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1章:少年編
14歳の俺はクシャナ村にいる
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半年に一度のホワーズ領の訪問は継続している。 ってか、滞在期間中のほとんどはクシャナ村にいる俺だけどな。
そして今回の俺は、ちょっとあって何時もの訪問に先立ってクシャナ村に来ている。
「フミばばあ、薬草の栽培どう?」ってタバコふかしつつ。 この世界も成人は15歳だけど、13歳くらいから酒、タバコ、女だ。 さすがに精神年齢が150歳以上だと、これらは我慢できない。
って話がそれたが、特別な薬草ってのが、昔戦場だった場所、死人の土壌の上らしい。
前世で魔神から人体構造を学んでたから、それを知識に似た土壌を作って栽培実験してる。
立札で土壌を10枠ほど区切ってある。
「ロイ、功能的に近いのは、9番と5番だわさ」
「見た目は、4番と8番だがな。」っていいながら、失敗した土壌は入れ替えて4番と5番で少しリンとカルシウムを多めにしたりしてる。
「人工的に栽培してみるってよく考えるわさ」ってばばあ。
「あん、いくら農地開拓始まったって言っても、村の収入源になるまであと3年以上かかるだろ。 それまでに、ここの村の特産物作らないとな。」って言っておく。
「ロイが自生してた、ヨモーギ、キズウス草の栽培、あとハーブ系である程度収入は確保できたわさ。」って言われた。
「ある意味、実験場にしてるがな。」ってタバコふかしつつだ。
「フレディがちょくちょく来て、買付けしてくれるし、行商人にも売れて昔に比べたらここの村は少しは裕福になったがな。」って言われた。
当初、糞尿は近くの肥溜に捨てて臭かった。
肥料に、最適だから今は土と石灰を混ぜて肥料に使わせてる。
他の村はまだ実施してない。 実際、収入源が増えたって領民に周るまでは時間がかかる。 税金の上げ止まりにさせた程度だ。
「ロイ、いつもより早いじゃねぇーか」ってマルティーノのジジイだ。
「ちょっとな。」って苦笑いしとく。
親父にエリオットを見習えだの小言を言われたからだ。
家具工房やら職人の手配やら裏で動いたの俺なのに、フレディからの提案の際あいつが横取りしたわけだ。
騎士団を農地開拓へ回すのだって、結構ここの領主は難色しめしたが、これはフレディが説得したみたいだが、いつの間にかエリオットは自分の将来の執事だと思い込んでいる。 フローレアも同じだ。
どうでもいいが、まぁ、居づらいのは確かで、いくら精神年齢が上だと言っても嫌気がさして、転移でここまで来た。 母親だけには先に行くって、馬車で出かけたふりをしたけどな。
ちなみに、フローレアとは相変わらず会えば萎縮されて、全く会話がない。
「まぁ実家でなんかあったってことか?」って突っ込まれた。
「まぁーそんな感じだ。 出来損ないの方湯息子だってなぁー」ってタバコふかしてる。
「剣術の天才がか?」って小声で突っ込まれた。
数年前にマルティーノのジジイにだけバレた。
ジジイは、元々優秀な騎士で、騎士団に所属してたが、よく知らないが横領の罪着せられて首。
そんでもって、その時、ここの騎士団によって別の村にいたが一家惨殺で、生まれたばかりのパウロ連れてこの村に流れついたらしい。 異名がグリム、リッパーらしい。
「自由に生きるためには、馬鹿息子が1番いいんだよ。」って返事しておく。
「パウロも強くなったが、去年の剣術大会でもサンライズのマックベインに負けたな。」っていう。
「あれだろ、フレディいわく、来年の学園に護衛騎士で行くんだろ?」
俺は見た事もないが、エリオットも絶賛してるらしい。 マシューとフレディ情報。
「ああ、みたいだな。」ってジジイにもタバコをあげて一服中。
「ジジイは、例の反乱因子と合流すんのか?」
「若いのが来たが、断った。 若い奴らには、あと数年の我慢だって言ったがな。」
「まぁー、マシューが成長するまでだな。 結構、時間を見つけてはフレディと行ける範囲で村の実体調査してるみたいだがな。」
そんな会話してた。
◇◇◇
夜、俺はだいたい村から離れたところで、魔神からもらった簡易テント、中はキッチン、ベット付きなどかなり簡易空間で過ごす。 実家より、こっちのほうが設備充実してるんだな。 飯は、自炊してる。
いつものようヌトの卵に魔力をあげる。
「ヌト、結構卵大きくなけど、まだ孵化しないのかぁ~」って独り言。
魔力量は、前世の魔神にあった前後までは増えた。
ヌトのお陰と、途中で気づいたってか思いだしたがテント、簡易ハウスの中に魔神式鍛錬場があった。
なんで、日課の訓練はそこでしてる。
前世の14歳の時と同等ぐらいの剣技、あと刀も扱えるが抜刀術の技は双紋線までだ。
南雲斬りには、身体が追いつかない。
まだまだ訓練あるのみだな。
そして今回の俺は、ちょっとあって何時もの訪問に先立ってクシャナ村に来ている。
「フミばばあ、薬草の栽培どう?」ってタバコふかしつつ。 この世界も成人は15歳だけど、13歳くらいから酒、タバコ、女だ。 さすがに精神年齢が150歳以上だと、これらは我慢できない。
って話がそれたが、特別な薬草ってのが、昔戦場だった場所、死人の土壌の上らしい。
前世で魔神から人体構造を学んでたから、それを知識に似た土壌を作って栽培実験してる。
立札で土壌を10枠ほど区切ってある。
「ロイ、功能的に近いのは、9番と5番だわさ」
「見た目は、4番と8番だがな。」っていいながら、失敗した土壌は入れ替えて4番と5番で少しリンとカルシウムを多めにしたりしてる。
「人工的に栽培してみるってよく考えるわさ」ってばばあ。
「あん、いくら農地開拓始まったって言っても、村の収入源になるまであと3年以上かかるだろ。 それまでに、ここの村の特産物作らないとな。」って言っておく。
「ロイが自生してた、ヨモーギ、キズウス草の栽培、あとハーブ系である程度収入は確保できたわさ。」って言われた。
「ある意味、実験場にしてるがな。」ってタバコふかしつつだ。
「フレディがちょくちょく来て、買付けしてくれるし、行商人にも売れて昔に比べたらここの村は少しは裕福になったがな。」って言われた。
当初、糞尿は近くの肥溜に捨てて臭かった。
肥料に、最適だから今は土と石灰を混ぜて肥料に使わせてる。
他の村はまだ実施してない。 実際、収入源が増えたって領民に周るまでは時間がかかる。 税金の上げ止まりにさせた程度だ。
「ロイ、いつもより早いじゃねぇーか」ってマルティーノのジジイだ。
「ちょっとな。」って苦笑いしとく。
親父にエリオットを見習えだの小言を言われたからだ。
家具工房やら職人の手配やら裏で動いたの俺なのに、フレディからの提案の際あいつが横取りしたわけだ。
騎士団を農地開拓へ回すのだって、結構ここの領主は難色しめしたが、これはフレディが説得したみたいだが、いつの間にかエリオットは自分の将来の執事だと思い込んでいる。 フローレアも同じだ。
どうでもいいが、まぁ、居づらいのは確かで、いくら精神年齢が上だと言っても嫌気がさして、転移でここまで来た。 母親だけには先に行くって、馬車で出かけたふりをしたけどな。
ちなみに、フローレアとは相変わらず会えば萎縮されて、全く会話がない。
「まぁ実家でなんかあったってことか?」って突っ込まれた。
「まぁーそんな感じだ。 出来損ないの方湯息子だってなぁー」ってタバコふかしてる。
「剣術の天才がか?」って小声で突っ込まれた。
数年前にマルティーノのジジイにだけバレた。
ジジイは、元々優秀な騎士で、騎士団に所属してたが、よく知らないが横領の罪着せられて首。
そんでもって、その時、ここの騎士団によって別の村にいたが一家惨殺で、生まれたばかりのパウロ連れてこの村に流れついたらしい。 異名がグリム、リッパーらしい。
「自由に生きるためには、馬鹿息子が1番いいんだよ。」って返事しておく。
「パウロも強くなったが、去年の剣術大会でもサンライズのマックベインに負けたな。」っていう。
「あれだろ、フレディいわく、来年の学園に護衛騎士で行くんだろ?」
俺は見た事もないが、エリオットも絶賛してるらしい。 マシューとフレディ情報。
「ああ、みたいだな。」ってジジイにもタバコをあげて一服中。
「ジジイは、例の反乱因子と合流すんのか?」
「若いのが来たが、断った。 若い奴らには、あと数年の我慢だって言ったがな。」
「まぁー、マシューが成長するまでだな。 結構、時間を見つけてはフレディと行ける範囲で村の実体調査してるみたいだがな。」
そんな会話してた。
◇◇◇
夜、俺はだいたい村から離れたところで、魔神からもらった簡易テント、中はキッチン、ベット付きなどかなり簡易空間で過ごす。 実家より、こっちのほうが設備充実してるんだな。 飯は、自炊してる。
いつものようヌトの卵に魔力をあげる。
「ヌト、結構卵大きくなけど、まだ孵化しないのかぁ~」って独り言。
魔力量は、前世の魔神にあった前後までは増えた。
ヌトのお陰と、途中で気づいたってか思いだしたがテント、簡易ハウスの中に魔神式鍛錬場があった。
なんで、日課の訓練はそこでしてる。
前世の14歳の時と同等ぐらいの剣技、あと刀も扱えるが抜刀術の技は双紋線までだ。
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