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5章:エピローグ

さらば。って強制的に

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俺とリンは王都から戻り、
女神信仰の普及の速さや神獣を悪とみなす動きがあることを話し合う。 
アークや俺が出来ることは神獣達に警告するぐらいだ。 
今後の神獣めぐりの旅の相談をしていると、白髪の金色の瞳の青年 創造神が、大魔王と元竜王もつれてやってきた。

「黒帝、『魔の森』にいて良かったのじゃ。」

俺とアークが話し合っている時に、何が良かったじゃ。 面倒な奴だな。
それに俺の事を黒帝って呼ぶな。 こいつがそういう事を言うって事は何かある。

「ったく、何しにきたんだ?」
「うん、儂も偶に神らしい事をしようと思ってな。 
 っていうかじゃ、ワシが神獣達を造ってじゃぞ。 しかも、結構きにっとるんじゃ。 可愛いしな。
(ごほん) 
 そんなの儂の可愛いい神獣達が殺されるかもしれないとわかったんで、動くことにしたんじゃ!」

おいおい、逆切れ? てか、なにお前そんなににノリノリなんだよ!! いい事は起きないって絶対。

「動くって何する気だ?」
「この前いったじゃろ。 最悪の事態の前に、儂が動くと。 
 じゃからな、神獣達とお前らを竜界に避難させる事にした。 
 竜界に大陸作ったし、あとは連れていくだけじゃ。 
 『魔の森』はごっそり持って行って、ここに同じやつのコピーを置くから、アークの家はここと竜界に存在することになる。」

はぁあああ、何いいだすんだよ。

「「地下忘れんなよー。 絶対だ!!」」俺とアークが口を揃えていう。
「もちろん、んじゃいくよー。」といって眩い光が包みこむ。

この日、人間の住む世界(人界)から一部の神獣をの残して殆ど神獣達が消えたのだが、人間達は気づくことはなかった。 
もともと、人間は共存と言っても、神獣の数も生息している場所も明確には把握していないから、気づく事はできないのであるが。。

◇◇◇
そして、問答無用で、竜界に到着したシュン達、はっきりいって先ほどと光景は変わらない。 
空気が竜界だ。

「到着じゃ。 ついでに、マナ循環のためユグドラシルも作ったのじゃ。 
 黒帝たまに神力と魔力注ぐんじゃよ。。この世界の名は、神獣竜界にかえる。  
 時間軸は、人界と同じにした。 黒帝、お主がここの世界の王じゃ。 よろしくね♪」

言い残して、青年(創造神)はサクッと消えた。

「ふざけんじゃねぇー。 勝手に移動するは、何が、よろしくねじゃ。 ぜってぇー、あいつぶっ殺す!」と俺はキレそうになったが、一番の心配ごとがある。 

「と、その前に、アーク地下!」といって俺とアークは急いで、アーク農場がある地下を見にログハウスへと走っていった。

シュンとアークが慌てて、ログハウスに入った姿を見送る、大魔王と元竜王。

「我、呼ばれた意味あったのか?」と大魔王が残っている元竜王とリンのほうをみるが、みんな、「さぁ?」という顔だ。
 
「。。われ、分った。 きっと、マジキレしたシュンの抑え要員だ。 あん時と同じメンバーだ。」というとリンに、大魔王と元竜王は納得した。 

そして、怒りよりも酒、タバコを心配したシュンの行動にほっとしていた。

こうして創造神の身勝手な行動によりシュン、リンとアークは神獣竜界での生活がはじまる。 
シュンとリンは、人間社会から世界ごと離れ、神獣竜界と魔界を行き来する生活となるのだった。

ちなみに創造神が、移動した『魔の森』は、もともと竜界にあった『深層の森』と融合された。
以前シュンが簡易拠点として作ったログハウスは、魔の森と深層の森の融合の際になくなったのだった。 
その事にシュンはかなり経過してから気づくのだが、あくまでも簡易拠点だったので特にきにしなかった。
なんせ、アークの家の間取りのほうが、簡易拠点よりも落ち着くからだ。
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