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2章:邪神さがし

自己紹介の後は。

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「なぜ、シュンさん達は我々にここに住めという事に? 従業員というのはわかりますが」ってベリアルだ。

なかなか話がわかる奴っていうか、人外しかいない中で貴重な常識人かもしれないな。

「この世界ってか、学園に行けばわかんだけど、この国は勇者召喚してぇーんだ。
そんで、人間社会の構造として身分制度が激しい。 俺らのいる世界よりも差がひでぇー。 
そんでもって、俺らはこの世界からみたら異物だ。 特にジョシュアは、利用される可能性が高い。 
ベリアルも学園でずっと一緒にいられねぇーだろ。」って俺がタバコに火をつけて一服しながら言った
「従者といっても、寮の中だけですから。 確かに、ジョシュア様がもし合格してたら何をしでかすか心配しています」ってベリアルだ。
「そう、そこでだ、シリルが学生として一緒にいりゃ、何とかなんし、いざって時はここに転移して逃げられるだろ」
「確かにその通りですね。 私も下界の調査はしますが、長い間、同じ所に住んだこともありませんので」
「だろ。 俺らもあんま人間社会とは深く関わった事ねぇーが、それでもお前らよりは経験はあんだ」
「俺、これで5度めだぞ、学生すんの」って嘆いてるシリルだ。 わかるがお前は学生要因なんだよ。
「そんなに楽しいのか?」ってジョシュアだ。 行った事無い奴はそう思うよな。
「逆だぞ。 つまらないぞ」
「そうなのか。 でも、女とかいるんだろ?」
「うん、いるぞ。 まぁ、いってみればわかるぞ」
「うん、楽しみなんだ」ってジョシュアの奴だ。 俺には悪いがその気持ちは一切わからねぇ。


「さっきの女性連れ込み禁止だけど、各部屋はいいってどういう意味なんだ?」ってジョシュア。
「大人の世界の話です。」ってベリアルが咳払いしていってるよ。
「どういう意味なんだ。 俺はお前より年上だ」って拗ねてるよ。
「性教育してねぇーのか?」って俺がつっこんでおいた。
「ジョシュア様が恋愛というものをしたいといいだしまして」って困った顔しているベリアル。
「恋愛なんて、俺したことねぇー」って俺。
「うん、俺もしたことないからわからないぞ」ってシリルだ。 ってお前、その前に女に興味ねぇーじゃねーかよって心のか中で突っ込んでおいた。
「シュンさんとリンさんは恋愛して結婚したんじゃないのか?」ってジョシュアに聞かれた。
「いや、してないぞ」って俺。
「ああ、恋愛はしてないな」ってリンもだ。 俺ら、そういう感情欠落してるしな。
「じゃぁどうやって結婚しだんだ?」
「人間社会にいた時の暗殺任務で、無臭のリンに出会って、おもしれぇーから連れてかえって、おれの素顔みても抱き着いてこねぇーから、そのまま暮らしてだな、んでぇ、半年ぐれぇーたったとき任務で魔力枯渇して、リンみたら魔力もらえそーって思って、んで、リンとセックスしたら魔力もらえて、んじゃぁ一緒にいるって事で結婚した」って俺簡単にリンとの出会いから説明した。
「ああ、その通りだ。 恋愛はないな」ってリン。 

「女に触れるには、恋愛ってのをしないといけないんじゃないのか?」って聞かれた。
「俺は女きれぇーだから、わからねぇーし、リン以外は触れねぇーし、臭いから無理だ」って俺に聞かれても困る話題だな。
「宿屋の女将がいっていたのと違うのか。 だんだんわからないんだ」
「だから、一度、娼婦に行きましょうっていってるじゃないですか」ってベリアルだ。
娼婦に行くのが手っ取り早いし、俺らの任務も完了で撤退できるしな。
「いやだ。 一晩だけとかが嫌なんだ」ってジョシュアが嫌がっている。
なるほど、そういう事か。
「シリル、お前が性教育してやれぇよ」って俺。
「おれ、面倒だぞ」
「シリルは、童貞だよな?」ってジョシュア。 
「ははは、シリルはちげぇーよ。 ただ、シリルは淡泊で、滅多にセックスしねぇーだけだ。」って俺が笑いながら言った。
「面倒なんだぞ。 毎回複数なんだぞ」ってシリルの奴、不貞腐れてる。
「どういう意味なんだ?」というと、ベリアルが「ジョシュア様にはまだ理解できない内容かと。 でも、さすが魔族に愛されてる魔王様ですね」と苦笑いしてるし。

「でもよぉ、女に慣れとかねぇーと、学園行ったとき大変だぞ」って俺。
「ええ、それは言っているんですがね」
「谷底にいけばシリルも発情する」ってリン。
「あそこがあったな」とニヤリとシリルを見ると、「わかったぞ。 大魔王に連絡して用意してもらうぞ」って諦めたな。
「どういう事でしょうか?」ってベリアルだ。
「ようは相手が娼婦じゃなくて、一晩だけじゃねぇーっていう、魔族的性教育だ」
「そんな事が可能なんでしょうか?」
「うん、大丈夫だぞ。 ジョシュアはうけるのかだぞ」
「学園に行く前にうけたほうがいいのか?」ってジョシュアがシリルに聞いてる。
「受けておいたほうが、女と普通に話せるようになるぞ」
「おお、受けてみたいんだ」
「合格発表が2週間後だったな。 んで、その2週間後には入学式ってことは」って俺が学園の資料みながら言うと、「明日からって事かだぞ」って聞いたきたシリル。「ご名答」って言っておいた。

その日の夜は、俺がハンバーグを作り、ジョシュアも絶賛してた。 
目的は、シリルの機嫌よくするためだったがな。

ちなみに、ジョシュアの部屋は、シリルの隣の部屋で、ベリアルが応接櫃の隣の部屋に案内した。
ジョシュアは、独り部屋によろこびその日は就寝するのだった。
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