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2章:学園編

学年2年目、食堂にて

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クシャナ村滞在して、鉱山の町へ行ってキンバリー屋敷で母親と過ごして、王都近郊の転移魔法陣でパウロ、ラウロと合流して王都の家に戻った。

ちゃんとユキは、ブラッドリー伯爵家へ送った。
ユキの氷結刀は、封印解除できたが俺の刀ほどではないが、暴れ馬だ。 制御が必要で、俺の訓練場もユキも入れるようにして、週末に鍛錬する事にした。

「んで、お前ら特産物は?」って食堂で休み期間中にクラスというか平民の奴らの実家に食材を持ってくるように頼んだ。
「ロイ、俺の集落は、唐辛子だ。」って緑と赤の唐辛子を渡して来た。
「へー、これ食えるのか?」ってパウロがひと口食べる。
やめとけって思ったけど、時すでに遅し。
「かれぇーーーーーー」と大絶叫しつつ、「水、水」って水をのむパウロの顔は赤い。
「あはは、それ料理の調味料だって。 生で食うやつあるかよ」って俺爆笑。
周りも爆笑してて、「ロイの言う通りで、調味料にすんだ」って平民の名前はアブ。

「俺、これ」って出してきたのは豆科だ。
「豆?」って聞きながら匂い嗅いだ。 これは、もしかして。
「ダイズ。 肥料用途だけど。。」っていう平民のダス。
「なぁ、ダスの実家ってどこだ?」
「王都から東にある、ビィーン領だ。 稲作で有名な。」
米があるのは知ってた。 探してたよダイズ。
「まじか。 ダイズきたー」って喜んでしまった。

「「ロイ、何そんなに喜んでんだ!」」ってパウロとラウロに突っ込まれた。
「ロイス君、今、ダイズと聞こえましたけど。」ってユキ。 学生モードで無表情だ。
「ユキアナ嬢、ビィーン領の彼ダスの実家から持って来たのがダイズだったんですよ。」
「本当ですか?」っていう無表情のユキにダイズを渡す。
「まさしくダイズですわ。 ダス君、ビィーン領のどちらご出身で?」
「ユ、ユキアナ様、お、俺はビィーン領南東にあるズンダ村です。」って赤面しながらいうダス。 そりゃ、無表情でもユキは美女だしな。 
「バラク商家の系列が向かってない地方ですわ。 良い情報、ありがとうございます。 バラク商家が探してましたのよ、ダイズを。」
「肥料用途でしかないのにですか?」ってダス。
「ええ、これは食材としても調味料にも。」
「一応、未熟のも持って来ました」ってダス。 枝豆じゃないっすかい。
「ダス、それ食べるぞ」って受け取って、食堂の調理場借りて枝豆茹でる俺。
ついでに、唐辛子も持って行く。
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