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1章:プロローグ
今、なんて言った?
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大魔王、今なん言った? 150年? え?
「嘘だろ!!」と俺は叫びながら、リンと顔を見あって驚いた。 いやいや、そんなはずはない。。
「ちょ、ちょと待て。 確かお前この前、俺らがここに来て50年くらいだとか言ってなかったか?」
そんな、俺の質問に、大魔王は美味しそうに肉をほおばっている。 おい。 どういう事だ!
「我も最近知ったんだ。 向こうの時間が過ぎるのが早いんだ。 馬鹿息子が洗脳されていた日記が見つかってな。 それで、人界と魔界軸の時間軸が違うのを知ったんだ。」
「そうだったのかよ。 リン、また明日この辺りの森の間引きしたら、人界に帰るぞ! 向こうで、1年でもこっちはまだ4か月だ。 向こうの時間軸で半年に1回、長くて1年に1回ここに帰ってくりゃいいしな。」
そう俺はいいながら、ちょっと言い事を思いつき、大魔王のほうをむきながらニヤリ笑う。
「まぁ、別によ、ここの管理放棄してやってもいいしな。 なぁ大魔王!」
そんな俺のいじわるな言葉を聞いて、慌てだす大魔王。
「放棄だけはやめてくれ。 ここの瘴気、魔族には良くないんだ。 そのくせ、氾濫しやすい魔物の巣窟で、定期的に間引かないと瘴気広がってしまう。 今までは、魔王の責務だったんだが、我も結構蝕まれているから討伐できないんだ。」
地面に正座する大魔王。
「報酬も自由もいままで通りにします。 何なら特別手当もだします。 お願いします!」
そして、土下座する大魔王の姿はなんともシュールだった。 俺とリンはそんな大魔王の姿に大爆笑した。
「ははは、仕返しだ。 冗談だ。 任務で決めただろ、次の魔王なり今の魔王が力つけるまでだってな。」
俺の言葉に安心した大魔王は頭をあげて安堵しながら、座っていた席に戻った。
俺とリンは、今、魔界に居る。
魔界の『瘴気の森』という所に拠点を作って、この森に生息している魔物が氾濫しないように定期的な魔物の間引きが俺とリンのここでの任務だ。
「あっち戻っても定期的に間引きに戻ってくんからよ。 もしもの時は、この魔法陣を使って手紙おくれ。」
「魔族はシュンに頭があがらんぞ」って魔法陣を受け取った大魔王がボソッていってるよ。
「お前も、そろそろここに長居できないんだろ? たまに戻ってくるから。」といい、俺は大魔王の帰宅を促すだった。
それから、魔物の間引きを多めにしたシュンとリンだったが、昂揚してしまい1か月ほどセックスしまくり、結局、また、少し間引いてから旅立つことになったのであった。
「嘘だろ!!」と俺は叫びながら、リンと顔を見あって驚いた。 いやいや、そんなはずはない。。
「ちょ、ちょと待て。 確かお前この前、俺らがここに来て50年くらいだとか言ってなかったか?」
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「そうだったのかよ。 リン、また明日この辺りの森の間引きしたら、人界に帰るぞ! 向こうで、1年でもこっちはまだ4か月だ。 向こうの時間軸で半年に1回、長くて1年に1回ここに帰ってくりゃいいしな。」
そう俺はいいながら、ちょっと言い事を思いつき、大魔王のほうをむきながらニヤリ笑う。
「まぁ、別によ、ここの管理放棄してやってもいいしな。 なぁ大魔王!」
そんな俺のいじわるな言葉を聞いて、慌てだす大魔王。
「放棄だけはやめてくれ。 ここの瘴気、魔族には良くないんだ。 そのくせ、氾濫しやすい魔物の巣窟で、定期的に間引かないと瘴気広がってしまう。 今までは、魔王の責務だったんだが、我も結構蝕まれているから討伐できないんだ。」
地面に正座する大魔王。
「報酬も自由もいままで通りにします。 何なら特別手当もだします。 お願いします!」
そして、土下座する大魔王の姿はなんともシュールだった。 俺とリンはそんな大魔王の姿に大爆笑した。
「ははは、仕返しだ。 冗談だ。 任務で決めただろ、次の魔王なり今の魔王が力つけるまでだってな。」
俺の言葉に安心した大魔王は頭をあげて安堵しながら、座っていた席に戻った。
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それから、魔物の間引きを多めにしたシュンとリンだったが、昂揚してしまい1か月ほどセックスしまくり、結局、また、少し間引いてから旅立つことになったのであった。
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