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3章:リストラント王国編

学園の休暇

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リストラント王国の学園に通いつつ、裏ギルドの仕事して4カ月経過。 前期が終わり、1カ月の休みにはいった。

アイサのせいで諜報部隊は拠点を移動。 危機感なさすぎだろ。 
王族には必ず暗部が影でついている。 命の危険やら、生活態度までだ。 
王太子の婚約者のマリアにだってつく。 馬鹿すぎる。

俺とケネスは、今までの情報を整理していた。
「勇者カイトは、剣術、魔法としても、この国の騎士団長を超える戦力。 聖女ユカリは、剣術もそこそこだが、攻撃魔法、回復、付与魔法は、この国の魔法師団長レベル。 しかも浄化魔法も使えると。 
アヒム殿下は、剣術、魔法とも、カイトと同等。 さすが神童だな。
第一王女のキャロルは、防御魔法。 マリアが、回復か。
デイブが、盾役もできて武器はバスターソード。 他に馬鹿女のアイサが、短剣・投げナイフ、索敵か。」ってケネス。

「諜報が、勇者一行にはいるか? ふつう。」って突っ込んでおく。
「はは、しかも、カイトとデイブと寝てるしな。」
「情事の関係図がすごいよな。」
「カイトは、王女、奴隷解放した獣人の侍女ユイ、ユカリ、アイサ、姫騎士、侍女複数。 ユカリは、王太子、カミル殿下、カイト、デイブ、護衛騎士、従者だ。 王太子は、ユカリとマリア。 それでもって、デボラ王妃は、宰相と騎士団長、若い護衛騎士だ。」
勇者同士の関係は周りは知らないが、カイトが寝ている女はみな合意してる。 5Pとかしてるしな。 
そんでもって、ユカリは、王族、カイト、デイブとは1人だが、護衛騎士と従者とは3Pだ。 
「カミル殿下が、国王の子かも怪しいな。」
「たぶんな。」

「まぁ情事の相関図で、揉めないのが不思議だが、目的がエルフの星見の拉致か」って俺。
「ああ、今から1年後に、進攻するみたいだな。 しかも、今の計画じゃ、勇者一行に騎士団と冒険者合わせて2万でいき、その後、戦況をみて兵を増やすみたいだな。」ってケネス。
「全面戦争するつもりかよって言いたいが、よくそんな馬鹿な計画が通るよな。」
「国王が、はっきり言って使い者、いや、幽閉されてるからな。」
「それ知ってるのは、デボラと宰相だけだろ。」
「ああ、前王妃が病床前だ。 前王妃の死もきっとデボラだろう。 まだ、証拠はないがな。」ってケネス。

「卒業後、俺らは魔族領に侵入したほうがいいな。 この休みで、とりあえず、近くまでいって転移魔法陣の設置だな」ってタバコをふかしていう俺。
「ああ、そうなると思って、途中の拠点は既に準備してある。」って地図だしてルートを示す。 ケネスも4か月間、リストラント王国を北上しつつ拠点を作っていた。

まぁ、いってみなきゃ後はわからん。
「そういや、最近の情報で、ユカリが『黒翔隊』ってランクDの冒険者をさがしてるんだと。 男3人組のパーティで、美形らしい。 名前が、ノアール、グリ、ヴォルっていうらしいが、オアゾンで登録後、リステ小国から船でリストラント王国きたが以降足取り不明だ。」

黒翔隊って、ギースの部隊の別名だ。 ヴォル、グリ、まさかな。

「ユカリの事だ、どうせ目見のいいのに目がいってるんだろ。」って言っておいた。
ランクDなら、招集に応じる事を断れる。 足取り不明が1番いいだろう。

「だろうな。 ランクDだし、戦力には乏しいだろ。」っていうケネス。

それから、俺らは、ケネスが作った拠点から、さらに北上して魔族領のところまで行って隠し拠点を作っておいた。
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