【白銀の黒帝：21】元皇族らしけど、自由に生きたい

3章：セロウノ大陸編

学園2年目に進級した

魔大陸から魔の森へ移動した俺ギースは、魔の森かまたはダンジョン中級マスター戦に日々をすごし、２年生に進級。　というか、中級マスターの黒竜も強すぎる。　まだクリアできない。

進級した船舶科の生徒はみなA組で、皆男子で人数も20名。
俺の席は1番後の窓側で、隣がヴィンスである。
前の席がスコットとバーナードである。　ようは魔道国家出身組は固められたってわけだ。

既に、授業が始まり2週間が経過した。　
最近ヴィンスが机に伏せったまま暗いが気にしていない俺である。　
「ギース、ヴィンスどうしたんだ？」ってスコットに聞かれた。
「さぁ、女にでも振られたんじゃねぇーの」と適当な事をいったら、ヴィンスがガバッと起きた。
「振られるもなにも、女子が1人もいないじゃねぇーか！」ってヴィンスが叫んでる。
その言葉を聞いたバーナードが「船舶科なんだから、しょうがねーじゃん。　1年時の女友達どうしたんだ？」と聞いてくる。
「2人ともな、フレディ教じゃないが、合宿で開花したとかで魔力量がBからSになったとかで、Sクラスに急遽変更らしい。　なんか、噂じゃ王子&フレディ　ハーレムの一員らしいよ　まったく相手もされないよ。」っていうヴィンス。
「Sクラスって、去年20人だったけど、今年40人だもんな。」っていうスコット。

俺としたらへぇーって感じだけど、魔力ってそんなんい増えるものか？　まさかな。

◇◇◇
それから、学園生活はって、俺たち魔道国家組は、船舶化では常に同じグループで、実技で使用する船はことごとく1世代前とか冷遇されたまま。

まぁ、魔法陣書き換えて効率よくしたり勝手にしてやったり、課題はクリアしていった。

面倒だったのは商船の護衛だ。　護衛っていうのは名ばかりで、俺達4人は下働きさせられて1か月くらいだ。　おかげで、戻ってきたときには補習にかつ山ほどの課題。　他のやつらは1週間だったみたいだ。　ヴィンス、スコット、バーナード含めて俺ら4人で必死で課題に対応したけどな。　って俺は余裕だったから、ヴィンス達を手伝った。

そんな日々が続いて、前期のテストをむかえた。