【不遇転生：４】悪役子息と婚約者 ～俺はまた悪役子息に転生した～

2章：学園編

俺が謹慎中の出来事 中編

Side:ヘレン
マルコ君に頼まれて噂流したけど、どういう事よ。
「マルコ君、ちょっといい」って休み時間に教室にいった。
「ヘレン嬢、どうしたんだい？」って、眼鏡くいってあげて聞く。嫌味な態度がむかつくのよね。

「ロイス君、キンバリー子爵の王都の屋敷に住んでないって。　それにロイス君、フローレア嬢との婚約解消を逆に喜んでるそうよ。　あなた知ってる？」

「え！　そんなはずは。。」って言葉つまらせてる。

ちょうど、エリオット様とフローレア嬢もいる。
「エリオット様、私ヘレンと申します。　少しお伺いしたい事があります。」って聞いた。
「えーと、なんだい？」
「ロイス君は、王都のキンバリー子爵家の屋敷に住んでますでしょうか？」
「当たり前じゃないか。　それ以外、兄上がどこに住むっていうんだい。」ってさぞ居るかのようだ。
「そうですよね。　いえ、先程、ロイス君の護衛騎士が、住んでいないって言っていたので聞きにきただけです。　では失礼します。」

って言って去った。　本当、どういう事なのよ。

◇◇◇
ヘレンが去るのを見る、エリオットとフローレア、そしてマルコ。
「エリオット様、本当にロイスは屋敷にいるんですよね」って聞くマルコ。
「当たり前じゃないか。　本邸でも滅多に会わないし、兄上はいつも部屋だしね。」っていうエリオット。

「そうですか。　一度ご確認いただけますか？」
「わかったよ。　執事のジョルディに聞いてみる」って面倒くさそうにいう。
「フローレア様、まだ脅迫の手紙は続いてるのでしょうか？」
「ええ、週3回きてるわ。」って震えながらいう。　僕マルコも見たが、手紙の内容はクシャナ村の事件を表沙汰にしたくなければ、婚約解消しろっていう内容だった。

フローレア嬢は、クシャナ村の事件について語りたくないため教えてくれないが、ロイスがクシャナ村によく行っていたという事で、犯人はロイスだって断定した。

もし違う場合、大変だ。