【不遇転生：４】悪役子息と婚約者 ～俺はまた悪役子息に転生した～

2章：学園編

俺とユキの関係

フレディやらパウロ、ラウロに突っ込まれつつ、馬車から各自荷物をおろさせた。

「だから、その美女は誰だよ」ってパウロだ。　フレディもラウロも同じ意見のようだ。
まぁそうなるよな。

「俺の嫁のブラッドリー伯爵家の次女ユキアナ」って言っておく。
「フレディ、パウロ、ラウロ、はじめまして、ロイの妻、ユキアナですわ。　ユキで良いですよ」って笑顔でいう。

ユキアナは、前世の俺の嫁ユキの転生者だ。　つい半年前に王都の闇取引場で再会。　ユキは、父親について来てたけだ。　それで、見てすぐわかって、その後、渡されたメモに書いてある宿の部屋へ行った。
「ハロイドよね」ってユキだ。　
「ああ、まさかお前も転生？」
「ええ、ロイのいない世界なんてってもう嫌だったわ。　でも、会えた」って言われた。　でもって疑ったけど、孵化したばかりのヌトが「ユキの姉さんやんす。」って言い、そのままお互いに求めて、セックスしまくった。

「はぁはぁ、ロイとのセックスが1番ね。」って言うけど、「またユキの処女奪ったけど。」って突っ込んでおいた。　「セフレは何人？」って聞かれて、「今3人か？」と答えた。　「前回より少ないのね。　今世も私だけよね嫁は？」
「一夫多妻でも、俺自身ハーレム願望はないからな、ユキが今世にいるってわかったら嫁はユキだけだ」って言い切った。
まじ、良い女だしな。　

ユキにも婚約者ができそうだったらしく、翌日にはブラッドリー伯爵当主を半ば脅して婚約、そして15歳で婚姻届けをだした。　うちの親父は知らない。　サインしてるけど、気付いてないだろう。

「というわけで、学園では他人のふりだが、この家にユキが来る時は嫁だな。」
「おいおい、どう言う意味だ？」ってラウロ。
「私もロイと同じで、悪者扱いなんですの。　自称婚約者が、いろいろ言ってくるので、お互い距離置く必要がありますの。　なので週末通い妻ですわ。」

「「なーるほど」」って納得早いな。

ってなわけで、家にはユキ手配の男の料理人、通いの家政婦のみだ。

男所帯だな、この家は。