上 下
19 / 23
3章:精霊の塔

精霊の塔、02時~05時

しおりを挟む
Side:精霊の塔のギルド

既に2時を回っている。 
マスター室にいるトムは、何度かギルド本部から連絡をもらい、待機している隊員達10名を塔の外へむかわせていた。 
定期的な連絡で、外からも入口をこじ開ける事は不可能であった。 

隊員達は、交代で塔の様子を監視している。 
また、各国の兵たちも、ギルドの転送魔法陣を使用して20名ずつ派遣され、各国の兵たちがはいった塔の入り口をこじ開けようと必死である。

2時半、突如として地響きがする。 急いで待機している隊員達とギルドの外にでると、有り得ない光景を目撃する。

火の塔と風の塔の入り口が大きく開く。 まずこじ開けようとしていた兵たちが飲み込まれていく。 
そこから更に両方の入り口がさらに大きくひらきものすごい衝撃音でぶつかっている。

地響きの時点でこの町に住んでいるものや宿にいるものは全員外か、窓から塔をみて青ざめている。

われに返ったトム。
「皆、住民も含めていますぐ緊急退避じゃ!」
「みんないますぐ、ギルドの転移魔法陣で臨海国家のギルドへいけ!」と指示をし、隊員達も住民の避難を始めるのであった。

◇◇◇
Side:シュン達
タバコに火をつけた俺が一服してる。
「リンが正解っぽいぞ。 火と風で共食いしはじめたな。」といい、タバコの煙をはく。
「ふふふ、われの予想があたったな」とシリルのほうを見るリン
「土と水が合体するかもだぞ」というシリルだ。 

すると、土と水の入り口は開く事なく、お互いものすごい地響きと衝撃音だが合体し一回り大きくなる。

すると「合体しだぞ」ってシリルが喜び、リンが「次はどうなるんだ?」といわれたが、「しらねーが、まぁ、動くだろうな」と言っておく。

◇◇
そして、一回り大きくなった土と水の入り口が大きく開きだす、一方共食いにより残骸一部おちている破損部分は、土と水のほうに吸収されていき、じょじょに大きくなる。 
そして、共食い中の火と風の塔を土と水の塔が飲み込むのであった。

そこから、1つとなった精霊の塔は、徐々に塔の姿をなくして、大きな球体になる。 
そして、左右六本の昆虫型の足らしきものがでて、入り口だったところが大きく開くのであった。
そして、徐々にゆっくりと動きだし、魔力をもつ魔物や逃げる兵士たちを飲み込んでいくのであった。

その時点で5時となり朝日がのぼり、
塔だったものの巨大な丸形昆虫で口らしきものが大きくあいた姿が鮮明に現れるのであった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活

XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

性転のへきれき

廣瀬純一
ファンタジー
高校生の男女の入れ替わり

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

【不遇転生:1.5】元王族 ~また王子に転生したらしいけど、王子とか国王とかもう勘弁~

八木恵
ファンタジー
僕、アーク・リストラント、一応リストラント王国の王子として生まれたけど双子は不吉の象徴って事で隔離されいる。 前世は、アーサーって名で、アルタイト王国の国王だった。 その時の最後は、毒殺だ。 死ぬ際の心残りは、ギースを解放する事ができなかった。 きっとこの転生も何かの因果なんだろう。 また、王子で、今度は隔離されている。 しかも暗殺されるらしい。 そんな僕が俺に呼称を変えて、なんとか暗殺から免れたいし、しかももう王子とか勘弁。 これは、そんな俺の話。 時系列としては、不遇転生1の同等の時期の物語です。 ※更新は不定期で、かつ遅いですが、暇つぶしに読んでくれれば嬉しいです。 ※誤字脱字が多いかもしれませんがご了承ください。 ※作者、誹謗中傷に弱いため、感想にはご配慮くださると助かります。

今日の授業は保健体育

にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり) 僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。 その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。 ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。

【取り下げ予定】愛されない妃ですので。

ごろごろみかん。
恋愛
王妃になんて、望んでなったわけではない。 国王夫妻のリュシアンとミレーゼの関係は冷えきっていた。 「僕はきみを愛していない」 はっきりそう告げた彼は、ミレーゼ以外の女性を抱き、愛を囁いた。 『お飾り王妃』の名を戴くミレーゼだが、ある日彼女は側妃たちの諍いに巻き込まれ、命を落としてしまう。 (ああ、私の人生ってなんだったんだろう──?) そう思って人生に終止符を打ったミレーゼだったが、気がつくと結婚前に戻っていた。 しかも、別の人間になっている? なぜか見知らぬ伯爵令嬢になってしまったミレーゼだが、彼女は決意する。新たな人生、今度はリュシアンに関わることなく、平凡で優しい幸せを掴もう、と。 *年齢制限を18→15に変更しました。

処理中です...