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1章:少年編
クシャナ村での日々
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クシャナ村には、昼過ぎにつくように、日々通った。
一応、乗馬だが、その途中にある森で日課の運動して、かつヌトに魔力与えて魔力不足の怠い身体で行った。
本当に来るとは思っていなかったみたいで、ジジイは笑っていた。
まず基礎って、いきなりジジイが突っ込んできて、咄嗟に避けた。
「ロイ、お前目はいいみたいだな」って言われた。 いや、すんげー怠い身体ですが、ついつい反射的にだ。
そしたら、衝立の前に立たされて、ジジイがはじめは5m離れたところから石を投げてくる。 避けたり、わざと重たい木刀で弾いた。
結構きついけど、魔神式の鍛錬ができない今としては丁度よかった。
一応、怪我したらフミばばあの湿布貼られた。 気持ちいいけど、すみません、後で自分で回復するとは言えずだ。
まぁそんな感じで、今回の訪問は終わり、もう帰るからって言って別れた。
パウロとラウロとは、休憩の時に会話する程度だ。
パウロは、ジジイの本当の孫で、両親は亡くなったらしい。 ラウロの両親は、出稼ぎ中。
俺としても、良い鍛錬になった。
◇◇◇
そして俺、マシュー、フレディは、明日出発だが夜中にここの屋敷の文官長の部屋に侵入してる。
「ロイス様、本当にありますかね。」って小声でいうフレディ。
「お前が見た限りでは、数字がおかしい所なかったんだろ?」
「ええ、ただ気になるが代々同じ家系が文官である点です。」
「どういう事?」ってマシューだ。
「同じ家系ってことは、横領しやすいんだよ。 うちの家は、文官は定期的に変更してる。」
「ええ、横領されないようにですね。」
そんで、机の鍵がかかってるのを、針金ってか工具でカチと解錠。
「ロイス様、なに簡単に開けちゃうんですか?」って突っ込まれた。
前世で、裏切りの情報収集で、雇った諜報とたまに行動してたから、その時にいろいろと教えてもらった。
こんな所で役に立つとは。
「そんなことより、ほれ、2重底になってる。」って上の板をとるとそこには裏帳簿だ。 フレディに渡して、中身を確認させた。
俺がしたら、おかしいし。
「ロイス様、これかなりの年数、約15年以上は横領、着服してます。 これ国にバレたらお家取り潰しですよ。」っていう。
真っ青になるマシュー。 うん、だろうな。
「とりあえず、隠し場所はわかった。 」って裏帳簿を元に戻して、鍵かけて一度俺の部屋へ戻った。
「マシュー、落ち着け。 とりあえず、現状は把握できたか?」
「うん、ここにいる間フレディさんにも勉強教えてもらった。」
フレディが情報収集しつつ、マシューに勉強させてたようだ。
「今、お前がどうしようも無いのは、わかったよな?」
「うん、僕は今はまだ無力だ。 父上も僕が言っても信じてくれない。」
「それに、お前がもし今言ったら、文官は更に隠蔽するし、お前の命だって危険になる。」
「確かにその可能性もあります。 ロイス様、いかがするつもりで?」って聞くフレディ。
「今は何もしねぇー。 然るべきタイミングまで待つだけだ。 その間、マシューは勉強して知略をつけてくしかない。 それで、こっちはここの領のネタをつかんだ、ただそれだけだ。」
「それは?」っていうフレディ。
「ただ、今回、訪問したけど、なんか領地経営が怪しみたいなことをお前が言えば、改善しろなど云々言えんだろ。 お前も共犯だな」って苦笑いした。
「そのために、私にも見せたんですか?」っていうフレディ。
「俺とマシューは中身を見てないし、見たのお前だけだ」って突っ込んでおいた。
「嵌めましたね。 まぁ、やんわりと報告します。」っていうフレディだ。
「もともと、この領地の経営状況の確認もあんだろ。」って突っ込むと、「ご存知でしたか。」っていうフレディだ。
なんせ、来ている屋敷の家来で、1番自由に動けるのがフレディだ。 あの親父やセバスが、紙以外にも経営状況の確認には訪問するのが早いからな。
「ロイは、また遊びに来てくれる?」というマシュー。
なんか懐かれた。
「機会があればな。」って言っておく。
「表面的には、フローレア嬢の婚約者ですから、来る事になりますよ。」っていうフレディ。
もうすっかり、奴らの事を忘れたいた俺は、ガックリしてた。
一応、乗馬だが、その途中にある森で日課の運動して、かつヌトに魔力与えて魔力不足の怠い身体で行った。
本当に来るとは思っていなかったみたいで、ジジイは笑っていた。
まず基礎って、いきなりジジイが突っ込んできて、咄嗟に避けた。
「ロイ、お前目はいいみたいだな」って言われた。 いや、すんげー怠い身体ですが、ついつい反射的にだ。
そしたら、衝立の前に立たされて、ジジイがはじめは5m離れたところから石を投げてくる。 避けたり、わざと重たい木刀で弾いた。
結構きついけど、魔神式の鍛錬ができない今としては丁度よかった。
一応、怪我したらフミばばあの湿布貼られた。 気持ちいいけど、すみません、後で自分で回復するとは言えずだ。
まぁそんな感じで、今回の訪問は終わり、もう帰るからって言って別れた。
パウロとラウロとは、休憩の時に会話する程度だ。
パウロは、ジジイの本当の孫で、両親は亡くなったらしい。 ラウロの両親は、出稼ぎ中。
俺としても、良い鍛錬になった。
◇◇◇
そして俺、マシュー、フレディは、明日出発だが夜中にここの屋敷の文官長の部屋に侵入してる。
「ロイス様、本当にありますかね。」って小声でいうフレディ。
「お前が見た限りでは、数字がおかしい所なかったんだろ?」
「ええ、ただ気になるが代々同じ家系が文官である点です。」
「どういう事?」ってマシューだ。
「同じ家系ってことは、横領しやすいんだよ。 うちの家は、文官は定期的に変更してる。」
「ええ、横領されないようにですね。」
そんで、机の鍵がかかってるのを、針金ってか工具でカチと解錠。
「ロイス様、なに簡単に開けちゃうんですか?」って突っ込まれた。
前世で、裏切りの情報収集で、雇った諜報とたまに行動してたから、その時にいろいろと教えてもらった。
こんな所で役に立つとは。
「そんなことより、ほれ、2重底になってる。」って上の板をとるとそこには裏帳簿だ。 フレディに渡して、中身を確認させた。
俺がしたら、おかしいし。
「ロイス様、これかなりの年数、約15年以上は横領、着服してます。 これ国にバレたらお家取り潰しですよ。」っていう。
真っ青になるマシュー。 うん、だろうな。
「とりあえず、隠し場所はわかった。 」って裏帳簿を元に戻して、鍵かけて一度俺の部屋へ戻った。
「マシュー、落ち着け。 とりあえず、現状は把握できたか?」
「うん、ここにいる間フレディさんにも勉強教えてもらった。」
フレディが情報収集しつつ、マシューに勉強させてたようだ。
「今、お前がどうしようも無いのは、わかったよな?」
「うん、僕は今はまだ無力だ。 父上も僕が言っても信じてくれない。」
「それに、お前がもし今言ったら、文官は更に隠蔽するし、お前の命だって危険になる。」
「確かにその可能性もあります。 ロイス様、いかがするつもりで?」って聞くフレディ。
「今は何もしねぇー。 然るべきタイミングまで待つだけだ。 その間、マシューは勉強して知略をつけてくしかない。 それで、こっちはここの領のネタをつかんだ、ただそれだけだ。」
「それは?」っていうフレディ。
「ただ、今回、訪問したけど、なんか領地経営が怪しみたいなことをお前が言えば、改善しろなど云々言えんだろ。 お前も共犯だな」って苦笑いした。
「そのために、私にも見せたんですか?」っていうフレディ。
「俺とマシューは中身を見てないし、見たのお前だけだ」って突っ込んでおいた。
「嵌めましたね。 まぁ、やんわりと報告します。」っていうフレディだ。
「もともと、この領地の経営状況の確認もあんだろ。」って突っ込むと、「ご存知でしたか。」っていうフレディだ。
なんせ、来ている屋敷の家来で、1番自由に動けるのがフレディだ。 あの親父やセバスが、紙以外にも経営状況の確認には訪問するのが早いからな。
「ロイは、また遊びに来てくれる?」というマシュー。
なんか懐かれた。
「機会があればな。」って言っておく。
「表面的には、フローレア嬢の婚約者ですから、来る事になりますよ。」っていうフレディ。
もうすっかり、奴らの事を忘れたいた俺は、ガックリしてた。
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