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3章:セロウノ大陸編
来年度の専攻とそして
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行軍以降、Sクラスの評判が良くなっているが、特に俺ギースにとっては関心もなく、対抗戦でさっさと負けて、ようやく侵入調査としてやっと学園長室にシュンさんからもらった盗聴及び盗撮魔道具を設置する事ができた。
ここを抑えれば、あとは情報収集のみだな。
日中、放課後含めて常に誰かがおり、唯一学園長室が空きになる日が対抗戦だけであった。
俺自身、まじこの日を待ちわびた事か。
それから、後期テストも終わり、長期休暇前に2年目からの専攻がきまる。
各生徒フィルに呼ばれて、フィルの部屋へいく。
廊下側の生徒から呼ばれていく。 おわった生徒から帰宅してよい。
リンジー、マリーも呼ばれて希望通り魔法師学科で、来年からはB組らしい。
ヴィンスが戻ってきた。
「俺も希望通りだ。 A組だってよ」といい、俺ギースはフィルの部屋へいく。 もう1人、偉そうなおっさんもいた。
俺が部屋に入って座る。
「彼がギースベルト・グリントです。 バナマン学園長」というフィル。 こいつが学園長か。
「君は確か船舶科希望だったな。」ってバナマン学園症に聞かれた。
「はい、その通りです。」っていう俺。
「君の成績から見てかなり優秀だ。 魔導国家といっても、辺境と聞く。
もし、君が王国のために従軍するというのであれば、今後、君の待遇も上げ軍事船舶科という道もある。
卒業後の士官学校も1年で卒業すれば、中佐という待遇だ。 その時点で、男爵の位も保証しよう。
生活からある程度の財産も優遇するつもりだ。 悪い話しではないがどうかね?」ってなんか偉そうにいってくるバナマン学園長。
俺は目的は潜入調査で、終わりしだいちゃっちゃと自由になりたいんだってんだって心の中で愚痴っておく。
「お断りします。 特に地位も名誉も興味ないですし、財産については生活に困らない程度はあるんで。」といっておいた。
「仕方ない。 では、私は失礼する。」といってさっていくバナマン学園長。 なんか機嫌悪かったし。
「あっさり断ったな。 まぁ、来年も冷遇されんだろ。 船舶科で、来年は2-Aだ」ってフィルに言われて紙を渡された。
「冷遇っていわれても、あんま実感なかったけどな。 まぁ、失礼します」といって退席した俺。
潜入調査が終れば、退学するし、船舶科も結局カルロに言われての専攻だ。 俺として船の操舵を覚えたいとかこれっぽっちもない。
◇◇◇
教室に戻ると、ヴィンスはいなくマリーだけ残っていた。 ヴィンスの奴、先に帰ったのか。
俺も帰るかって思って、帰り支度してる。
「ギース君、専攻どうだった?」って聞かれた。
「あー、希望通りだ。」
「そっか、来年はクラス違うね。」といい、「あのね、相談があるの。」という。
俺は面倒だな。
「俺、用事あるから、聞くだけな。」
「この前の行事の帰りにフレディ様達から、休みの間の2週間別荘地での合宿に誘われたの。
それでね、私、身分的に断れなくて、その友人もって事でギース君も一緒に来てもらえると嬉しいの。ダメ?」とうるうるとした瞳でいう。
きっと、10人中ほとんどが皆彼女の可愛さからお願いをきくだろう。 だが、ここはギース。
「俺、休みの間、実家に帰ったり忙しいしよ、興味ねぇーから別の人誘えよ」って俺は断って、「じゃぁな」といって立ち去ろうとする。
「まって」といい腕を掴もうとするマリー。 もちろん俺、さけるよ。
「俺、あんま触れられんのすきじゃねぇーんだ」と冷たくいう。 そしてあら、なんか驚いた顔してるよマリー。 「ギース君、私たち、友達だよ。 友達だったら、助けあったり、もっと心を開いて。
なんか悩みとかあるなら相談して。 私、ギース君のこともっと知りたいし、私のこと知ってもらいたいの」って言われた。
俺、その言葉にまじ鳥肌もん。 何、いっちゃってんだよ。
「俺 そういうのきれぇーなんだ。 まじ、お前みたいなのタイプじゃねぇし、嫌いだわ。 もう、話しかけんな」と言ってそのまま教室をでた。
まじ、勘弁してくれ。
ここを抑えれば、あとは情報収集のみだな。
日中、放課後含めて常に誰かがおり、唯一学園長室が空きになる日が対抗戦だけであった。
俺自身、まじこの日を待ちわびた事か。
それから、後期テストも終わり、長期休暇前に2年目からの専攻がきまる。
各生徒フィルに呼ばれて、フィルの部屋へいく。
廊下側の生徒から呼ばれていく。 おわった生徒から帰宅してよい。
リンジー、マリーも呼ばれて希望通り魔法師学科で、来年からはB組らしい。
ヴィンスが戻ってきた。
「俺も希望通りだ。 A組だってよ」といい、俺ギースはフィルの部屋へいく。 もう1人、偉そうなおっさんもいた。
俺が部屋に入って座る。
「彼がギースベルト・グリントです。 バナマン学園長」というフィル。 こいつが学園長か。
「君は確か船舶科希望だったな。」ってバナマン学園症に聞かれた。
「はい、その通りです。」っていう俺。
「君の成績から見てかなり優秀だ。 魔導国家といっても、辺境と聞く。
もし、君が王国のために従軍するというのであれば、今後、君の待遇も上げ軍事船舶科という道もある。
卒業後の士官学校も1年で卒業すれば、中佐という待遇だ。 その時点で、男爵の位も保証しよう。
生活からある程度の財産も優遇するつもりだ。 悪い話しではないがどうかね?」ってなんか偉そうにいってくるバナマン学園長。
俺は目的は潜入調査で、終わりしだいちゃっちゃと自由になりたいんだってんだって心の中で愚痴っておく。
「お断りします。 特に地位も名誉も興味ないですし、財産については生活に困らない程度はあるんで。」といっておいた。
「仕方ない。 では、私は失礼する。」といってさっていくバナマン学園長。 なんか機嫌悪かったし。
「あっさり断ったな。 まぁ、来年も冷遇されんだろ。 船舶科で、来年は2-Aだ」ってフィルに言われて紙を渡された。
「冷遇っていわれても、あんま実感なかったけどな。 まぁ、失礼します」といって退席した俺。
潜入調査が終れば、退学するし、船舶科も結局カルロに言われての専攻だ。 俺として船の操舵を覚えたいとかこれっぽっちもない。
◇◇◇
教室に戻ると、ヴィンスはいなくマリーだけ残っていた。 ヴィンスの奴、先に帰ったのか。
俺も帰るかって思って、帰り支度してる。
「ギース君、専攻どうだった?」って聞かれた。
「あー、希望通りだ。」
「そっか、来年はクラス違うね。」といい、「あのね、相談があるの。」という。
俺は面倒だな。
「俺、用事あるから、聞くだけな。」
「この前の行事の帰りにフレディ様達から、休みの間の2週間別荘地での合宿に誘われたの。
それでね、私、身分的に断れなくて、その友人もって事でギース君も一緒に来てもらえると嬉しいの。ダメ?」とうるうるとした瞳でいう。
きっと、10人中ほとんどが皆彼女の可愛さからお願いをきくだろう。 だが、ここはギース。
「俺、休みの間、実家に帰ったり忙しいしよ、興味ねぇーから別の人誘えよ」って俺は断って、「じゃぁな」といって立ち去ろうとする。
「まって」といい腕を掴もうとするマリー。 もちろん俺、さけるよ。
「俺、あんま触れられんのすきじゃねぇーんだ」と冷たくいう。 そしてあら、なんか驚いた顔してるよマリー。 「ギース君、私たち、友達だよ。 友達だったら、助けあったり、もっと心を開いて。
なんか悩みとかあるなら相談して。 私、ギース君のこともっと知りたいし、私のこと知ってもらいたいの」って言われた。
俺、その言葉にまじ鳥肌もん。 何、いっちゃってんだよ。
「俺 そういうのきれぇーなんだ。 まじ、お前みたいなのタイプじゃねぇし、嫌いだわ。 もう、話しかけんな」と言ってそのまま教室をでた。
まじ、勘弁してくれ。
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