【白銀の黒帝：21】元皇族らしけど、自由に生きたい

八木恵

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外伝　皇太子候補：学園編

生徒会の会議にて

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学園の後期もはじまり、ってかまた忘れてオヤジに指摘されて2週間後に学園ってか生徒会の会議にで始めた。

しばらくたったとある生徒会の会議。
午後の実技にでない俺は、コーヒーだけ持参だ。

「来月の2年の合宿だが、先生方からの候補地として北西の砦か北東の森となっている。　通例は、北東の森を選ぶ。」って爽やか君がいっている。
合宿ってなんだよって思いつつ、まぁ北東の森の手前は魔物のレベルとしてD、C、たまにBで無難だ。　北西の砦は、旧反乱郡の拠点で、魔物のレベルはCで奥にいけばBとAがうじゃうじゃいる。
　
「危険度やC～Eクラスの生徒達を考えるとやはり、北東の森が無難かと思いますわ。」って清楚系の女生徒が発言した。
「アリアよくわからないけど、シャルロットさんの発言って選民思想じゃないのぉー」って何故かウザイ女がいう。
「アリアさん、私は生徒の安全を考えた上での発言ですわ」ってちょっと冷ややかにいっている。
「アリア嬢、君は生徒会役員ではないし、バッシュからの要望で参加しているだけで、発言権はないんだ。　ちなみに、僕もシャルの意見に賛成だ。」って爽やか君も合意。
「酷い。　デル君、シャルロットさんがやっぱ婚約者だからかばうんだ。」って涙目でウルウルだ。
「っう、いや庇うとかではないんだ。　公正な意見をいっているだけだ。　それに、アリア嬢、何度も言うが僕のことを愛称で呼ぶのはやめてくれ。」って困りながらもいう爽やか君。
「ダミデル殿下すまなかった。　アリアには俺からまたいっておく。　アリア、今は会議中だしずかにな。」ってマッチョがウザイ女の頭を撫でながらいうと、「ごめんなさい。　バッシュ君」って腕を絡ませてるよ。

何かの寸劇か？　まぁ、俺には関係ないけど。

「話しはもどるが、俺的には、北西に行ってみたかったが、そうなるよな。」ってデレつつ言うマッチョ君。
「北西は飛翔系の魔物が多いと聞く。　混魔族があまり飛行距離がないから、もしもの場合は危険だな。　可能かどうかわからないけど、合宿を2手に分ける事もできるのでは？」ってインテリ君の発言。
「ジャデス先生、過去そういう案はなかったのでしょうか？」って清楚系
「シャルロット嬢の質問の通り過去その案は何度も浮上した。　だが、正直護衛をギルドに依頼するため、北西側の場合人数とランクA以上の人員派遣になるんでな、予算があわないってのが理由だ。」
「確かにそうだ。　予算的にみわない。」ってインテリ君。
「だが、今年は出来なくもない。　なぁあギース」ってニヤニヤ笑いながらジャデスが俺に話しをふってきた。
「合宿ってのがいつか興味なさすぎてしらねぇーが、単独か？」
「相変わらずだな、お前。　単独なわけねぇーだろ。　3日間の合宿で、最低4人～6人だ。　参加は任意だが、単位がもらえるって大体の生徒が参加する。」
「ってなると最大15組か。　冒険者の派遣って、グループ単位じゃなきゃよくて、ようは西のギルドのあいつらと俺とあのバカ女ってことか？」
「あー、そうなりゃ予算内だし、あいつら最低でSランクだしな。」
「ジャデス先生、僕は話しがついていけないのだが、ようは今年は分散すれば予算内で北西の砦と北東の森にいけるいう事でいいのか？」って爽やか君がいい、他も不思議顔だ。

「ああそうだ。　細かい事は合宿になってからのお楽しみだな」ってガハハって笑ってるよジャデス。

ちょっとまてや、俺も合宿ってのに参加かよ！って気づいた時は遅かった。

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