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4章:食堂経営編
リンの友達は?
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『武道大会』も終わり、ボブとライラも王都に帰ってから、俺たち迷宮都市での生活は変わらない日々をすごしている。
表では、カフェ、食堂、夜中はダンジョン間引きの生活を続ける。
そんなある日、俺は、ある事が気になり、リンに聞いた。
「リンは友達できたのか?」
「わからない。 サラとリリーとは買い物にいったり、お昼を食べるがそれは友達なのか?」
「俺に聞かれてもな。 正直もわかんねぇー。 なんでリンは友達が欲しいっていったんだ?」
そういや、リンの友達を作るという目的で、迷宮都市に来たはいいが、
俺はリンに何で友達が欲しいと言い出した理由を聞いてなかった。
まぁ、暇だったから、何かしらの目的を作ってやってきたというのがあるが。。
「われは、シュンが、アーク、大魔王や元竜王、白狼、
それにグランやイアン達と楽しそうにしているのを見ていて、
われもいいなって思ったからだ。」
うん?あれ、そう言う事だったのか。
ようやく俺は、リンが友達が欲しいと言い出した理由がわかった。
「そういうのを友達というなら、リンだってその中にいるぞ。
今度アークに聞いてみろ。 アークはリンの友達だ。 それに他のやつらもな。」
だが、リンの表情は、どうも納得しておらず、難しい顔というか、寂しそうな顔をしている。
「シュンの繋がりから、始まった。 われの繋がりはない。」
「俺とリンは一緒だ。 俺の繋がりはリンの繋がりでもある。
それに、無理にリンが付き合う必要はないし、リンがいい奴だと思う奴と付き合えばいい。
リンはアークの所に行くのは嫌か?」
「アークの所は楽しい。 アークはわれの友達でいいのか? シュンはそれでいいのか?」
「ああ もちろんだ。 アークに今度聞いてみろ。」
「うん、われにも友達がいるのかもな。」と嬉しそうな笑顔をするリンだった。
それから、また突起する事もなく、迷宮都市での生活の日々はすぎる。
たまにアーサーがきたり、ポーター君の甥っ子達が週一度顔をだす。
当初、甥っ子たちはお金を支払うといったが、受け取らずタダで食べさせてた。
こうして、魔界に行くために3週間の休業にはいった。
◇◇◇
そしてここは、アークの家。
既に、魔界から戻り、俺は指定席で翼を出しタバコを吹かしながらエールを飲みながら、アークと談笑している。
すると、リンも起きて、俺のほうへくる。 俺は、リンにエールを渡した。
「リン、アークに聞くことあるんだろ?」
「リンなんだ?」とアークがリンを優しく見る。
リンが真剣な顔をして緊張している。
そして、決心したリンは、緊張した声でいう。
「アークはわれの友達か?」
__少しの沈黙が続くと、アークが爆笑する。
「真剣な顔すっからなんだ思って俺も緊張しちゃったよ。
リン、今更なに言い出すのかと思った。
ずっと前から友達だし、それに妹でもあり娘だと思っている」といって、
アークはリンの頭を撫を優しくなでる。
すると、俺が今までみた事もない笑顔になるリン。
「なんだ、われにも友達いたんだ!」と喜んだ。
「な、言った通りだろ。 ってか凄い笑顔だったな。」って俺。
「ああ、いいもん見せてもらったぜ」と、優しい笑顔のアーク。
「「我(わし)もリンの友達だ(じゃ)」」といって現れた大魔王と元竜王。
「本当か! われ、友達いるぞ シュン」と笑顔でいうリンがいた。
「良かったな リン」と、俺はリンの頭を珍しく撫でた。 リンも嬉しそうだった。
こうして、俺は無事、当初の目的であったリンの友達作りを達成する。
ってか、達成していたらしい。。
表では、カフェ、食堂、夜中はダンジョン間引きの生活を続ける。
そんなある日、俺は、ある事が気になり、リンに聞いた。
「リンは友達できたのか?」
「わからない。 サラとリリーとは買い物にいったり、お昼を食べるがそれは友達なのか?」
「俺に聞かれてもな。 正直もわかんねぇー。 なんでリンは友達が欲しいっていったんだ?」
そういや、リンの友達を作るという目的で、迷宮都市に来たはいいが、
俺はリンに何で友達が欲しいと言い出した理由を聞いてなかった。
まぁ、暇だったから、何かしらの目的を作ってやってきたというのがあるが。。
「われは、シュンが、アーク、大魔王や元竜王、白狼、
それにグランやイアン達と楽しそうにしているのを見ていて、
われもいいなって思ったからだ。」
うん?あれ、そう言う事だったのか。
ようやく俺は、リンが友達が欲しいと言い出した理由がわかった。
「そういうのを友達というなら、リンだってその中にいるぞ。
今度アークに聞いてみろ。 アークはリンの友達だ。 それに他のやつらもな。」
だが、リンの表情は、どうも納得しておらず、難しい顔というか、寂しそうな顔をしている。
「シュンの繋がりから、始まった。 われの繋がりはない。」
「俺とリンは一緒だ。 俺の繋がりはリンの繋がりでもある。
それに、無理にリンが付き合う必要はないし、リンがいい奴だと思う奴と付き合えばいい。
リンはアークの所に行くのは嫌か?」
「アークの所は楽しい。 アークはわれの友達でいいのか? シュンはそれでいいのか?」
「ああ もちろんだ。 アークに今度聞いてみろ。」
「うん、われにも友達がいるのかもな。」と嬉しそうな笑顔をするリンだった。
それから、また突起する事もなく、迷宮都市での生活の日々はすぎる。
たまにアーサーがきたり、ポーター君の甥っ子達が週一度顔をだす。
当初、甥っ子たちはお金を支払うといったが、受け取らずタダで食べさせてた。
こうして、魔界に行くために3週間の休業にはいった。
◇◇◇
そしてここは、アークの家。
既に、魔界から戻り、俺は指定席で翼を出しタバコを吹かしながらエールを飲みながら、アークと談笑している。
すると、リンも起きて、俺のほうへくる。 俺は、リンにエールを渡した。
「リン、アークに聞くことあるんだろ?」
「リンなんだ?」とアークがリンを優しく見る。
リンが真剣な顔をして緊張している。
そして、決心したリンは、緊張した声でいう。
「アークはわれの友達か?」
__少しの沈黙が続くと、アークが爆笑する。
「真剣な顔すっからなんだ思って俺も緊張しちゃったよ。
リン、今更なに言い出すのかと思った。
ずっと前から友達だし、それに妹でもあり娘だと思っている」といって、
アークはリンの頭を撫を優しくなでる。
すると、俺が今までみた事もない笑顔になるリン。
「なんだ、われにも友達いたんだ!」と喜んだ。
「な、言った通りだろ。 ってか凄い笑顔だったな。」って俺。
「ああ、いいもん見せてもらったぜ」と、優しい笑顔のアーク。
「「我(わし)もリンの友達だ(じゃ)」」といって現れた大魔王と元竜王。
「本当か! われ、友達いるぞ シュン」と笑顔でいうリンがいた。
「良かったな リン」と、俺はリンの頭を珍しく撫でた。 リンも嬉しそうだった。
こうして、俺は無事、当初の目的であったリンの友達作りを達成する。
ってか、達成していたらしい。。
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