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1章:プロローグ
待ち合わせは魔の森で 後編
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それから暫くして、俺達がリンのデザートを外で堪能していると、放置しておいた男が起きたようだ。
「生きてる よかったー」といい起き上がり、デザートを食べてるシリルに頭をさげて「魔王様、俺、ダニーっていいます。」というのである。
「いやぁー、魔の森の魔物から逃げるの必死でしたわ。」と頭をかきながら言うダニー。
「うん、お前弱いぞ。」というシリルだ。
「当たり前っすよ。 おれ、鍛冶見習いっすから」っていうダニー。 非戦闘職だったようだ。
そんな会話を聞いてた俺。
「シリル、チェンジだな。」
「うん、ゲールから連絡あったぞ。 まともな後任がみつかるまで待ってくださいっていってたぞ。」
「なかなかいねーもんな、カールやゲールみたいなやつは。」って俺はついつい言ってしまう。
「ああ、いないな」と同意するリン。
魔族は擬態できるし、長期で人界に滞在させるにはちょうどいいんだが、まぁ適任者って滅多にいないみたいだ。
「んで、人間社会はどうだった?」って、本来の目的を聞く俺。 忘れる所だった。
「時間がなかったんで、ゲール四天王にいわれたものは用意しったっす。」といって、ダニーが俺に地図やら、書類などを渡してきた。
「さすが、ゲールだな。 これあれば、最低限は大丈夫だ。」といって、リンにも見せた。
「ああ、いけるな」
「あと、精霊の塔なんっすが、あれ精霊がいるわけじゃないっす。
何階建てかはしらないっすが、魔物はでるっすけど、ダンジョンと同じで魔石化するんすよね。
魔石は、ダンジョンよりかなり小さいのであまり値打ちはないっす。
ダンジョンと違うのが、精神ダメージのみで死なないって事ぐらいっす。
10階事のエリアボスを倒すと、精霊石がもらえて、簡単にいうと魔鉱石のもろい版ですわ。
火、風、水、土の塔にわかれていて、その属性が付与された武器が作れるんすが、永遠に使えるわけじゃなく、壊れるんすが、階層が上なほど武器の強度がますって感じっすかね。
人間が作る武器よりは少しは強度があるんで、精霊石はもちろん、精霊石で作られた武器で有名な人が作った武器ほど高値で取引されてます。
精霊石で作った武器は、魔力登録があるわけでもないんで誰でも使えます。」と説明していくれるダニーだった。
「へぇー、だから、各国がそこの覇権をあらそってんだな」って俺は、報告書を読みながら聞いた。
「みたいっすね。 俺もよくわかんないっすが、一番最初に制覇した国がその塔を所有する事になってるみたいっす。」ってダニー。
「あとは行ってみてだな。」
「シリル、こいつ魔界につれてけ。 んで、お前は一週間後にここな。」
「俺も、やっぱつきあわないとだめなのか?」って未だに駄々をこねるシリル。
「俺だって嫌なんだよ。 つきあえ。 模擬戦やってやるからよ。」
「なら、わかったぞ。 んじゃ、ダニーいくぞ」といって、ダニーを一度魔界につれていくシリル。
なんせ、ダニーは既に疲労困憊だったため、このまま人間社会にいさせるのは酷だろうという判断した。
シリルもそう思ってたみたいだしな。
あとはシリルが、一週間を魔界軸で考えなきゃいいがな。
「生きてる よかったー」といい起き上がり、デザートを食べてるシリルに頭をさげて「魔王様、俺、ダニーっていいます。」というのである。
「いやぁー、魔の森の魔物から逃げるの必死でしたわ。」と頭をかきながら言うダニー。
「うん、お前弱いぞ。」というシリルだ。
「当たり前っすよ。 おれ、鍛冶見習いっすから」っていうダニー。 非戦闘職だったようだ。
そんな会話を聞いてた俺。
「シリル、チェンジだな。」
「うん、ゲールから連絡あったぞ。 まともな後任がみつかるまで待ってくださいっていってたぞ。」
「なかなかいねーもんな、カールやゲールみたいなやつは。」って俺はついつい言ってしまう。
「ああ、いないな」と同意するリン。
魔族は擬態できるし、長期で人界に滞在させるにはちょうどいいんだが、まぁ適任者って滅多にいないみたいだ。
「んで、人間社会はどうだった?」って、本来の目的を聞く俺。 忘れる所だった。
「時間がなかったんで、ゲール四天王にいわれたものは用意しったっす。」といって、ダニーが俺に地図やら、書類などを渡してきた。
「さすが、ゲールだな。 これあれば、最低限は大丈夫だ。」といって、リンにも見せた。
「ああ、いけるな」
「あと、精霊の塔なんっすが、あれ精霊がいるわけじゃないっす。
何階建てかはしらないっすが、魔物はでるっすけど、ダンジョンと同じで魔石化するんすよね。
魔石は、ダンジョンよりかなり小さいのであまり値打ちはないっす。
ダンジョンと違うのが、精神ダメージのみで死なないって事ぐらいっす。
10階事のエリアボスを倒すと、精霊石がもらえて、簡単にいうと魔鉱石のもろい版ですわ。
火、風、水、土の塔にわかれていて、その属性が付与された武器が作れるんすが、永遠に使えるわけじゃなく、壊れるんすが、階層が上なほど武器の強度がますって感じっすかね。
人間が作る武器よりは少しは強度があるんで、精霊石はもちろん、精霊石で作られた武器で有名な人が作った武器ほど高値で取引されてます。
精霊石で作った武器は、魔力登録があるわけでもないんで誰でも使えます。」と説明していくれるダニーだった。
「へぇー、だから、各国がそこの覇権をあらそってんだな」って俺は、報告書を読みながら聞いた。
「みたいっすね。 俺もよくわかんないっすが、一番最初に制覇した国がその塔を所有する事になってるみたいっす。」ってダニー。
「あとは行ってみてだな。」
「シリル、こいつ魔界につれてけ。 んで、お前は一週間後にここな。」
「俺も、やっぱつきあわないとだめなのか?」って未だに駄々をこねるシリル。
「俺だって嫌なんだよ。 つきあえ。 模擬戦やってやるからよ。」
「なら、わかったぞ。 んじゃ、ダニーいくぞ」といって、ダニーを一度魔界につれていくシリル。
なんせ、ダニーは既に疲労困憊だったため、このまま人間社会にいさせるのは酷だろうという判断した。
シリルもそう思ってたみたいだしな。
あとはシリルが、一週間を魔界軸で考えなきゃいいがな。
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