衛騎士デレクだ。

「お前さ、前々から言ってるけど、同じクラスじゃないのになんでタメ口なんだ? 
 クラスの平民には、気を遣われたくないから敬語使わなくていいっていったけど、お前に許可した覚えはない。 こいつの教育どうなってんだ?」って指を指してエリオットにいう。

「そ、それは、兄上、後で教育するようレアにいいます。」って返事。
「それよりも謝ったのか!」って怒鳴るマックベイン。

「なぁ、アン嬢って誰?」 俺、まじ名前しらん。
「図書館で倒れてた女子生徒の名前だ。 
 確か、彼女の証言で、見知らぬ男子生徒に手首を掴まれてその後恐怖で気絶したため前後の記憶は曖昧で覚えてない。 で、たまたま、デレク君、マルコ君、ロイがそこにいて、マックベイン君が一方的にロイだと言って殴った。 彼女は、恐怖で今、自宅静養中。 ただ、ロイの執事が見舞いの品と壊れた眼鏡は賠償してる。 
彼女からも御礼の手紙が来た。 事実はそれだけで、マックベイン君は、見てないんだろ、誰が手首を掴んだか?」ってラウロだ。

「見てない。 けど!」っていうマックベイン。
「そもそも、謝れって言っておきながら、アン嬢が静養中ってのも知らなかっただろ。」って俺。
「それは、知らなかった。 彼女が復帰したら」って言ってくるマックベインだ。 なんで、俺が謝罪しないといけない。 それにしてもだな。
「お前馬鹿だな。 恐怖で静養する程だぞ。 女性の立場からしたら、もう忘れたい出来事。 幸い記憶がないから、男性恐怖症までにならないが、そっとして置くのが常識だろ。 女心が分からん奴だな」って嫌味だ。
まともに恋愛もしてない奴って、面倒だ。 童貞拗らせやがって。 って、この世界じゃ、この学園いる男女皆処女と童貞だな。 
「なんだと!」って憤るマックベイン。
「マックベイン、そこまでだ。 兄上の言う通りだ。 女性側の立場を無視した発言だ。」ってエリオット。
「エリオット様、こいつに女心がわかるわけがありません。」ってマックベイン。
「兄上はこう見えて、兄上の母サラリナ様に女性の扱いについて徹底的に教育されてる。 
 だから、兄上が暴言を吐く事はあっても暴行は考えにくいんだ。 僕は、その場にいなかったから、分からないけど、アン嬢が記憶がない、それにすでに終わったこととするのが1番だ。」というエリオット。

確かに母親に教育されてるけど、所々嫌味がはいるな。 まぁいいけど。
「エリオット様が、そういうなら」って、半ば納得した感じ。

てか、謝罪ならお前だけどな。 一方的に殴ったんだから。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ドアマットヒロインはごめん被るので、元凶を蹴落とすことにした

月白ヤトヒコ
ファンタジー
お母様が亡くなった。 それから程なくして―――― お父様が屋敷に見知らぬ母子を連れて来た。 「はじめまして! あなたが、あたしのおねえちゃんになるの?」 にっこりとわたくしを見やるその瞳と髪は、お父様とそっくりな色をしている。 「わ~、おねえちゃんキレイなブローチしてるのね! いいなぁ」 そう、新しい妹? が、言った瞬間・・・ 頭の中を、凄まじい情報が巡った。 これ、なんでも奪って行く異母妹と家族に虐げられるドアマット主人公の話じゃね? ドアマットヒロイン……物語の主人公としての、奪われる人生の、最初の一手。 だから、わたしは・・・よし、とりあえず馬鹿なことを言い出したこのアホをぶん殴っておこう。 ドアマットヒロインはごめん被るので、これからビシバシ躾けてやるか。 ついでに、「政略に使うための駒として娘を必要とし、そのついでに母親を、娘の世話係としてただで扱き使える女として連れて来たものかと」 そう言って、ヒロインのクズ親父と異母妹の母親との間に亀裂を入れることにする。 フハハハハハハハ! これで、異母妹の母親とこの男が仲良くわたしを虐げることはないだろう。ドアマットフラグを一つ折ってやったわっ! うん? ドアマットヒロインを拾って溺愛するヒーローはどうなったかって? そんなの知らん。 設定はふわっと。

目が覚めたら夫と子供がいました

青井陸
恋愛
とある公爵家の若い公爵夫人、シャルロットが毒の入ったのお茶を飲んで倒れた。 1週間寝たきりのシャルロットが目を覚ましたとき、幼い可愛い男の子がいた。 「…お母様?よかった…誰か!お母様が!!!!」 「…あなた誰?」 16歳で政略結婚によって公爵家に嫁いだ、元伯爵令嬢のシャルロット。 シャルロットは一目惚れであったが、夫のハロルドは結婚前からシャルロットには冷たい。 そんな関係の二人が、シャルロットが毒によって記憶をなくしたことにより少しずつ変わっていく。 なろう様でも同時掲載しています。

錆びた剣(鈴木さん)と少年

へたまろ
ファンタジー
鈴木は気が付いたら剣だった。 誰にも気づかれず何十年……いや、何百年土の中に。 そこに、偶然通りかかった不運な少年ニコに拾われて、異世界で諸国漫遊の旅に。 剣になった鈴木が、気弱なニコに憑依してあれこれする話です。 そして、鈴木はなんと! 斬った相手の血からスキルを習得する魔剣だった。 チートキタコレ! いや、錆びた鉄のような剣ですが ちょっとアレな性格で、愉快な鈴木。 不幸な生い立ちで、対人恐怖症発症中のニコ。 凸凹コンビの珍道中。 お楽しみください。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

騎士団長様、ぐちゃぐちゃに汚れて落ちてきて

豆丸
恋愛
  騎士団長が媚薬を盛られて苦しんでいるので、騎士団の文官ソフィアが頼まれて、抜いてあげているうちに楽しくなっちゃう話。 

【R18】童貞のまま転生し悪魔になったけど、エロ女騎士を救ったら筆下ろしを手伝ってくれる契約をしてくれた。

飼猫タマ
ファンタジー
訳あって、冒険者をしている没落騎士の娘、アナ·アナシア。 ダンジョン探索中、フロアーボスの付き人悪魔Bに捕まり、恥辱を受けていた。 そんな折、そのダンジョンのフロアーボスである、残虐で鬼畜だと巷で噂の悪魔Aが復活してしまい、アナ·アナシアは死を覚悟する。 しかし、その悪魔は違う意味で悪魔らしくなかった。 自分の前世は人間だったと言い張り、自分は童貞で、SEXさせてくれたらアナ·アナシアを殺さないと言う。 アナ·アナシアは殺さない為に、童貞チェリーボーイの悪魔Aの筆下ろしをする契約をしたのだった!

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた

杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。 なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。 婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。 勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。 「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」 その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺! ◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。 婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。 ◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。 ◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。 ◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます! 10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!

処理中です...