上 下
21 / 23
3章:精霊の塔

精霊の塔だったものの討伐へ 後編

しおりを挟む
シュン達がうだうだしていると観客がきてしまった。

すると、
「そこの君達、危険だからどきなさい。 われわれの邪魔だ」と、拡声魔法で俺達に行ってくるどこかのオッサン(騎士団長)。
「たくよー、こっちは正装だっていうのに、きづけ。 てめぇーらが邪魔だ。 おれらの邪魔すんなよ」といって、タバコをふかす俺。

騎士団長がやや怒ってるようだ。
「ふざけるな! 我々は臨海国家の軍隊だ。 お前らこそ何もんだ!」と怒鳴ってくる。

溜息しかでない。
「0番隊隊長 白銀の黒帝っていわれているもんだ」と俺がいってタバコをすい、タバコをふかしている。
「この世界の傍観者であり、調停者だ。 いまから異物を調停者として排除する!」といってタバコをくわえてる。
「邪魔すんじゃねーぞ」って言っておく。

「ぜってぇー血でなそーだけど、きりきざむぞ」って言ってタバコの火を消した。
俺が大剣に白炎をのせて、巨大丸形昆虫にぶつけると、丸形昆虫から血ではなく紫の液体がでてくる。

それをみた、リン。
「うわ、最悪だ。」
「だな。 ちゃっちゃと片付けよぜ! リン、右の足な、シリルは左だ」といってそれぞれ言われたほうから切り刻んでいく。 
俺も白炎をまとい胴体を真っ二つにし、みなで細かく刻んでいくのであった。

一方、シュン達の討伐光景をみている騎士団長。
「あのもの達はなにもんだ。 是非わが軍にいれたい。」
「騎士団長、それはできませぬ。 彼が名乗った名をご存知かな?」と聞くトムに騎士団長は首をふる。
「古の盟約のためその先を教えることはできぬのじゃ、あの方たちはじゃな、ふれてはならぬものじゃ。」
「なんだと!」って怒りをあらわにする騎士団長。
「そうじゃのう、王国の国王に聞いてみるといい。」というトムはちょと呆れてる。

「我国の王でもおしえられぬのか!」
「彼が名乗った名をしっていればといったじゃろ」というのである。

◇◇◇
あっという間に討伐がおわった、俺、リン、シリルは、紫の液体まみれである。
俺が洗浄魔術をかけて綺麗にしてから、タバコを火をつけて一服する。
「リンは黒炎で、シリルは闇と炎の合成でこいつら消滅しておいてくれ」
「はやくかえりぃてーから、見物客とこいってくるわ」といて、転移する。

リンがシリルに「ちゃっちゃと燃やそう」といい黒炎をだし、シリルも「だぞー。 こいつら気持ちわるいぞー」といって合成魔術で消滅させていく。

一方、騎士団長というよりフリークス家のほうに転移した俺はタバコをふかしてる。
「異物は排除した、んじゃぁ帰るな。」
「すみません、私どもになぜ塔が異物になったのかお教えねがえないでしょうか?」
俺はタバコをふかしてる。
「簡単にいうと、あの塔は生きてたんだ。 んで、生命原が魔力だったわけだ。 
 だが、大勢の軍隊がはいった事で、あの塔が必要な魔力量をこえちまって暴走した。 
 んでぇよー、いいたいんだけどよ、お前ら人間ってよ、きづくの遅くねぇー。 
 せめて精神ダメージの結界が消えた時点できづけよ。 んじゃぁ、かえるわ」といって俺はさっさと転移した。

他に絡まれるのも面倒だ。

そんな突如現れた青年とトムの会話を聞いていた騎士団長。

「む、無演唱だと! おい、あいつらを王に謁見させるんだ!」と騒ぐがすでに転移して消えてしまう。
「あいつらはどこにいった!」とトムに喚く。
「しりませぬ。 会えるかもしれない会えないかもしれないものたちじゃ。 
 伝承通りじゃ。 にしても、塔が生きていたとは、さすがあの方だ」というトム。
「わしも失礼するのじゃ」といってさっていくのであった。
トムもトムで、臨海国家に巻き込まれたくないから逃げたのであった。

こうして、塔の駆除は、終わりを告げる。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活

XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

性転のへきれき

廣瀬純一
ファンタジー
高校生の男女の入れ替わり

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

【不遇転生:1.5】元王族 ~また王子に転生したらしいけど、王子とか国王とかもう勘弁~

八木恵
ファンタジー
僕、アーク・リストラント、一応リストラント王国の王子として生まれたけど双子は不吉の象徴って事で隔離されいる。 前世は、アーサーって名で、アルタイト王国の国王だった。 その時の最後は、毒殺だ。 死ぬ際の心残りは、ギースを解放する事ができなかった。 きっとこの転生も何かの因果なんだろう。 また、王子で、今度は隔離されている。 しかも暗殺されるらしい。 そんな僕が俺に呼称を変えて、なんとか暗殺から免れたいし、しかももう王子とか勘弁。 これは、そんな俺の話。 時系列としては、不遇転生1の同等の時期の物語です。 ※更新は不定期で、かつ遅いですが、暇つぶしに読んでくれれば嬉しいです。 ※誤字脱字が多いかもしれませんがご了承ください。 ※作者、誹謗中傷に弱いため、感想にはご配慮くださると助かります。

【取り下げ予定】愛されない妃ですので。

ごろごろみかん。
恋愛
王妃になんて、望んでなったわけではない。 国王夫妻のリュシアンとミレーゼの関係は冷えきっていた。 「僕はきみを愛していない」 はっきりそう告げた彼は、ミレーゼ以外の女性を抱き、愛を囁いた。 『お飾り王妃』の名を戴くミレーゼだが、ある日彼女は側妃たちの諍いに巻き込まれ、命を落としてしまう。 (ああ、私の人生ってなんだったんだろう──?) そう思って人生に終止符を打ったミレーゼだったが、気がつくと結婚前に戻っていた。 しかも、別の人間になっている? なぜか見知らぬ伯爵令嬢になってしまったミレーゼだが、彼女は決意する。新たな人生、今度はリュシアンに関わることなく、平凡で優しい幸せを掴もう、と。 *年齢制限を18→15に変更しました。

今日の授業は保健体育

にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり) 僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。 その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。 ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。

処理中です...