84 / 85
外伝 皇太子候補:学園編
卒業式
しおりを挟む
それから、ようやく卒業式の日だ。
お袋は無事女の子出産して名前はジュリ。 20歳はなれた妹だ。
そして、魔大陸に移住してきた。 それと同時にオヤジは結婚宣言した。 簡単な祝いの席にはセフレたちもきてるし、なんだかなって感じだった。 そうそう、シリルさんも来てくれた。 久しぶりに模擬戦してもらったけど、はい惨敗です。 ちびっとは強くなったなって言われたけど。
卒業式はちょっと小恥ずかしい。 なんせ、狸ジジイはいるし、オヤジにお袋、そしてジュリもいる。 俺は赤の他人のふりだ。
「卒業生諸君、卒業おめでとう。 我々魔族の寿命は長い。 力が全てだ。 だからこそ、これからが本当の自分の人生だ。 自由にそして楽しく生きろ」ってオヤジの訓示。 それでいいのかよ。
「それでは、卒業証書授与にはいります」って司会。
名前よばれて、壇上にあがって学園長から一言言葉をもらう。 ながったらしい。
「ダミデル・ドラーティオ、あらため、ダミデル・バルフェット 総合成績2位」っていう。うん?どういう事だ。
壇上で、卒業証書もらってる。
「シャルロッテ・バルフェット 総合成績3位」って清楚系女子。 婿養子になったのか? 俺さっぱりわからん。
それから次々名前よばれていく。 俺呼ばれないんだけど。。
「ギース・ドーティ、 本学年主席、そして歴代最高得点」って呼ばれた。 ったく最後ってどいう事だよ。
壇上にあがって学園長から、卒業証書もらおうとしたら、狸ジジイだよ。
「ギース、おめでとうじゃ」って狸ジジイ。
「へいへい、どうも」って言っておいた。
「皆の者、せっかくだ、ここで発表する。 俺の息子のギースベルト・ドラーティオだ」ってオヤジ。
はぁ~、聞いてないぞ。
「おい、どういう事だ!」って回し蹴りかましたけどよけられた。
「ジュリ、お兄ちゃんたら元気なんだから」ってジュリ抱っこしてるお袋だよ。
「落ち着け、ギース。 どうせお前の事だから逃げるとおもってじゃな」って狸ジジイ。
「皆の者、こんな奴だが、一応皇太子だ。 よろしくな」ってオヤジ。
「だから、きいてねぇー!」って叫んでおいた。
「えーと、卒業生代表、皇太子殿下ギースベルト様」って学園長。 それも聞いてねぇー。
ちゃっちゃと終わらせてやる。
「とりあえず、魔族は実力主義ってことで、ほとんど学園通う事なく卒業できた。 3年間どうもでした」っていって、壇上おりて、そそくさと会場でて転移してやった。
一方、ギースのいなくなった卒業式の会場。
「なんで、デル君が皇太子じゃないのよ」ってわめくアリアがいた。 彼女は留年決定で、卒業式にいないはずなのだがいるのである。
「アリア嬢、僕の事を愛称でよんでほしくないと何度いったらわかる。 僕はね、シャルの家に婿養子ではいる事にしたんだ。 なんせ、ギース相手じゃ、僕は役不足だしね。 それに、皇太子じゃなくてもシャルはいいっていってくれたんだ」っていうダミデル。
「あの陛下の結婚発表で、魔皇帝様とギースが似ているって事に気づいた時に、私たちはなしあったのよ」ってシャル。
「バッシュとお幸せに」っているシャルであった。
「さ、アリア。 僕と一緒の人生を」ってバッシュ。
「いやよ、あなた3男なんでしょ。 なんの地位もないじゃない」って喚くアリア。
「あはは、地位がそんなにだったんだね。 やっぱり。 魔族は力が全てだ。 俺は騎士団員どまりだろうな。 なんせ、次期騎士団長候補は、数倍も強いしね。 じゃぁね、アリア」といって立ち去るバッシュ。
そして、卒業式の会場には一人のこるアリアのみとなるのだった。
Side:アリア
すべてがおかしい。 私は前世の記憶をもって生まれて、この世界は「魔族の皇太子と私」っていう漫画の話だったはず。 主人公はアリアで、皇太子はダミデル。 婚約者のシャルロッテが私をいじめる悪役令嬢。
ダミデルは幼少のころ両親を処刑されていて、現魔皇帝を恨んでいる。 そして、いつかはまた貴族社会を復活するのよ。 彼は孤独で、私が孤独をいやしてあげて、徐々に心を開いていくはずだったのに。 あの合宿まではストーリとおなじ展開で、あの時キスするはずが邪魔された。 しかもR18指定の漫画だから、あの後そのままセックスするのに邪魔されたせいよ。 それでも、いい感じに進んでたのに。。 媚薬入りのお菓子たべたら私にメロメロになるはずが、少量なのになぜかバレた。 もうなんなのよ。 そして何この卒業式。 ギースが本当は皇太子。
全然ストーリーと違う。 ギースなんて登場してなかったから、かっこいいけどモブだと思ったのに。。
もう、どうしよう。
「君、いい加減に帰りなさい」って1人講堂にいると学園長が声かけてきた。
「すみません。 いろいろとショックで。。」
「さらにショックな事をいう事になるけど、君はあまりにも実力がないから、来期からは別の学園に編入してくれ。 ご両親には伝えてあるから」って資料を渡された。
私は、強制的に転校する事になった。 ここが現実だって思い知る事になったわ。
お袋は無事女の子出産して名前はジュリ。 20歳はなれた妹だ。
そして、魔大陸に移住してきた。 それと同時にオヤジは結婚宣言した。 簡単な祝いの席にはセフレたちもきてるし、なんだかなって感じだった。 そうそう、シリルさんも来てくれた。 久しぶりに模擬戦してもらったけど、はい惨敗です。 ちびっとは強くなったなって言われたけど。
卒業式はちょっと小恥ずかしい。 なんせ、狸ジジイはいるし、オヤジにお袋、そしてジュリもいる。 俺は赤の他人のふりだ。
「卒業生諸君、卒業おめでとう。 我々魔族の寿命は長い。 力が全てだ。 だからこそ、これからが本当の自分の人生だ。 自由にそして楽しく生きろ」ってオヤジの訓示。 それでいいのかよ。
「それでは、卒業証書授与にはいります」って司会。
名前よばれて、壇上にあがって学園長から一言言葉をもらう。 ながったらしい。
「ダミデル・ドラーティオ、あらため、ダミデル・バルフェット 総合成績2位」っていう。うん?どういう事だ。
壇上で、卒業証書もらってる。
「シャルロッテ・バルフェット 総合成績3位」って清楚系女子。 婿養子になったのか? 俺さっぱりわからん。
それから次々名前よばれていく。 俺呼ばれないんだけど。。
「ギース・ドーティ、 本学年主席、そして歴代最高得点」って呼ばれた。 ったく最後ってどいう事だよ。
壇上にあがって学園長から、卒業証書もらおうとしたら、狸ジジイだよ。
「ギース、おめでとうじゃ」って狸ジジイ。
「へいへい、どうも」って言っておいた。
「皆の者、せっかくだ、ここで発表する。 俺の息子のギースベルト・ドラーティオだ」ってオヤジ。
はぁ~、聞いてないぞ。
「おい、どういう事だ!」って回し蹴りかましたけどよけられた。
「ジュリ、お兄ちゃんたら元気なんだから」ってジュリ抱っこしてるお袋だよ。
「落ち着け、ギース。 どうせお前の事だから逃げるとおもってじゃな」って狸ジジイ。
「皆の者、こんな奴だが、一応皇太子だ。 よろしくな」ってオヤジ。
「だから、きいてねぇー!」って叫んでおいた。
「えーと、卒業生代表、皇太子殿下ギースベルト様」って学園長。 それも聞いてねぇー。
ちゃっちゃと終わらせてやる。
「とりあえず、魔族は実力主義ってことで、ほとんど学園通う事なく卒業できた。 3年間どうもでした」っていって、壇上おりて、そそくさと会場でて転移してやった。
一方、ギースのいなくなった卒業式の会場。
「なんで、デル君が皇太子じゃないのよ」ってわめくアリアがいた。 彼女は留年決定で、卒業式にいないはずなのだがいるのである。
「アリア嬢、僕の事を愛称でよんでほしくないと何度いったらわかる。 僕はね、シャルの家に婿養子ではいる事にしたんだ。 なんせ、ギース相手じゃ、僕は役不足だしね。 それに、皇太子じゃなくてもシャルはいいっていってくれたんだ」っていうダミデル。
「あの陛下の結婚発表で、魔皇帝様とギースが似ているって事に気づいた時に、私たちはなしあったのよ」ってシャル。
「バッシュとお幸せに」っているシャルであった。
「さ、アリア。 僕と一緒の人生を」ってバッシュ。
「いやよ、あなた3男なんでしょ。 なんの地位もないじゃない」って喚くアリア。
「あはは、地位がそんなにだったんだね。 やっぱり。 魔族は力が全てだ。 俺は騎士団員どまりだろうな。 なんせ、次期騎士団長候補は、数倍も強いしね。 じゃぁね、アリア」といって立ち去るバッシュ。
そして、卒業式の会場には一人のこるアリアのみとなるのだった。
Side:アリア
すべてがおかしい。 私は前世の記憶をもって生まれて、この世界は「魔族の皇太子と私」っていう漫画の話だったはず。 主人公はアリアで、皇太子はダミデル。 婚約者のシャルロッテが私をいじめる悪役令嬢。
ダミデルは幼少のころ両親を処刑されていて、現魔皇帝を恨んでいる。 そして、いつかはまた貴族社会を復活するのよ。 彼は孤独で、私が孤独をいやしてあげて、徐々に心を開いていくはずだったのに。 あの合宿まではストーリとおなじ展開で、あの時キスするはずが邪魔された。 しかもR18指定の漫画だから、あの後そのままセックスするのに邪魔されたせいよ。 それでも、いい感じに進んでたのに。。 媚薬入りのお菓子たべたら私にメロメロになるはずが、少量なのになぜかバレた。 もうなんなのよ。 そして何この卒業式。 ギースが本当は皇太子。
全然ストーリーと違う。 ギースなんて登場してなかったから、かっこいいけどモブだと思ったのに。。
もう、どうしよう。
「君、いい加減に帰りなさい」って1人講堂にいると学園長が声かけてきた。
「すみません。 いろいろとショックで。。」
「さらにショックな事をいう事になるけど、君はあまりにも実力がないから、来期からは別の学園に編入してくれ。 ご両親には伝えてあるから」って資料を渡された。
私は、強制的に転校する事になった。 ここが現実だって思い知る事になったわ。
0
お気に入りに追加
22
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

死んで生まれ変わったわけですが、神様はちょっとうっかりが過ぎる。
石動なつめ
ファンタジー
売れない音楽家のフィガロ・ヴァイツは、ある日突然弟子に刺されて死んだ。
不幸続きの二十五年の生に幕を下ろしたフィガロだったが、音楽の女神から憐れまれ、新たな人生を与えられる。
――ただし人間ではなく『妖精』としてだが。
「人間だった頃に、親戚に騙されて全財産奪い取られたり、同僚に横領の罪を被せられたり、拾って面倒を見ていた弟子に刺されて死んじゃったりしたからね、この子」
「え、ひど……」
そんな人生を歩んできたフィガロが転生した事で、世の中にちょっとした変化が起こる。
これはそんな変化の中にいる人々の物語。
※小説家になろう様にも投稿しています。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
私の入る余地なんてないことはわかってる。だけど……。
さくしゃ
恋愛
キャロルは知っていた。
許嫁であるリオンと、親友のサンが互いを想い合っていることを。
幼い頃からずっと想ってきたリオン、失いたくない大切な親友であるサン。キャロルは苦悩の末に、リオンへの想いを封じ、身を引くと決めていた——はずだった。
(ああ、もう、)
やり過ごせると思ってた。でも、そんなことを言われたら。
(ずるいよ……)
リオンはサンのことだけを見ていると思っていた。けれど——違った。
こんな私なんかのことを。
友情と恋情の狭間で揺れ動くキャロル、リオン、サンの想い。
彼らが最後に選ぶ答えとは——?
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

念動力ON!〜スキル授与の列に並び直したらスキル2個貰えた〜
ばふぉりん
ファンタジー
こんなスキルあったらなぁ〜?
あれ?このスキルって・・・えい〜できた
スキル授与の列で一つのスキルをもらったけど、列はまだ長いのでさいしょのすきるで後方の列に並び直したらそのまま・・・もう一個もらっちゃったよ。
いいの?

巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!
あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!?
資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。
そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。
どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。
「私、ガンバる!」
だったら私は帰してもらえない?ダメ?
聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。
スローライフまでは到達しなかったよ……。
緩いざまああり。
注意
いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる