【白銀の黒帝:10】臨海国家と精霊の塔

八木恵

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1章:プロローグ

対照的な2人

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シュン達が放置して300年後、ここに相対象的が13歳となっている少年2人がいる。

セドリック・イグニスは、赤髪のショートで中肉で身長は150CMでかつ容姿端麗の上、好青年ともまっら評判だ。
現在、魔道学園の名門の初等学園に通っているが休暇のため帰宅しており、日課である朝の素振りをしている。
「セドリック、なかなか様になっているな。 学園はどうだ?」と声をかけられ、セドリックが振り向くとそこには尊敬する父親がいる。
「父上、はい、学園は大変ですが日々精進しております。」
「イグニス家の嫡男として恥ずかしくないようにな」
「はい」と礼をし、また日課の素振りを始めるセドリック。 
「セドリック、以前伝えたように、今日は茶会の日だ。 セイラ王女も来れれるそうだ。 
 お前に会いにな。 しっかりエスコートしろよ。」というと父親。
「はい、では支度に」といって日課をやめて足早にでていくのであった。

◇◇◇
一方、ここはとある商会の館にある奉公人の部屋。
服の乱れた男女が絡みあっている。 
「デューク、あん、もっと、はげしく」という女。
「奥様もすきだね」といって激しく男が腰をふると「あ、あーーーん、いい、あぁーーん」とあえぐ女だ。
「はぁはぁ、旦那様にきこえるよ」耳元でささやくデュークは、彼女の唇を自分の唇でふさぎ舌をからめながらまた激しく腰をふり、部屋にはパンパンって音が響くのであった。 

それから10分後、満足した奥様は、着替えてる。 
「お駄賃は?」っていうデューク。
「そうね、今日は銀貨1枚ね」といって渡すのだった。 
 それを受け取り、「どうも」というと、奥様がにっこり笑い「あとで配達をたのみたいの。」というと、デュークは「へーい」と答えるのだった。

奥様が去り、もらった銀貨を眺めてるデューク。
「いつになったら自由になんだろな。外でてみたいなー」と愚痴る。 

彼の容姿は端麗で、髪毛の色は銀髪だがオッドアイで左が碧眼で右が紺色である。 オッドアイは、ここでは忌み子とされ常に前髪で碧眼側を隠している 身長は150CM。 
9歳のころに人身売買で孤児院からこの商店にかわれた。 
奉公が表向きだったが、12歳になった時ここの侍女の女達に最初はむりやり襲われた。 
そこから毎晩のように違う女が求めてきた。 
嫌がるとお金をくれはじめた。 今ではここ奥様もお金をくれる。 配達先もにもいる。 
さっき頼まれた先だ。 ただ、こうして自分の身体をうってお金を稼ぎ、金貨100Gを店に支払えば市民になれるため日々お金をためている。

市民扱いでないと、街の外にも、義務教育とされている学園にも通う事はできない。 
だから俺が使える魔法は簡単な生活魔法だけだ。  
日々自由になった時の事にそなえて、自己流で剣術や体術を練習し生活魔法を使い日々魔力不足になる生活は繰り返していた。 自由になったら冒険者になりたいからだ。

配達先には、軍の施設や、貴族の所もある。 
そこで、訓練している人を見てなんとなくで覚えていった。
そして、ベットの下の床板を外し隠している箱にお金をいれ、また箱をもどし着替えて奉公人の仕事へむかう。
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