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3章:セロウノ大陸編
学園末の長期休暇
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学年末の長期休暇は、2ヶ月ある。 その間、アウルを雷鳥の所へ返して、俺は最初2週は中級ダンジョンの攻略でとりあえず初回マスター戦で負けて、クソオヤジと狸ジジイに会いにきている。
この半年の調査結果の報告だ。ちょこちょこ報告はしてるけど、話にこいって今朝、オヤジとの模擬戦の時にいわれた。 本当、オヤジのやついつも唐突なんだよ。
ちなみに、この一年で出島の表だった調査はわっている。
「各建物とか調べたけど、魔術研究はやっぱ表だってはねぇーな。 そんで、学園長室に取り付けた盗聴、盗撮つけた結果、報告書にも纏めてあるけどよ、魔術研究所の場所はわかんねぇけど、現在の研究は魔力移植みてぇーだ。」と言ってタバコに火をつけて一服。
「そんな事出来るわけねぇーのにな。 俺も合宿とかよ、軍事船舶科とか断ってよかったわ。 ニワカに研究材料にされてたかもしんねぇー」といってエールを呑む俺。
狸ジジイがものすごく悩ましい顔してる。
「なんか知ってんのか?」ってオヤジ。
「あー、ここ半年、ギースに調査と魔法陣の分類させてたじゃろ、んで種族特定とか、認証系の魔法陣はなバータク博士のチームで改変とかしておったんじゃ。 バータク博士ってのは、混魔族でな最初は魔力量が少なくても起動できるよう効率化を求めて研究しておったんじゃが、いつしか魔力を他人から奪う研究に手をだしてな、ただ未完成のままでバータク博士も亡くなり、それと同時にチームも解散させてな、チームだったものも全て亡くなっておるし、その時の研究資料とか破棄させて未完成の魔法陣は禁忌ファイルに入れて誰も触れらないはずじゃが」という狸ジジイ。
「それっていつの話だ?」ってオヤジが聞いてる。
「300年ぐらい前じゃ。」という狸ジジイ。
「混魔族なら生きてねぇーな。」ってオヤジだ。
そんな会話きいてたら俺、ある事に気づいた。
そういやオヤジって正しい年齢しらないけど200年は生きているっていってたし。
「うん? 西の街のロブとマスターって混魔族じゃねぇーのか?」って聞いた。
「あー、あいつら純魔族だ。 けど、変装してんだ。 奥さんは混魔族でもうなくなってるしな。」ってオヤジ。
まじで、俺はじめて気づいたよ。
「ふーん。 なんでまたそんな事してんだ?」って俺エールのみながら聞いた。
「あいつらも貴族が嫌でな、混魔族に扮してんだ。」って笑いながらエールを飲んでいるオヤジ。
「まぁ、そんな純魔族もおるんでな、貴族制度廃止しようとしてるんじゃがな」って狸ジジイ。 貴族制度の廃止になんでこだわってるんだか。 俺、興味ないから別にいいけど。
「話しはそれたが、デオ、例の隠し場所に禁忌魔法陣のファイルのコピーがある。 持ってきてくれ」って狸ジジイ。
「はぁー、何コピー作ってんだよ」と文句いいながらもどこかに行くオヤジだ。
しばらくしてオヤジがファイルを持ってきて、狸オヤジに渡すと、狸ジジイがファイルを開きながら「これじゃ、これ」といって、魔法陣のコピーを2枚だしてきた。
「ギース、これじゃ」といって俺に見せる狸ジジイ。 へぇ~って俺ちょっと興味津々。
俺はその魔法陣を解析するために、次元ボックスから、召喚やら魔法陣関連の本も積み上げつつ解析はじめた。 エールをのみつつ、タバコをすいつつ、何時間経過したかわからない。
ただ、途中食べ物が運ばれたり、クソオヤジや狸ジジイが出入りしてたのは覚えている。 何日か経過して、俺は床に大の字になって「俺じゃぁー限界だー」と叫んでいた。
「何騒いでんだ。 てかお前、1週間寝てねぇーぞ」ってオヤジ。
「まじ? 身体動かしてぇー」
「模擬戦でもするか?」ってオヤジに言われて、今いる部屋は片付けられると困るから入室禁止にして、4時間ほどオヤジと模擬戦しまくった。
その後、オヤジに寝ろと言われ、俺は客間にいきセフレとセックスしてから寝た。
この半年の調査結果の報告だ。ちょこちょこ報告はしてるけど、話にこいって今朝、オヤジとの模擬戦の時にいわれた。 本当、オヤジのやついつも唐突なんだよ。
ちなみに、この一年で出島の表だった調査はわっている。
「各建物とか調べたけど、魔術研究はやっぱ表だってはねぇーな。 そんで、学園長室に取り付けた盗聴、盗撮つけた結果、報告書にも纏めてあるけどよ、魔術研究所の場所はわかんねぇけど、現在の研究は魔力移植みてぇーだ。」と言ってタバコに火をつけて一服。
「そんな事出来るわけねぇーのにな。 俺も合宿とかよ、軍事船舶科とか断ってよかったわ。 ニワカに研究材料にされてたかもしんねぇー」といってエールを呑む俺。
狸ジジイがものすごく悩ましい顔してる。
「なんか知ってんのか?」ってオヤジ。
「あー、ここ半年、ギースに調査と魔法陣の分類させてたじゃろ、んで種族特定とか、認証系の魔法陣はなバータク博士のチームで改変とかしておったんじゃ。 バータク博士ってのは、混魔族でな最初は魔力量が少なくても起動できるよう効率化を求めて研究しておったんじゃが、いつしか魔力を他人から奪う研究に手をだしてな、ただ未完成のままでバータク博士も亡くなり、それと同時にチームも解散させてな、チームだったものも全て亡くなっておるし、その時の研究資料とか破棄させて未完成の魔法陣は禁忌ファイルに入れて誰も触れらないはずじゃが」という狸ジジイ。
「それっていつの話だ?」ってオヤジが聞いてる。
「300年ぐらい前じゃ。」という狸ジジイ。
「混魔族なら生きてねぇーな。」ってオヤジだ。
そんな会話きいてたら俺、ある事に気づいた。
そういやオヤジって正しい年齢しらないけど200年は生きているっていってたし。
「うん? 西の街のロブとマスターって混魔族じゃねぇーのか?」って聞いた。
「あー、あいつら純魔族だ。 けど、変装してんだ。 奥さんは混魔族でもうなくなってるしな。」ってオヤジ。
まじで、俺はじめて気づいたよ。
「ふーん。 なんでまたそんな事してんだ?」って俺エールのみながら聞いた。
「あいつらも貴族が嫌でな、混魔族に扮してんだ。」って笑いながらエールを飲んでいるオヤジ。
「まぁ、そんな純魔族もおるんでな、貴族制度廃止しようとしてるんじゃがな」って狸ジジイ。 貴族制度の廃止になんでこだわってるんだか。 俺、興味ないから別にいいけど。
「話しはそれたが、デオ、例の隠し場所に禁忌魔法陣のファイルのコピーがある。 持ってきてくれ」って狸ジジイ。
「はぁー、何コピー作ってんだよ」と文句いいながらもどこかに行くオヤジだ。
しばらくしてオヤジがファイルを持ってきて、狸オヤジに渡すと、狸ジジイがファイルを開きながら「これじゃ、これ」といって、魔法陣のコピーを2枚だしてきた。
「ギース、これじゃ」といって俺に見せる狸ジジイ。 へぇ~って俺ちょっと興味津々。
俺はその魔法陣を解析するために、次元ボックスから、召喚やら魔法陣関連の本も積み上げつつ解析はじめた。 エールをのみつつ、タバコをすいつつ、何時間経過したかわからない。
ただ、途中食べ物が運ばれたり、クソオヤジや狸ジジイが出入りしてたのは覚えている。 何日か経過して、俺は床に大の字になって「俺じゃぁー限界だー」と叫んでいた。
「何騒いでんだ。 てかお前、1週間寝てねぇーぞ」ってオヤジ。
「まじ? 身体動かしてぇー」
「模擬戦でもするか?」ってオヤジに言われて、今いる部屋は片付けられると困るから入室禁止にして、4時間ほどオヤジと模擬戦しまくった。
その後、オヤジに寝ろと言われ、俺は客間にいきセフレとセックスしてから寝た。
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